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両チーム戦力分析
 
タンパベイ・バッカニアーズ《2003年シーズン戦力分析》
スペシャルチーム編
[文=アメリカンフットボール・マガジン

安定したキックでチームを支えるバッカニアーズKマルティーン・グラマティカ
 総獲得ヤードがリーグ24位と精彩を欠いた昨シーズンのバッカニアーズ・オフェンス陣。このふがいない攻撃陣をレギュラシーズンの間、支えていたのは、言うまでもなくリーグ最強のディフェンスであった。しかし守備陣とともに忘れてはならないのが、地味ながらもリーグトップクラスの活躍を見せたスペシャルチーム。特にキッカーのマルティーン・グラマティカの存在は際立っている。「オートマティック」とその名をもじって「オートマティカ」と称されるほどの彼の正確なキックは、チームにとって貴重な得点源である。昨オフシーズンにバッカニアーズはキッカーとしては異例とも言える7年契約を彼に与えたが、昨季のグラマティカはFG成功数で自己新、リーグトップにも輝く32回をマークし、自らがこの契約に値する選手であることを証明した。また彼はニックネームに表されるキックのコントロールとともに、脚力も一級品である。カンザス州立大時代には、キック・ティーなしで65ヤードのFGを決めた実績があるが、昨シーズンもリーグトップの50ヤード以上のFG成功数5本(確率も5/6)を残し、パワーでもリーグ屈指の力を持つことを実証した。
 パンターのトム・テューパは、パントに専念する9年前までQBとして活動し、プロ通算3430ヤードを投げた実績があり、99年にはパンターでありながら、2TDパスもマークしている。35歳と大ベテランの域に達しつつあるものの、昨年もリーグ6位の平均ヤード数をあげているように、まだまだ衰えは感じさせない。
 リターンに目を向けると、99年にNFL欧州リーグの最優秀攻撃選手に輝いたアーロン・ステッカーが中心のキックオフ・リターンは、1回平均24.1ヤードでリーグ全体4位の素晴らしい成績。DTウォーレン・サップやSジョン・リンチとともに、オレンジ色のユニフォーム時代からバッカニアーズに在籍するカール・ウィリアムズが担当するパントリターンは、1回平均9.8ヤードでリーグ15位と平均的な数字だ。
 総合的に見てバッカニアーズのスペシャルチームはキッカーのグラマティカを筆頭に、リーグトップクラスの能力を持っていると言えるだろう。グラマティカが確実にFGを決め、パントとリターンで優位なフィールドポジションを確保するスペシャルチーム陣の活躍は、オフェンス、ディフェンス双方の安定したプレイの土台となっているのだ。


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