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HOT OFF THE GRIDIRON #93
"NFL のチームはドラフトでディフェンスの選手を探しました。"

ベンガルズから全体1位指名を受けたUSCのQBカーソン・パーマー

 過去3回のスーパーボウルチャンピオンのタンパベイ、ニューイングランド、ボルチモア・レイヴンスは強力な守備陣を持ち合わせていたので、チャンピオンの座を獲得するかに見えていたベストオフェンスを封じ込めることができました。
NFLのチームが、今年のドラフトで以前よりも守備陣の選手を探し、ドラフトすることは驚くことではありませんでした。
               
 第1巡では18人のディフェンス選手が選ばれました、これは過去最高の数字です。そして18人の内11人は守備のラインマンでした。
予想通りドラフト前にベンガルズと接触していたカーソン・パーマーは、第1位指名でした。

 ここ最近6回のドラフトの内5回は、第1位指名が、クォーターバックでした。
 第1位指名は、大抵ドラフト前におおまかな契約が決まっており、チームはそれ以上契約交渉を長引かせず、ドラフト後すぐにチームの練習に加わることができるようにしているのです。
複雑なNFLのオフェンスに精通するために長い学習経験を持ち、守備陣のカバレッジを読んでいるクォーターバックの場合、特にこのことが言えるのです。

 昨年の1位指名テキサンズのデビッド・カーとは逆に、新しいシンシナティのヘッドコーチ、マービン・ルイスは、既にベテランQBジョン・キトナをベンガルズの今シーズンのスターティングQBとし、パーマーは彼の背後でポジションを学ぶと発言しています。

 もしシーズン始めにキトナがスターターになって苦戦したとしたら、熱狂的なファンとメディアの圧力が1位指名で選んだカーソン・パーマーを出せという圧力がルイスにかかってくることでしょう。

ライオンズに全体2番目で指名を受けたミシガン州立大のチャールズ・ロジャース

 デトロイト・ライオンズにはトレードダウンをし、ドラフト指名権を増やす機会が幾つかありました、しかし予想通り彼らはミシガン州立大学のWRチャールズ・ロジャースを選びました。彼は、ライオンズの新監督スティーブ・マリウーチの展開するウェストコーストオフェンスで、QBジョーイ・ハーリントンとともにプレイする注目選手となることでしょう。

 ヒューストン・テキサンズもまたQBデビッド・カーにとって素晴らしいプレイターゲットとなる、マイアミ大のWRアンドレ・ジョンソンを第3位指名で選びました。              
NFLのドラフト史上、第3位指名迄に2人のワイドレシーバーが選ばれたことはかつてありませんでした。

 この3位指名を終えた後、ドラフトの雰囲気は明らかに変わり、次の13指名の内11人がディフェンスの選手となりました。第1巡でランニングバックのポジションがドラフトされることが減り、たった2人だけであったことは、興味深い傾向です。
 ドラフトでは、明らかにパッシングゲームに重きをおかれ、オフェンスではQB9名、WR11名、ディフェンスでは18人のバックス、19人のラインマン、となりました。

テキサンズはマイアミ大のWRアンドレ・ジョンソンを指名

 ビッグテンカンファレンスはまたもドラフトの日脚光を浴び、他のどのカンファレンスよりも多い18人の指名となりました。
 NFLのGM達によって、NFLでプレイできる能力のある選手を育てるプログラムとして、大学1位に選ばれたペン州立大学と、2001年全米チャンピオンのマイアミ大学はそれぞれ第1巡で4名ずつ指名されました。
 バッファロー・ビルズはドラフトで一番大きな賭けをしました。第1巡の第23位指名で、怪我をしているマイアミ大学RBウィリス・マゲイヒーを選びました。

 マゲイヒーは卓越した才能を持つ21歳のランニングバックで、今年初頭の全米チャンピオンを決めるBCSフィエスタボウル、対オハイオ州立大学戦で、膝に悲惨な傷を負うまでは、ドラフト第五位までに指名されるだろうと言われていました。
 彼の左膝は今、3つの靭帯に裂けています。
マゲイヒーは、予想より早く回復していますが、怪我の前の様に爆発的な速力とカッティング能力を伸ばすことができるかどうかは、疑問の残る所です。

ビルズからの指名を涙ながらに喜ぶRBウィリス・マゲイヒー

 ビルズのGMトム・ドナホーは「彼が今年プレイできないとしても、我々は準備ができている。問題ない。」と述べました。
 おそらく、彼らが今シーズン、マゲイヒーにプレイをさせず、回復に専念させ、この指名が2004年のビルズにとって宝石となるようにすることが望ましいでしょう。
NFLのどのチームもドラフトの終盤のラウンドでは未加工のダイヤモンドを探しています。
他のチームが見過ごした、NFLで活躍し、またスターにさえなる可能性のある選手を探そうとする雰囲気が蔓延します。
 昨年ニューハンプシャー大学を卒業したジェイソン・ボールは、ドラフトされず、サンディエゴ・チャージャーズのオフェンスセンターとして全試合のスターターに起用されました。
サンディエゴ州立大学出身のウィル・デンプスも、フリーセイフティーとして昨年レイヴンスのほとん どの試合にスターターとして起用されました。
最近のNFLには、ドラフトで選ばれなかったけれでも活躍している、という選手はたくさん居ます。
ヒューストン・テキサンズは未加工のダイヤモンドとして、前ミシガン大学QBドリュー・ヘンソンを第6巡192位で指名しました。ヘンソンが、自分をドラフトしないでくれと公言していたのですが。
ヘンソンは1999年ミシガン大学QBの座をトム・ブレイディと争っていました、そして2002年のNFLドラフトでトップで指名されるだろうと予想されていました。ですが、2001年3月にニューヨーク・ヤンキースと1,700万ドルの契約を結び、フッボールをやめてしまいました。
 ヘンソンは今もまだ野球を将来やってゆくと言っていますが、ヤンキースのAAAチームのコロンバス・クリッパーズで昨年の打率2割4分、そして、今シーズンは1割6分7厘で苦戦しました。
テキサンズは再び彼がフットボールをプレイすると決意するのを望んでいます。
テキサンズがヘンソンをドラフトしたことは、今年のAP大学最優秀選手のアイオワ大学QBブラッド ・バンクス
が、どのチームにもドラフトされなかったことに増して驚きでした。
NFLスカウトはバンクスのサイズと試合経験の少なさそして腕力に不安がありましたが、ドラフトの翌日、ワシントン・レッドスキンズはバンクスとフリーエージェント契約を結びました。
 第1巡の指名がほとんどのメディアの注目を集めますが、ドラフト2日目でチームが4巡から7巡でどれほどうまくできたかが、各チームが今年のドラフトでどれくらい成功したかを示します。
最高のドラフトをしたチームはどのチームでしょうか?
もちろん、将来のオールプロになるか、今年のルーキークラスから脱落するかは、時間が語るでしょう。それを前提に、私は次のチームがよかったと思います。

 ◆ シンシナティ・ベンガルズ
長年ディフェンスコーディネイターとして成功を収めてきた、新ヘッドコーチのマービン・ルイスはQBカーソン・パーマーはまだ育てる段階にするでしょう、しかし第2巡指名の優秀なラインマン、エリック・スタインバックは次のシーズンプレイさせるでしょう、テネシー大学のWRケリー・ワシントンとオレゴン州立大学DBデニス・ウェザースビーは両者共活躍するNFL選手となることでしょう。
ルイスにはNFLドラフトで「A」をあげましょう。

 ◆ デトロイト・ライオンズ
チャールズ・ロジャースは将来、NFLオールプロとなるでしょう。今アメリカのNFL.COMのドラフト特集の中で、「今年のルーキーの中で今シーズン、誰が一番活躍するか?」というアンケート調査を行っていますが、ロジャースが一番多く票を得ています。<http://www.nfl.com/draft>第2巡指名のLBジョージア大学ボス・ベイリーは、ドラフトでの最速のラインバッカーの内の一人です。そして第3巡指名のテキサス大学DTコリー・レディングは、マンモスDTショーン・ロジャースとライオンズで再びコンビを組めるのです。ライオンズは第4巡で何人かのよく知られたランニングバックの中からケンタッキー大学RBアートス・ピナーを選ぶ機会を得ました。もしピナーがうまく活躍できたら、ライオンズはこのドラフトでうまくやった、と言えるでしょう。

 ◆ ダラス・カウボーイズ
ドラフトの日にカウボーイズウォールームで、ビル・パーセルとジェリー・ジョーンズが一緒に座っているのをみるのはおもしろいことでした。コーナーを完全にカバーでき、またスペシャルチームプレイヤーになる可能性のある、カンザス州立大学CBテレンス・ニューマンを選んだことにより、彼らは展望の明るいグループに入ったでしょう。第2巡指名のオフェンスセンター、ウィスコンシン大学のアル・ジョンソン、そして第3巡指名のTEジェイソン・ウィットンは両者共明らかにパーセルの好みのタイプの選手です。

 ◆ ボルチモア・レイヴンス
レイヴンスは、ジャガーズがマーシャル大学のバイロン・レフトウィッチを獲得した時点で、彼らの欲しかったQBを失いました。しかし、来年の第1巡指名権をペイトリオッツにトレードし、第19位指名でカリフォルニア大学QBカイル・ボウラーを指名し良い展望を手にしました。レイヴンスとベアーズは、2つの第1位指名権を持つ唯一のチームでした。第10位で選ばれたDEテレル・サグスは突進するディフェンスエンドでサックマスターとなれる俊足のパスラッシャーです。

SEE YOU NEXT TIME
Bill Marklevits


back number
#115 「リッキー・ウィリアムズの引退はドルフィンズを茫然とさせました。」
#114 「ペイトリオッツは昨年よりもよいチームとなっているようです。」
#113 「NFLの完璧な勝利」
#112 「NFL2004年ドラフト レビュー」
#111 「マニングの願いが叶いました。」
#110 「“NFLドラフト 第1位指名権の行方は?”」
#109 「クラレットのルールへの挑戦は、NFLの根本を揺るがすものです。」
#108 SUPER BOWL 38 レビュー
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#107 「SUPER BOWL XXXVIII プレビュー」
#106 「ファーヴがグリーンベイにマジックをまた取り返しています。」
#105 「ハイズマントロフィーが必ずしもNFLでの成功を確約するわけではありません。」
#104 「バッカニアーズからマジックが消えてゆきました。」
#103 「マービン・ルイスはベンガルズをプレイオフへ導く勢いです。」
#102 「ヴァイキングスは今、NFCで注目のチームです。」
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#100 「モーリス・クラレットとポール・タグリアブーの対決」
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#97 「ジョン・グルーデンは連覇を狙います」
#96 「トミー・マドックスにどのぐらいの価値があると思いますか?」
#95 「NFLチームがロサンゼルスに戻る日は?」
#94 最善のオーバータイム方式とは?
#93 「NFL のチームはドラフトでディフェンスの選手を探しました。」
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