Thu, 08/28/2003 2:06 pm UPDATE
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『NFL TOKYO 2003』おもしろトピックス
 
第7回 CBロンデ・バーバーの二刀流計画
第6回 大スター、キーショーンに熱愛の噂
第5回 東京ドームのフィールド素材に注目
第4回 関係が深い来日両チーム
第3回 日本が「ジェッツ指揮官エドワーズ」を生んだ!?
第2回 バッカニアーズの隠し球? もう一人のグルーデン
第1回 選手だけでなく、指揮官も注目のNFL
 
[文=アメリカンフットボール・マガジン

第4回 関係が深い来日両チーム
 
ジェッツにも在籍経験のあるバッカニアーズWRキーション・ジョンソン
 少しNFLに詳しい人なら知ってるだろうけど、今回『NFL TOKYO 2003』で来日するタンパベイ・バッカニアーズとニューヨーク・ジェッツは、とても関係が深い。一番有名なのは、2000年にドラフト1巡指名権2つと交換、という大トレードでジェッツからバッカニアーズに移籍したWRキーショーン・ジョンソンだろう(ちなみにバッカニアーズは、昨年もオークランド・レイダースから1巡指名権2つを含むドラフト権と交換でジョン・グルーデンヘッドコーチを獲得している。ハデなトレード好きなのかも)。ジェッツ時代からあからさまにチーム批判の内容を含んだ自伝を刊行するなど、ひとクセもふたクセもあったキーショーン。昨シーズン序盤も指揮官グルーデンと幾度となく衝突する場面が見られたけど、結果としてその考えを受け入れ、夢のスーパーボウル優勝まで果たせたんだから、まさにハッピーエンドの2002年シーズンだった。
 逆にジェッツのヘッドコーチのハーマン・エドワーズは、2001年にジェッツに来るまで5年間、バッカニアーズでアシスタントコーチとして強力ディフェンスづくりに一役買った人物だ。昨年バッカニアーズ入りしたグルーデンとは直接つながりはないが、それ以外のアシスタントコーチとは、まさに同じ釜の飯を食った戦友同士。遠き異国の地で2003年の最初の試合をプレイするなんて、感慨もひとしおだろう。
 両チームのつながりは、これだけにとどまらない。エドワーズは教え子にあたる古巣バッカニアーズの選手をジェッツに呼び寄せている。CBのドニー・エイブラハムなんかは、ドラフト入団もエドワーズがバッカニアーズ入りしたのと同じ96年。まさに二人三脚で戦い抜いてきた間柄と言えるね。昨年から「恩師」エドワーズ率いるジェッツに移籍して、エドワーズの片腕的な役割も担っている。
 もっと歴史をさかのぼると、今年NFL17年目を迎えるジェッツの大ベテランQB、ヴィニー・テスタヴァーディは、87年にドラフト1巡指名でバッカニアーズ入りした選手。ただ、当然その頃から在籍している選手は今のバッカニアーズには一人もいないし、テスタヴァーディも経験を積んで、「期待はずれ」とタンパのファンからブーイングを浴びていたころの面影はまったくない。昔からの生粋のバッカニアーズファン! って人以外は、本人も含めてそれほど思い入れはないかも。
 ジェッツからも、キーショーンのほかに、Gケリー・ジェンキンズが昨オフシーズン移籍している。移籍したその年にスーパーボウルに優勝したんだから、ジェッツの選手からしたら嬉しいやら悔しいやら、複雑な心境だっただろう。そのジェンキンズと対戦することになるジェッツの守備ラインの面々は、「自分だけ良い思いしやがって!」と、『NFL TOKYO 2003』の舞台でひときわエキサイトするかもしれない。
 フィールド上では敵同士、とは言っても、ひとたびプレイを離れたら、お互い昔から顔なじみの旧友。今回は練習の合間のひとときに、所属チームを越え、連れだって日本の街を楽しむコーチ、選手の姿が見られるかもしれないね。


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