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みなさん、ゴールデンウィークを充分満喫しましたか?
ゴールデンウィークの悪いところって2つありますよね。
1つは、年に一度しかないということ。もう一つは、たったの1週間じゃ短すぎるってことです。
まぁ、冗談はさておき、本題に入りましょうか。
先月行われたNFLドラフトも終了して一段落ついたようですので、何が起こったのか、どのチームがドラフトで最も成功したのかを整理して見ていくことにしましょう。
まず最初に、チャージャーズのGMジョン・バトラーについてです。
彼は、みんなが全体1番目指名だろうと疑わなかったアスリートQBマイケル・ヴィックの指名権をファルコンズにトレードし、今回のドラフトで最大の動きを見せました。
HCダン・リーヴスは、ヴィック獲得の機会に大変興奮し、彼を指名するために、3つのドラフト指名権とWRティム・ドワイトを放出しました。
リーヴスがコーチとしてまだ早い時期に、彼はジョン・エルウェイという高評価を受けていたスタンフォード大出身のQBをNFLに連れてきました。
そして、コーチ歴の晩年とも言える今年、リーヴスはマイケル・ヴィックのガイド役となりました。
一方で、ドラフト前に行われたヴィックのエージェントとチャージャーズの契約交渉で、ヴィックのエージェントが1,500万ドル(18億円)のサイニングボーナス(契約金)とともに、最初の3年間のサラリーを保証するよう求めたことで、交渉が不調に終わったとも指摘されています。
過去3年のNFLドラフトでは、全体1番目指名選手はドラフト前にチームとの契約交渉を済ませていました。
チャージャーズは以前、使い物にならなかったQBライアン・リーフに対して、巨額の金額を支払い、痛い目に遭っています。
今回、明らかにチャージャーズはこのミスを繰り返すことを避けようとしました。
NFLのスターティングQBになるまで長い時間を要する若いマイケル・ヴィックを獲得するチャンスをつかむ代わりに、ジョン・バトラーは、ヴィックの指名権をトレードし、4人の堅実な選手を選好しました。
ドラフト上位指名選手に動いたビッグマネー
<2001年NFLドラフト>
指名順位 選手 出身校
#1 ファルコンズ QBマイケル・ヴィック ヴァージニア工科大
#2 カーディナルズ OTレオナルド・デーヴィス テキサス大
#3 ブラウンズ DTジェラルド・ウォーレン フロリダ大
#4 ベンガルズ DEジャスティン・スミス ミズーリ大
#5 チャージャーズ RBラダニアン・トムリンソン テキサスクリスチャン大
#6 ペイトリオッツ DTリチャード・セイモアー ジョージア大
#7 49ers DEアンドレ・カーター カリフォルニア大
#8 ベアーズ WRデヴィッド・テレル ミシガン大
#9 シーホークス WRコーレン・ロビンソン ノースカロライナ大
#10 パッカーズ DEジャマール・レイノルズ フロリダ州立大
☆ヴィックは1,500万ドル近いサイニングボーナスを受け取ることが有力視されています。
<2000年NFLドラフト>
指名順位 選手 サイニングボーナス キャップ
#1 ブラウンズ DEコートニー・ブラウン $10,031,000 $2,475,000
#2 レッドスキンズ LBラヴァー・アーリントン $10,750,000 $1,729,000
#3 レッドスキンズ OTクリス・サミュエルズ $10,000,000 $1,622,000
#4 ベンガルズ WRピーター・ウォーリック $8,470,000 $2,090,000
#5 レイヴンズ RBジャマール・ルイス $6,516,000 $1,878,000
<1999年NFLドラフト>
指名順位 選手 サイニングボーナス キャップ
#1 ブラウンズ QBティム・カウチ $12,250,000 $1,925,000
#2 イーグルス QBドノヴァン・マクナブ $11,300,000 $1,789,000
#3 ベンガルズ QBアキリ・スミス $10,800,000 $1,718,000
#4 コルツ RBエジャリン・ジェームズ $9,500,000 $1,532,000
#5 セインツ RBリッキー・ウィリアムズ $8,843,000 $1,438,000
☆キャップとは、最初の年のサラリーにプラスされて支払われたボーナス
2000年に指名された上位4人はいずれも、7年の長期契約を結び、最初のシーズンは$193,000の最低年俸で契約していた。
このやり方は、今季、多くの選手を補強、指名する必要があったチャージャーズにとってはうまく機能したと言えます。
しかし、マイケル・ヴィックがNFL界のマイケル・ジョーダンに化けたとしたら、このトレードは永久にジョン・バトラーとチャージャーズにとって背後霊のように付きまとうことになるでしょう。
チャージャーズは、より経験があり、NFLのスターティングQBとして早い内に活躍できるであろうQBドリュー・ブリーズのことを本当に気に入っていたようです。
QBブリーズは、今季ダグ・フルーティの控えとしてシーズンを迎えることになるでしょう。
RBでの補強の必要があったサンディエゴは、スカウティングコンバイン及びドラフト前の公開練習で評価がうなぎのぼりとなっていたTCU(テキサスクリスチャン大)のRBラダニアン・トムリンソンを全体5番目で指名しました。
私が感じたところでは、ジョン・バトラーは、マイケル・ヴィックに対してそれほど高い評価をしていなかった様子で、本当にブリーズが欲しかったようです。
ジョン・バトラーにしてみれば、ドルフィンズが全体26番目でウィスコンシン大のCBジャマール・フレッチャーを指名し、チャージャーズが2巡目の1番目、全体32番目でビッグテンカンファレンス史上最高のパッシング成績を残した選手を指名できたことは本当に幸運だったとしか言いようがありません。
チャージャーズは、RBラダニアン・トムリンソン、WRティム・ドワイト、QBドリュー・ブリーズといったすぐに活躍が期待できる選手を取るために、危険の伴うマイケル・ヴィックという将来の大器の指名を辞めたわけです。
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| <パーデュー大 QBドリュー・ブリーズ> |
チャージャーズ以外では、シーホークス、ラムズ、ベアーズ、それに、クリーヴランド・ブラウンズが最高の結果を得たのではないかと思います。
シーホークスの指名は、MLBのマリナーズだけではなく、応援すべき価値のあるNFL選手を、シアトルにもたらしました。
私の評価では最高点です。
GMマイク・ホルムグレンが行った上位3人の選手はいずれも、NFLスター選手になる可能性を秘めています。
全体9番目で指名したノースカロライナ州立大のWRコーレン・ロビンソンはランディー・モスのような技術の高さを持っています。
同17番目のミシガン大出身、OTスティーヴ・ハッチンソンは、荒々しく、それいて非常に計算のできる選手で、将来はオールプロにも選出されるでしょう。
ミシシッピー大出身のDBケン・ルーカスは多くの人々が1巡目で指名されるものと思っていましたが、結局ドラフト全体40番目でシーホークスが、「してやったり」の恰好となりました。
全体172番目と遅い指名巡で獲得したルイジアナ州立大のQBジョシュ・ブーティは、ホルムグレン得意の長時間をかけて熟成させるQBの成功例となるでしょう。
セントルイス・ラムズは、NFLチーム最多の3つのドラフト1巡目指名権を保有していました。
当然のように、ディフェンス、ディフェンス、そしてディフェンスを指名するものと思われていました。
果たして、全体12番目でマイアミ大のDTダミオン・ルイスを、同20番目でアリゾナ州立大のDBアダム・アーカレッタ、そして同29番目でDTライアン・ピケットを指名しました。
ラムズはさらに、2巡目、全体42番目でフロリダ州立大のLBトミー・ポーリーを指名。
LBでも好結果を出しました。
これらのルーキーたちがNFLに慣れるのには時間がかかりますが、シーズン中盤までにこの4選手がラムズディフェンスでスターターを獲得していても、まったく不思議はありません。
全体8番目で指名したミシガン大のアーリーエントリー、WRデヴィッド・テレルはすばらしいプレーメーカーで、彼を指名したベアーズには感心しました。
WRマーカス・ロビンソンとコンビを組むテレルは、QBケイド・マクナウンが投げることができる限り、大きくて強いジャンプ力のあるレシーバー陣を構成することになるでしょう。
ベアーズは、全体38番目でミシガン大出身のパワフルなRBアンソニー・トーマスを指名しました。
RBトーマスは、その歴史に名高いウルヴァリンズ史上最多の通算TD数の新記録を樹立したのです。
全体103番目指名のミネソタ大、DEカーロン・ライリーがこのままNFLでもQBサックをマークしつづけるのであれば、彼はドラフトでの、「してやったり」に該当する一人になり得るでしょう。
今年もクリーヴランド・ブラウンズはドラフトで高い指名順位を保有することになりました。
新ヘッドコーチのバッチ・デーヴィスは、全体3番目で俊敏性のあるDTジェラルド・ウォーレンを指名しました。
ウォーレンは、潜在能力ではウォーレン・サップ級の素材を持っている選手です。
このウォーレンが昨年のナンバーワンピック選手、DEコートニー・ブラウンとコンビを組むことで、ブラウンズはまもなく、DEレジー・ホワイト、DTジェローム・ブラウンを擁したイーグルス以来のNFL最強のDE-DTコンビを披露するようになるかもしれません。
2巡目、全体33番目指名のWRクウィンシー・モーガンは、QBティム・カウチがのどから手が出るほど欲しかったパスターゲットになりうるでしょう。
バッチ・デーヴィスは、3巡目、全体65番目指名で、昨年までの教え子であるマイアミ大のRBジェームズ・ジャクソンを指名し、多くのドラフト視聴者たちをビッグリさせました。
新生クリーヴランド・ブラウンズが誕生してからの3年間では、特にディフェンスを中心として、今年が最も戦力が整ったフットボールチームに仕上がったと言えるでしょう。
ダラス・カウボーイズは、私のドラフト評で今年の最低にランクされます。
サラリーキャップに余裕がないこのチームは、今季のNFLのワーストチームになるかもしれないという厳しい時期を迎えていますが、過去10年間で3度のスーパーボウル優勝を経験したカウボーイズファンは、元気を出してください。
オーナーのジェリー・ジョーンズをはじめとするスタッフ陣が、彼らの最高順位の全体53番目の指名権をジョージア大のアスリートQBクウィンシー・カーターに費やすなど、自棄を起こしたに違いありません。
カーターはシーズンが進むに連れてますます悪くなるひどい4年生のシーズンを送ってしまいました。
私は、彼がNFLで再び自信を取り戻せるようになるとは思えないのですが。
私は日本に非常に多くの49ersファンがいることを知っているので、スティーヴ・マリウッチが指名した新しいプレーヤーたちについても触れることにしましょう。
全体7番目指名で、49ersは、いいスピードを持った選手で、テクニック面での評価が高いDEアンドレ・カーターを獲得しました。
カーターは、49ersが最高ランクにした選手ですが、253ポンド(115kg)のサイズには不安が付きまといます。
全体47番目指名のヴァンダービルト大出身LBジャーミー・ウィンボーンは、評価が分かれる選手で、全体80番目指名のピッツバーグ大RBケヴァン・バーローはボールコントロールバックです。
全体的に見て、49ersは平均点以上のドラフトをしたと思います。
むしろ、このチームは、チャーリー・ガーナーに代わるベテランRBを探すほうが先決です。
バーローがいい方向に出たとしても、私は49ersのラッシングゲームを彼に託す気にはなれません。
以下のように、私なりに今年のドラフトについて各チームを評価してみました。それぞれ各チームの指名上位2選手を併せて記載しておきます。
(↓指名順序)
#1 シーホークス #9 WRコーレン・ロビンソン(ノースカロライナ州立大)
#17 OTスティーヴ・ハッチンソン(ミシガン大)
#2 チャージャーズ #5 RBラダニアン・トムリンソン(テキサスクリスチャン大)
#32 QBドリュー・ブリーズ(パーデュー大)
#3 ラムズ #12 DTダミオン・ルイス(マイアミ大)
#20 DBアダム・アーカレッタ(アリゾナ州立大)
#4 ベアーズ #8 WRデヴィッド・テレル(ミシガン大)
#38 RBアンソニー・トーマス(ミシガン大)
#5 ブラウンズ #3 DTジェラルド・ウォーレン(フロリダ大)
#33 WRクウィンシー・モーガン(カンザス州立大)
#6 ベンガルズ #4 DEジャスティン・スミス(ミズーリ大)
#36 WRチャド・ジョンソン(オレゴン州立大)
#7 ヴァイキングズ #27 RBマイケル・ベネット(ウィスコンシン大)
#57 DEウィリー・ハワード(スタンフォード大)
#8 カーディナルズ #2 OTレオナルド・デーヴィス(テキサス大)
#34 DEカイル・ヴァンデン・ボッシュ(ネブラスカ大)
#9 バッカニアーズ #14 OTケニヤッタ・ウォーカー(フロリダ大)
#84 DEドワイト・スミス(エイクロン大)
#10 レッドスキンズ #15 WRロッド・ガードナー(クレムソン大)
#45 DBフレッド・スムート(ミシシッピー州立大)
#11 パッカーズ #10 DEジャマール・レイノルズ(フロリダ州立大)
#41 WRロバート・ファーガソン(テキサス農工大)
#12 ライオンズ #18 OTジェフ・バッカス(ミシガン大)
#50 OCドミニック・ライオーラ(ネブラスカ大)
#13 レイヴンズ #31 TEトッド・ヒープ(アリゾナ州立大)
#62 DBゲイリー・バクスター(ベイラー大)
#14 49ers #7 DEアンドレ・カーター(カリフォルニア大)
#47 LBジャーミー・ウィンボーン(ヴァンダービルト大)
#15 ドルフィンズ #26 DBジャマール・フレッチャー(ウィスコンシン大)
#52 WRクリス・チャンバーズ(ウィスコンシン大)
#16 ファルコンズ #1 QBマイケル・ヴィック(ヴァージニア工科大)
#35 TEアレジ・クランプラー(ノースカロライナ大)
#17 パンサーズ #11 LBダン・モーガン(マイアミ大)
#44 DTクリス・ジェンキンズ(メリーランド大)
#18 ビルズ #21 DBネイト・クレメンツ(オハイオ州立大)
#46 DEアーロン・シュローベル(テキサスクリスチャン大)
#19 スティーラーズ #19 DTケイシー・ハンプトン(テキサス大)
#39 LBケンドレル・ベル(ジョージア大)
#20 ペイトリオッツ #6 DTリチャード・セイモアー(ジョージア大)
#48 OGマット・ライト(パーデュー大)
#21 レイダーズ #28 DEデリック・ギブソン(フロリダ州立大)
#59 QBマーケズ・チュイアソソッポ(ワシントン大)
#22 イーグルス #25 WRフレディー・ミッチェル(UCLA)
#55 LBクウィントン・ケイヴァー(アーカンザス大)
#23 セインツ #23 RBデュース・マクアリスター(ミシシッピー大)
#70 LBセドリック・ホッジ(ノースカロライナ大)
#24 ジェッツ #16 WRサンタナ・モス(マイアミ大)
#49 RBラモント・ジョーダン(メリーランド大)
#25 ジャイアンツ #22 CBウィリー・アレン(シラキュース大)
#78 DBウィリアム・ピーターソン(ウェスタンイリノイ大)
#26 ブロンコズ #24 DBウィリー・ミドルブルックス(ミネソタ大)
#51 DEポール・トヴィッシー(マーシャル大)
#27 コルツ #30 WRレジー・ウェイン(マイアミ大)
#37 DBアイディーズ・バッシャー(メンフィス大)
#28 ジャガーズ #13 DTマーカス・ストラウド(ジョージア大)
#43 OTマウリス・ウィリアムズ(ミシガン大)
#29 チーフス #75 DTエリック・ダウニング(シラキュース大)
#77 WRマーヴィン・ミニス(フロリダ州立大)
#30 タイタンズ #60 DBアンドレ・ダイソン(ユタ大)
#90 TEシャド・マイアー(カンザス州立大)
#31 カウボーイズ #53 QBクウィンシー・カーター(ジョージア大)
#56 DBトニー・ディクソン(アラバマ大)
チャージャーズのGMジョン・バトラーがこう言っています。
「どのドラフトでもいい選手がたくさんいる。あとはそれを見つけられるかどうかだ。」
上のリストから誰が将来、NFLオールプロに選出されるのか、今から楽しみで仕方ありません。
SEE YOU NEXT TIME!
Bill Marklevits
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