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HOT OFF THE GRIDIRON #102
「ヴァイキングスは今、NFCで注目のチームです。」

ホームゲームで2試合連続負けたミネソタ・ヴァイキングスですが、カロライナ・パンサーズ、ダラス・カウボーイズ、そしてシアトル・シーホークスとともに6勝2敗で、NFCでの驚異のチームとなっています。

テキサス州サンアントニオから来た中古車販売業者のレッド・マコムズ(前NBAスパーズのオーナー)が6年前に、ミネソタ・ヴァイキングスを買ってから3度、チームはNFLシーズンを6勝0敗で進みました。

1998年、WRランディー・モス新人のシーズン、ヴァイキングスはレギュラーシーズンを15勝1敗で終えた後、NFCチャンピオンシップで敗退しました。その年彼らは初戦から7連続勝利を飾り、タンパベイに27対24で負け、そして連続8勝してシーズンを終えました。ミネソタはそうしてNFCチャンピオンシップに進み、ミネアポリスのメトロドームでアトランタ・ファルコンズに30対27で負けてしまいました。ヴァイキングスファンの皆さんはきっとランドール・カニングハムがQBで、レギュラーシーズンで全てのフィールドゴールを成功させていたKゲリー・アンダーソンがFGに失敗し、NFCチャンピオンシップをオーバータイムに導いてしまったことを覚えているでしょう。

2000年にヘッドコーチ、デニス・グリーンのもとで再び、今度はヴァイキングスでのスターターQBとしての初めてのシーズンであった、ダンテ・カルペッパーを擁し、初戦から7連続勝利を飾りました。その後チームは風向きが悪くなり、レギュラーシーズン最後の3試合を連続敗退し、プレイオフでのホーム・フィールド・アドバンテージを失うことになったのです。ニューヨークでのNFCチャンピオンップゲームでヴァイキングスは、そのシーズン最悪の試合を演じることになり、ジャイアンツに41対0で負けました。

そして現在、ヘッドコーチ2年目、前ヴァイキングスTE(1992-1995)のマイク・タイスのもと、ミネソタはNFCでのトップチームの一つになるかに見えます。今年のヴァイキングスと、1998年と2000年の彼らとの違いは何でしょうか?それは、前の2つのヴァイキングスが昨年のレイダースの様に、ピークを迎えたベテランのチームで、それに比べ今年のチームはとても若く、ダイヤモンドの原石の様なチームなのです。1998年と2000年のヴァイキングスは高得点をあげる攻撃型チームで、マイク・タイスがオフェンスラインのコーチでした。


好調ヴァイキングスを率いるヘッドコーチ マイク・タイス
昨年、多くの人が、何故マコムスがヘッドコーチの経験のないタイスを任命したのか疑問に思っていました。そしてたった今2年目にしてタイスは敵のコーチ達、たくさんの選手達の前に毅然と立ちはだかっており、NFL関係者、特に彼のチームの選手達から尊敬の眼差しを浴びています。今シーズン初頭彼はヴァイキングスがもっと身体能力が上がればよいと思っていた時、自らパットを付け、彼らと一緒にフィールドで練習をしたのです。

タイスは素早くオフェンスを、NFLで最も驚異的プレイを決めるWRランディ・モスを中心に整えました。モスはヴァイキングスで一番の高給ですが、もしタイスがヘッドコーチとして成功していたら、モスの様な待遇を受けるべきでした。これまで率直なモスはとても批判されていました。彼が「やりたい時にプレイするだけさ。」と言った後は特に。モスはマーシャル大学の学生時代からずっと、議論の種を蒔き続けてきました。彼はどのプレイも100%の力を出しきらず、怠慢だという点で最も批判の目を浴びています。モスがターゲットレシーバーでない時のプレイのテレビハイライトでは、マウスピースをフェイスマスクから突き出し、フィールドをゆっくりと走っている姿が映し出されていました。ヴァイキングスの試合後のロッカールームでは、モスは大抵ボールを充分に取れなかったとぶつぶつ文句を言っています。2000年の締めくくりのニューヨークでの災難の後、モスは「2度とヴァイキングスでプレイしないかもしれないぞ。」とほのめかしていました。


第9週を終えた時点で、NFL1位に並ぶ9個のTDレシーヴを記録しているWRランディ・モス
今、タイス指揮のヴァイキングスは、モスにボールを渡し持たせることが、彼らの攻撃の成功を決定づけます。私は今シーズン、デトロイトでの試合後モスと話した時、彼が様変わりしている姿に驚きました。モスは素晴らしく大人に成長し、穏やかな口調になり、ヴァイキングスが彼をただプレイメーカーとして必要としているだけでなく、チームリーダーの一人として必要としているのだということを理解していました。マイク・タイスは、ランディ・モスがより穏やかになり、フィールド上でもロッカールームでも、ヴァイキングスのチームリーダーとなる過程に必要な信頼を受けるに足る人物なのです。

ヴァイキングスは、1998年や2000年の様に、シーズン最後のチャンピオンシップで負け、ファンをがっかりさせる様な歴史ばかり作り上げて来たのです。バッファロー・ビルズの様に4回、スーパーボウルで負けました。ヘッドコーチ、バド・グラントの有名な「Purple People Eater defense」は1970年、1974年、1975年、1977年にスーパーボウルで敗退しました。今年ヴァイキングスのファン達は再び盛り上がっていますが、それは今シーズンの可能性に対してだけでなく、来シーズン以降に対しても期待が膨らんでいます。

昨シーズンプロボウルに選ばれた俊足のRBマイケル・ベネットが足の怪我で長い間試合に出場していませんでしたが、先週のグリーンベイ戦からやっと復帰しましたので、ヴァイキングスのオフェンスは更に武器が増えたことになります。マイアミ大学から昨シーズンのドラフトで一位指名されたOTブライアント・マッキーニーはNFLトップのタックルに急速にのし上がりつつあります。


第9週から復帰を果たしたRBマイケル・ベネット
タイスがヘッドコーチに雇われてすぐ、彼は彼の高校時代のコーチ、ジョージ・オレアリーをアシスタントヘッドコーチとディフェンスラインコーチにしました。その移動は大きな疑問でした。オレアリーは前ジョージア工科大学のヘッドコーチで、その後ノートルダム大学のヘッドコーチとして雇われましたが、履歴書上に虚偽がみつかり解雇された事で、公に不評をかっていたからです。疑問が問われていた時タイスは「私はジョージを旧友としてでなく、このチームを助けるべくコーチとして雇ったのです!」と速答しました。今シーズンオレアリーはディフェンス・コーディネイターとして、昨シーズンから課題となっていたディフェンスの立てなおしを図っています。

タイスは、今年のヴァイキングスのディフェンスは1998年と2000年よりも、ずっとフィジカルだと言っています。フリーエージェントのLBクリス・クレイボーン、Sのコーリー・チェイヴァスは、ディフェンスに貴重な戦力追加となっています。チェイヴァスは現在チームメイトであるヴァイキングスのセカンダリー、ブライアン・ラッセルを1つ上回る7インターセプトを決めて、NFLをリードしています。バッカニアーズやラムズ同様ヴァイキングスのディフェンスは、ターンオーバーの記録でNFCをリードしています。タイスが来てからヴァイキングスは上手いドラフトをしています。OTマッキーニー、DTケビン・ウィリアムス、LBのEJヘンダーソン、そしてRBオンタリオ・スミスらは今シーズン活躍をしています。

ミネソタはNFC北地区でパッカーズを2試合リードしています。ヴァイキングスの残りのスケジュールはパッカーズより有利ですので、地区優勝をするでしょう、しかしプレイオフでホーム・フィールド・アドバンテージを獲得するかどうかは3つの大事な試合、11/30のアウェイでのセントルイス戦、12/7のホームでのシアトル戦、そしてヴァイキングスがどれほどのチームかを具現する12/20の対AFCリーダー、カンザスシティ・チーフス戦をどの様に戦うかによります。ヴァイキングスは彼らがタイスが可能性があると思った様に成長するか、そしてプレイオフへの長い道程を進めるかを見るのに大変おもしろいチームです。今年もしだめでも、確実に来シーズンがあるのです!

SEE YOU NEXT TIME!
Bill Marklevits

back number
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