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HOT OFF THE GRIDIRON #99
「バッカニアーズはNFLで最高のチームです。」

イーグルスとの開幕戦でQBドノヴァン・マクナブにプレッシャーをかけるバッカニアーズ・ディフェンス
 あらたなNFL シーズンがはじまりました。
 第1週を終えた時点で、タンパベイ・バッカニアーズが最高のチームであり、スーパーボウル連覇を果たす可能性が十分ある、ということがはっきりしました。

 スーパーボウルチャンピオンは、今シーズン最初のマンデーナイトゲームに登場し、敵地で迎えたフィラデルフィア・イーグルスとの試合でタイトル防衛の第一歩を踏み出しました。
 この日は、フィラデルフィア・リンカーンフィールドの開幕試合でもありました。昨シーズンのNFCチャンピオンシップでは、ホームフィールド・アドヴァンテージを持ちながらバッカニアーズに27対10で敗れたイーグルスですが、バッカニアーズには全くかないませんでした。
 バッカニアーズ・ディフェンスはイーグルスに 13ファーストダウン、245ヤードしか許さず、イーグルスを "窒息" 状態にさせました。結局、イーグルスは1得点も挙げることができず、シャットアウトされてしまいました。
 第1週目にして、ジョン・グルーデンのバッカニアーズははすでにチャンピオンのようにプレイしていたのです。


バッカニアーズを率いる若き名将ジョン・グルーデン
 以前のコラムでも書きましたが、もう一度書きます。フットボールというスポーツでは、オフェンスは見るものを楽しませ、チケット売上に貢献し、強固なディフェンスが優勝できるチームをつくりあげます。
 バッカニアーズ・ディフェンスは明らかにNFLで最高のディフェンスです。特に、脅威のディフェンス・ラインがディフェンスを強くしています。
 オールプロDT ウォーレン・サップ、オールプロDE シミオン・ライス、DE グレッグ・スパイアーズ率いるバッカニアーズ・ディフェンスは、真新しい5億2千万ドルのスタジアムと同じぐらい印象的でした。バッカニアーズがまだNFLを支配していることを見せ付けていました。

 サップはいつも自信ありげに言っていました。「オレ達は思い描いた通りのプレイをしただけだよ。それは見ての通りさ。オレ達は血に群がるサメのようだぜ。だろ?」 東京アメリカンボウルでは、「オレ達のようなディフェンスは見たことがないだろ? Dラインは4つの "ロールスロイス" のようなものさ。」と言っていま
した。
 タンパベイはよく鍛えられたチームで、NFLディフェンス年間最優秀選手に選ばれたデリック・ブルックスを中心としたラインバッカー、S ジョン・リンチとCB ロンデ・バーバー、CB ブライアン・ケリーを中心としたセカンダリーのディフェンスは堅固です。
 今シーズンのバッカニアーズは昨シーズンのチャンピオンチームとさしてかわりがないように見えます。スーパーボウル最優秀選手に選ばれたDB デクスター・ジャクソンが FA でアリゾナ・カーディナルスへ移籍し、ニッケルバックとして実力のある3年目のドワイト・スミスがそのポジションにはいります。他に、SLB アル・シングルトンが FA で移籍しましたが、かわりのドウェイン・ラッドはスピードがあり、実際にはいい選手を獲得したと言えるでしょう。
 タンパベイにみられる唯一の不吉な兆候は、MLB シェルトン・クォールズが開幕直前に左腕をいため、今後8週間試合に出場できないかもしれない、ということです。控えとして48試合に出場し、118タックルを記録している4年目のネイト・ウェブスターがその穴を埋めることになります。
 このチームがスーパーボウル連覇を果たすための鍵は主力選手のけがだと考えています。
 もし、シーズンをとおしてバッカニアーズの主力選手にけががなければ、1997−1998のジョン・エルウェイ率いるデンバー・ブロンコス以来となるスーパーボウル連覇を達成することができるでしょう。
 ヘッドコーチ ジョン・グルーデンのもとで1年の経験を経て、タンパベイのオフェンスもディフェンスも昨シーズンよりよくなっていると私は見ています。連覇できる可能性は十分あります。
 ブロンコスが連覇できた理由の大部分は、彼らの主力選手がけがを避けられたからです。2001年にボルチモア・レイヴンスは前年のチームよりもよいチームだったので連覇できると、ヘッドコーチのブライアン・ビリックは実感していましたが、シーズンはじめからのRB ジャマール・ルイス、OT レオン・シアシー、DE マイケル・マクラリーのけがにより、レイヴンスは失脚したのです。
 2002年 スーパーボウルに勝利したのは、誰も想像していなかったニューイングランド・ペイトリオッツです。しかし、昨シーズンは9勝7敗でプレイオフにさえ出場できませんでした。その衰退の理由は、チャンピオンシーズンよりもディフェンスが弱くなり、相手チームに1試合平均で7得点を許してしまったからです。
 NFCでバッカニアーズに挑戦できるチームはどこでしょうか?
 新ヘッドコーチ デニス・エリクソン率いる49ersは、QB ジェフ・ガルシアとWRテレル・オーウェンスが率い、よい競争相手となるでしょう。
 NFCセントラルは、開幕戦でグリーンベイを破ったQB ダンテ・カルペッパーとWRランディ・モス率いるミネソタ・バイキングズもいい競争相手でしょう。一方、デトロイト・ライオンズの新ヘッドコーチ スティーブ・マリウーチは2年目のQB ジョーイ・ハリントンと新人スターWR チャールズ・ロジャースの2人の新しいホットラインをどう作り上げるのか楽しみです。
 セントルイス・ラムズは今期再建中で、QB カート・ワーナー先発で使い7連敗しています。マイク・マーツはQBをマーク・ブルガーにすることを決め、ワーナーはそれに苛々しています。
 ニューヨーク・ジャイアンツとフィラデルフィア・イーグルスも注目です。ファルコンズも注目すべきチームでしたが、少なくともシーズン前半はスターQB マイク・ヴィックをけがで欠くことになり、バッカニアーズと争えるかどうか疑問です。
 昨年のAFC チャンピオンのオークランド・レイダースは開幕戦でテネシー・タイタンズに負け、今シーズンの状態はよくありません。QB リッチ・ギャノンは昨年のような素晴らしいシーズンを送ることはないでしょう。ベテランスターWR ジェリー・ライスとティム・ブラウンは過去の栄光となっています。
 AFCでは、スターRB プリースト・ホームズ率いるカンサスシティ・チーフスが、サンディエゴ・チャージャーズに27−14で勝ち、開幕緒戦を飾りました。1999年にラムズをスーパーボウルチャンピオンに導いたヘッドコーチ ディック・バミールはチーフスのヘッドコーチになって3年目を迎えます。もう一度スーパーボウルチャンピオンになりたいと切望しています。テネシー、ピッツバーグとともにAFCのトップチームになるかもしれません。
 LB タケオ・スパイクス率いるバッファロー・ビルズのディフェンスがもっと鍛えられ、もしQB ドリュー・ブレッドソーがいいシーズンを送れたら、ビルズはAFCイーストで勝てるかもしれません。
 ファルコンズと同じように、ニューヨーク・ジェッツも大きなショックを受けました。QB チャド・ペニントンがプレシーズンゲームでけがをし、レギュラーシーズンはほとんど試合に出場できません。
 さて、下記は第1週を終えた時点での私のNFLチームランキングです。

#01  タンパベイ・バッカニアーズ #17  セントルイス・ラムズ
#02  ピッツバーグ・スティーラーズ #18  ニューヨーク・ジェッツ
#03  テネシー・タイタンズ #19  ジャクソンビル・ジャガーズ
#04  サンフランシスコ 49'ers #20  デトロイト・ライオンズ
#05  デンバー・ブロンコス #21  ニューイングランド・ペイトリオッツ
#06  カンサスシティ・チーフス #22  グリーンベイ・パッカーズ
#07  ミネソタ・バイキングス #23  サンディエゴ・チャージャーズ
#08  オークランド・レイダース #24  カロライナ・パンサーズ
#09  ニューヨーク・ジャイアンツ #25  マイアミ・ドルフィンズ
#10  バッファロー・ビルズ #26  クリーブランド・ブラウンズ
#11  アトランタ・ファルコンズ #27  ニューオリンズ・セインツ
#12  インディアナポリス・コルツ #28  アリゾナ・カーディナルズ 
#13  フィラデルフィア・イーグルス #29  ダラス・カウボーイズ
#14  シアトル・シーホークス #30  ヒューストン・テキサンズ
#15  ボルチモア・レイヴンス #31  シカゴ・ベアーズ
#16  ワシントン・レッドスキンズ #32  シンシナティ・ベンガルズ

SEE YOU NEXT TIME!
Bill Marklevits

back number
#115 「リッキー・ウィリアムズの引退はドルフィンズを茫然とさせました。」
#114 「ペイトリオッツは昨年よりもよいチームとなっているようです。」
#113 「NFLの完璧な勝利」
#112 「NFL2004年ドラフト レビュー」
#111 「マニングの願いが叶いました。」
#110 「“NFLドラフト 第1位指名権の行方は?”」
#109 「クラレットのルールへの挑戦は、NFLの根本を揺るがすものです。」
#108 SUPER BOWL 38 レビュー
「ブレイディがペイトリオッツを再びスーパーボウル勝利に導きました。」
#107 「SUPER BOWL XXXVIII プレビュー」
#106 「ファーヴがグリーンベイにマジックをまた取り返しています。」
#105 「ハイズマントロフィーが必ずしもNFLでの成功を確約するわけではありません。」
#104 「バッカニアーズからマジックが消えてゆきました。」
#103 「マービン・ルイスはベンガルズをプレイオフへ導く勢いです。」
#102 「ヴァイキングスは今、NFCで注目のチームです。」
#101 「ディック・ヴァミールはチーフスを好調の波に乗せました。」
#100 「モーリス・クラレットとポール・タグリアブーの対決」
#99 「バッカニアーズはNFLで最高のチームです。」
#98 「全米連覇を狙うオハイオ州立大学」
#97 「ジョン・グルーデンは連覇を狙います」
#96 「トミー・マドックスにどのぐらいの価値があると思いますか?」
#95 「NFLチームがロサンゼルスに戻る日は?」
#94 最善のオーバータイム方式とは?
#93 「NFL のチームはドラフトでディフェンスの選手を探しました。」
#92 「チャールズ・ロジャーズはドラフトで注目のトップアスリート」
#91 「カーソン・パーマーのインタビュー」
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#88 「ジョン・グルーデン・ボウル」
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#86 「NFLで最も優れたチームはどのチームでしょうか」
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#83 「エミット・スミスと偉大なラッシャー」
#82 「デトロイト・ライオンズの新しいスタジアム」
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#78 「マイアミ大学ハリケーンズ、2連覇なるか?」
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#62 「ダ・ベアーズ」
#61 「ペンステイトのパターノが、NCAA通算最多勝利を記録」
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#59 「第3週を終わって、チャージャーズがまだ負けていません!」
#58 「フットボールが戻ってきました。しかし、以前と同じではあるはずがありません!」
#57 「どのチームがローズボウルに進出するでしょうか?」
#56 「ヴァイキングズWRランディー・モスがついにNFL最高給選手です!」
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