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ヴァイキングスが第6週に、シカゴでベアーズに今季連勝したゲーム後、「ダンテ・カルペッパーがQBで勝ち続けることができるのかい?」と、私はヴァイキングスHCニス・グリーンに聞いてみました。
グリーンの返事には、彼のカレッジ時代のコーチング経験が表れていました。
「私たちはダンテに『フル・スカラーシップ』を与えているのさ。彼は私たちのQBとなる男さ。」
第7週終了時点で、NFLで無敗をキープしている唯一つのチームというのは、経過を見過ごしている人のために言うと、ラムズではなく、ミネソタ・ヴァイキングスなのです。
オフシーズンに、ヴァイキングスのHCデニス・グリーンは、メディア、そして一部の選手たちからも、QBジェフ・ジョージとの再契約をせず、QBランドール・カニンガムを放出したため、厳しい批判の的となりました。
グリーンはマイアミへ飛び、ダン・マリーノをミネソタへ呼び寄せようとしましたが、彼は引退してしまいました。
すると、デニス・グリーンは、これまでNFLで一度もパスを投げたことのなかった2年目のQBダンテ・カルペッパーを今季のスターティングQBにすると発表しました。
多くの人が、彼は無謀だ、ヴァイキングスをNFCプレーオフ候補から遠ざけた、とそのときは考えたものでした。
カルペッパーは、グリーンが自分をスターティングQBにしたことに疑問を投げかける新聞、雑誌を読んでいました。
それが、彼がオフシーズンに一生懸命トレーニングに励むモチベーションになったのです。
カルペッパーは、フロリダにあるクリス・カーターのFASTトレーニングプログラムで、ヴァイキングスのチームメイトのWRランディー・モス、クリス・カーターとともに、オフシーズンのトレーニングを積みました。
彼はそこで、40ydsをつねに4秒5で走れるようになるまでコンディショニングを改善した一方で、彼の最大のターゲットたちと、個人的な事柄まで知るようになったのです。
ヴァイキングスは第7週、ダンテ・カルペッパーが4Qだけで11回投げて8回成功、118yds、2TDをマークし、ビルズを逆転の末、31-27と下しました。
NFLのオフェンシヴコーディネーターのベテラン、シャーマン・ルイスが、ヴァイキングスのプレーコールをしていますが、彼は残り試合時間3分42秒に次のコールをしました。「スピード・ボム・ライト」
これは、カルペッパーが右にロールアウトして、軽く投げるフェイクをしてから、左サイドのランディー・モスへ高いパスを投げるというプレーです。
このプレーは、セイフティーがわずかにフェイクに引っかかり、オープンのモスが決勝のTDパスレシーブをして、完璧にうまくいきました。
NFLのスターティングQBとして初シーズンを迎えるQBダンテ・カルペッパーは、4Qに限っていえば、NFLトップランクのQBです。
彼は55回投げ40回成功、647yds、6TD、そしてインターセプトはわずかに1つで、パッサーレイテイングは140.5にのぼっています。
カルペッパーがゲーム終盤に勝負強いプレーを見せていることで、ヴァイキングスは7-0、NFLで唯一の無敗チームとなっているのです。

デニス・グリーンは、今季でヴァイキングスを率いて9年目で、スティーラーズのビル・カルワーとともに、一つのチームを率いているという点では、最長となっています。
グリーンの素晴らしいところは人物評価で、彼はこれをうまく利用しています。
1998年のNFLドラフトで、ほかの20チームが、ランディー・モスをパスした中で、グリーンはドラフト1巡目指名で彼を指名しました。
モスは現在、NFLで最も価値あるビッグプレーメーカーです。
グリーンは1999年ドラフトのドラフト1巡目指名で、QBダンテ・カルペッパーを指名して再び周囲を驚かせました。
カルペッパーは、セントラル・フロリダ大で4年間プレーし、そのレベルは疑わしい小さな大学を相手に、11,412yds、84TD、42INTを記録しました。
カルペッパーは州のトップハイスクール選手で、フロリダの「ミスター・フットボール」賞を受賞していましたが、主要な大学は彼の学力が低かったこともあり、彼を誘うことはありませんでした。
彼はまた、4年生時の463ydsをはじめ、4年間で1,000yds以上を走りました。
彼は4年生のとき、73.6%の驚異的なパス成功率をマークして、スティーヴ・ヤングが記録して以来、15年間破られていなかったNCAAのシーズン最高パス成功率記録を塗り替えもしました。
しかし、NFLスカウトは、彼がプレーしていたのは小さなカレッジ相手だったからだとして、彼の実力に対して疑問を持っていました。
私が最初にダンテ・カルペッパーに会ったのは、1999年、「QBの年」と呼ばれたドラフト以前、マイアミでのスーパーボウルでした。
私が最初に彼を見たとき、私は彼がQBだとは信じられませんでした。
彼の筋骨隆々とした193cm、102kgの身体は、LB、もしくはTEにさえ見えました。
私が彼と握手をすると、その手は大きくて力強く、私は「カルペッパーというのは大きくてパワフルな男だなぁ」と感じたのを記憶しています。
オフェンシヴコーディネーターのシャーマン・ルイスのプレーコールでは、カルペッパーの仕事は、カルペッパー自身がボールを持って走ったりするのと同様に、ボールをスターRBロバート・スミスもしくは、WRランディー・モス、WRクリス・カーターに託すことです。
2年目のQBは現在では、ゲーム展開が怪しくなってきたときに、チームに勝利をもたらすことのできる価値ある選手、という評判を得ています。
今季、ヴァイキングスは全184得点のうち、73点を4Qにマークし、度々逆転勝ちを決めています。
「私たちは一生懸命プレーし、勉強している。」とカルペッパーは話します。
「それが大きいのです。私たちは質素でいることを覚え、練習に集中するのです。」
ダンテ・カルペッパーは、投げるのと同じように走ることもでき、ジョン・エルウェイよりも大きい21世紀のQBです。
第1週のベアーズ戦では3TDランをマークし、平均ラン獲得ヤードが5ydsを超えるロバート・スミス2に次ぎ、ヴァイキングスのセカンドリーディングラッシャーとなっているように、彼の機動力は、ポケットパスのコンセプトとはまったく無縁なのです。
 
彼はここまで7試合しかプレーしていませんが、彼の大きな骨格と力強さは、彼がノックアウトされてゲームから退くことはないような、信頼の置けるQBのように思えます。
プロボウルのファン投票が始まっていますが、デニス・グリーンは、ラムズQBカート・ワーナーと並ぶ、NFC最多得票候補としてプッシュしています。
グリーンいわく、「ワーナーは、ほかのどのポジションのどの選手よりも、自分のポジションをうまくプレーすることができるが、ダンテは票を伸ばすべきだと思うよ。1.彼はNFLで唯一人負けていないQBである。2.彼はNFLトップレベルのレイティング(99.6)の選手である。3.彼は非常にパス成功率が高い(62.3%)選手である。4.彼は多くのTDパスを投げ(14TD)、平均2TD以上をマークしている選手である。5.彼は驚くべき選手である。」
カルペッパーは、武装強盗団としてマイアミの刑務所にいた未婚のティーンエイジャーから生まれました。
1977年1月、彼が生まれたその次の日には、ダンテは、フロリダ週オケイラに住む当時62歳のエマ・カルペッパーに預けられました。
エマは、ユース更正施設から彼女の生み親の仕事について聞かされていました。
エマは、ダンテを15番目、最後の子どもとして育て上げました。
その15人の中に彼女の子どもは一人としていませんでした。
85歳になったエマは現在、ダンテがプレゼントした新しい家に住んでいます。
ダンテはレシーバーをやりたくて、7年生のときにフットボールを始めました。
練習の最初の週に、QBが彼に投げたボールはオーバースローとなり、そのボールは、30ydsほど転がっていきました。
カルペッパーはこれを追いかけ、ノーバウンドで投げ返したのです。
そのパスを見たコーチはこう言いました。
「キミが私たちのクォーターバックだ!」
対戦チームのディフェンスは、「スパイ」と呼ばれるラインバッカーを配して、ダンテ・カルペッパーを止めようとします。
しかしながら、RBにロバート・スミス、WRにランディー・モス、クリス・カーターというビッグプレーウェポンを揃えるヴァイキングスは、ダンテの強みを最大限利用するために、オフェンスをいろいろと組み合わせることができるのです。
これも、相手チームが彼にLBで鍵をかけようとするかどうか、注意を払うからこそできるのです。
デニス・グリーンがミネソタに雇われていることについて、これ以上言う必要はないでしょう。
実際、オーナーのレッド・マッコムズは、彼に3年間の契約延長を与えました。
ヴァイキングスが今季、1年目QBダンテ・カルペッパーでどこまで勝ち進むのか、疑問は残りますが、ラムズのカート・ワーナーが正しいシステムがあれば、1年目のQBでもスーパーボウルを勝つことができることをすでに証明しています。
現在、ワーナーは指の骨折で4〜6週間欠場しているだけに、ヴァイキングスが非常に重要なNFCプレーオフのホームフィールドアドヴァンテージを掴むことができるでしょう。
ファンはこのことを覚えておいてください。
過去3年間、最後まで無敗をキープしていたチーム(デンヴァーが2度、そして昨季のラムズ)がスーパーボウルを制しているのです。

ヴァイキングスが開幕7連勝をマークしたものの、タンパで連勝がストップしたちょうど2年前と同じように、ヴァイキングスは第9週、タンパで連勝が途切れました。
ヴァイキングスは、今季本来あるべき姿を取り戻したバッカニアーズに41-13と敗れたのです。
カルペッパーはこのゲームで、とうとうルーキーらしいミス--最初の攻撃でのファンブルロストと2つのインターセプト--を犯しました。
「2度とも、ビッグプレーをしてやろうと思っていた。この日はなかったから。その時さ、トラブルが発生してしまったのは。」
結果として、昨季から続いていたヴァイキングスのレギュラーシーズン10連勝が途絶えてしまいました。
これでラムズと並んで7-1となりましたが、ヴァイキングスはダンテ・カルペッパーがチームを1月末、タンパベイに連れて行くものと、大いに期待しているのです。
次回はAFCトップに登り詰めようとしているコルツとレイダースについて、見ていくことにしましょう。
SEE YOU NEXT TIME!
Bill Marklevits
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