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SUMMER, 2000 No.12
エヌエフエルレポート・ジャパン 夏号 通巻12号
発行日: 2000年(平成12年)6月30日 発行所: NFLジャパンリンク |
新ミレニアム2000 NFL時代!
NFL TOKYO 2000
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アメリカの誇りカウボーイズか
ミレニアムの尖兵ファルコンズか |
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(左)大胆な読みと切れの良いロングパスが持ち味のファルコンズQBクリス・チャンドラー(34歳)
(右)クールな判断と精緻なミドルパスでNFLの看板QBである、カウボーイズのトロイ・エイクマン(33歳) |
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全世界的NFLミレニアムがキックオフされる、その先陣を切るのが、2000年8月6日(日)午前 時の東京ドームだ。
米国で頭抜けた人気のプロフットボールNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の公式プレシーズンゲーム『NFL TOKYO 2000』(主催 NFL・東京ドーム・読売新聞社、後援 日本アメリカンフットボール協会・アメリカ大使館・報知新聞社・J‐WAVE・協賛 富士写
真フィルム・東京コカコーラボトリング・清水建設・アサヒビール・ソニーコミュニケーションネットワーク)の日本での開催は2年ぶり、10回目となる記念試合でもある。
世界で最も人気のあるダラス・カウボーイズ(NFC東地区)は、アメリカの誰もが口を揃えて『アメリカズチーム』と胸を張る、名門中の名門。スーパーボウル優勝5回はリーグ・トップである。東京ドーム登場は
年以来2度目となる。
対戦するのは、近年急台頭、99年スーパーボウル準優勝のアトランタ・ファルコンズ(NFC西地区)。米国で今一番元気な都市アトランタから、新ミレニアムを象徴するチームが初登場する。昨年は主力負傷でルージングシーズンとなったが、世紀末決戦には期するところあり。
NFLのタッチダウン王であるエミット・スミス(カウボーイズ)と、リーグ一タフでハードなジャマール・アンダーソン(ファルコンズ)、2人のエースランナーの豪脚比べ。精緻でスマートなトロイ・エイクマン(カウボーイズ)と大胆なロングパスのクリス・チャンドラー(ファルコンズ)、人気クォーターバックのパスの競演。
真夏の東京ドームで、新世紀のスーパーボウルへ勝利の第1歩を踏み出すのは、どちらチームか。出場する板井、安部、河口にも大注目だ。
入場券はチケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、東京ドーム前売所等で発売中。御問い合せは事務局03(3817)4800まで。テレビ中継は日本テレビ系列(当日深夜24時45分〜26時15分)、NHKBS(当日11時〜15時予定)、スカイパーフェクTV(当日11時〜15時予定)。 |
イタイ日本人初タッチダウン!
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| 春季NFLELで日本人選手活躍 |
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2000年NFLヨーロッパリーグ(NFLEL)に参加した、日本人選手5人はそれぞれベストのシーズンを経験した。4〜6月の公式戦を終え帰国した彼らだが、視線は熱く、本場米国NFLに注がれている。
門戸が開かれてから5年、待望の日本人初タッチダウンを記録したWR板井征人は、「NFLに、キャンプだけでも、本気で、実力で挑戦したい」。彼自身3年目のプロ生活で、頂点への手応えをしっかりと掴んだ様子だ。マグネットと異名を持つ捕球力に加え、精緻なパスルートは、ルイギンビル・ヘッドコーチも絶賛した。(別
項参照)。
チームの看板選手の1人になっている、4年目のLB河口正史は、負傷を克服して タックルの好成績を残した。その旺盛な闘争心を象徴する激しいタックルはチームでも出色である。
2人と同じアムステルダムで初のプロ生活を終えたCB里見恒平は、脅威的進歩をみせた。シーズン序盤、決定的状況での起用に思いきりの良いパス守備で応えて信頼をうけた。スペシャルチームタックル6は、新人としては出色だろう。来年以降が楽しみになる。
3年目のタイトエンド安部奈知、1年目のクォーターバック須永恭通は、目だった記録は残せなかったが、スコティッシュ・クレイモアズの一員として、ワールドボウル出場という掛け替えのない経験を積んだ。
水準アップを反映した5人の活躍に、彼らの夢だけでなく、日本フットボール界の未来も大きくふくらんだ。5年目を終え、NFLEL経験選手は、実数で通 算11人(延べ20人)。NFLELからNFL本体へとステップアップする、具体的な方策が次の課題となった。 |

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NFLELから帰国した、左から河口、里見、板井、須永、安部の各選手(6月29日 NFLジャパンリンク帰国歓迎会、渋谷ワールドスポーツプラザ)
Y.Taguchi |
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NFLEL2000年度日本人選手成績
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安部奈知
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(タイトエンド、スコティシュ・クレイモアズ、リクルート 30歳)
記録に残るプレーなし |
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板井征人
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(ワイドレシーバー アムステルダム・アドミラルズ、鹿島 29歳)
22回レシーブ、208yds、1TD 第2、第9週 週間最優秀選手(ナショナルプレーヤー部門) |
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河口正史
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(ラインバッカー アムステルダム・アドミラルズ、立命館大コーチ 27歳)
29タックル、2パスディフェンス、6スペシャルチームタックル |
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里見恒平
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(コーナーバック アムステルダム・アドミラルズ、立命館大卒 24歳)
10タックル、2パスディフェンス、6スペシャルチームタックル |
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須永恭通
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(クォーターバック スコティシュ・クレイモアズ、オンワード 31歳)
1回キャリー、0yds |
初タッチダウンヘの道
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鹿島ディアーズ
アムステルダム・アドミラルズ
板井征人 |
| その1 NFLEL選手としての成長 |
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今シーズンWRとして成長した点を、技術、脚力、メンタルに分けて考えてみる。技術的には、ディープルートの走り方が多少うまくなったと言える。また、キャッチまでのプレイが安定したためランアフターを意識することができた。優秀なレシーバーからイメージを得ることができたことが大きい。次に脚力であるが、今シーズンにおいてはこの成長が最も大きかった。脚力には、(1)ルートを安定して走るための筋力、(2)速く走るための筋力、(3)加速・減速するための筋力がある。今シーズンは、適切なトレーニングによって(2)、(3)の筋力がアップしたと感じられた。最後にメンタル面
だが、3シーズン目ということも有り、アサイメントやディフェンスのカバーで混乱するといったことはなくなった。セットする時には、いくつかのアイデアやイメージを持つことができ、それが余裕や落ち着きに現れたと思われる。
一見別物に見える技術、脚力、メンタルはお互いに大きな影響を及ぼしあう。今シーズンは全般 的にプレーのスピードが上がったため、今まで比較的自信を持っていたキャッチングの精度が落ちたことは否めない。たとえば、フルスピードで無意識にカンバックするとキャッチできないケースが何度があったため、フック系のルートをコールされるとプレッシャーを感じてしまう場面
があった。メンタル面の欠点は往々にして自分の技術への不安から引き起こされている場合が多いので、その種の欠点は精神的に鍛えなおすよりも技術の向上を考えた方が、落ち着いてプレーできることにつながる場合が多い。
ただし、この三要素がある程度そろったとしてもそれだけでは、フィールドで結果 を残すことはできない。もっと根本的な問題をクリアーする必要があった。(続)。
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NFLELで日本人初のTDパス捕球を記録したWR板井
A.Kamimura |
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