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| 松井選手の記念すべきヤンキースデビュー戦で始球式を務めたバッカニアーズ・ヘッドコーチ ジョン・グルーデン |
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| ヤンキースのジョー・トーレ監督(左から2人目)らと写真に収まる。左端はバッカニアーズGMジョン・マッケイ |
日本時間の2月28日午前3時、日本の野球ファンの多くが、衛星放送のテレビ画面に釘付けになっていたことだろう。メジャーリーグ・ベースボール随一の名門チーム、ニューヨーク・ヤンキースに入団した松井秀喜選手が、ピンストライプのユニフォームを身にまとい、初めてゲームに出場する記念すべき日だった。
現地時間の2月27日、ヤンキースのキャンプ地であるフロリダ州タンパのレジェンズ・フィールドにシンシナティ・レッズを迎え、開催された2003年度オープン戦初戦。テレビに最初に大写しになったのは、始球式のためマウンドに向かう少年のような風貌を持つ男性だった。大半の視聴者は、「はて、誰だろうこの子供は」と思ったのかもしれない。
この男性が誰あろう、今NFLで最も注目を集めるヘッドコーチ、ジョン・グルーデンだ。昨年度のNFL王者タンパベイ・バッカニアーズの指揮官、現在39歳のリーグ最年少ヘッドコーチ、オフェンス戦術の天才、選手の心を掴んで離さないカリスマ、どう見ても少年にしか見えない童顔、それでいてその表情をコロコロと変えるためホラー映画『チャイルドプレイ』のキャラクター(人形)「チャッキー」とあだ名されていること……彼について語ろうと思ってもとうてい語り尽くせないが、とにかく現在アメリカのプロフットボール界で何かと話題になる超有名人なのだ。
ヤンキースのキャンプ地タンパは、当然バッカニアーズにとってもお膝元。そればかりか、レジェンズ・フィールドはバッカニアーズの本拠地スタジアム、レイモンド・ジェイムズ・スタジアムからデイル・メイブリー・ハイウェイという通りを挟んだ向かい側にあるという、いわば「ご近所さん」。その縁と、昨年のチャンピオンチームの指揮官ということで、グルーデンが始球式に招かれたといったところだろう。
彼のことを知っているかどうかは別にして、松井のメジャーリーグ・デビューを観戦しようと眠い目をこすりながらテレビの前に座っていた人々の脳裏に、グルーデンの印象的な風貌は焼き付けられたはず。そのグルーデンが、来る8月2日に開催される『NFL
TOKYO 2003』出場のため、バッカニアーズを率いて来日するのだ。「アメリカンフットボールはあまりよくわからない」という人も、この童顔の名指揮官を観に、東京ドームへ足を運んでみてはいかがだろう。刻一刻と変わるその表情、小柄な身体を目一杯使ってのボディ・ランゲージ、何となく、楽しめそうな気がしませんか? |