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FALL, 2000 No.13
エヌエフエルレポート・ジャパン 秋号 通巻13号
発行日: 2000年(平成12年)9月30日 発行所: NFLジャパンリンク |
AFCのスポットライトは
セントラル・ディヴィジョン
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| タイタンズ、ジャガーズ、レイヴンズなどに2000年の大きな期待がかかる |
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'99にパスでAFCトップになったペイトン・マニング
John H.Reid III |
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パワーとスピードを兼ね備えたタイタンズのエディ・ジョージ(左)とチャージャーズのジュニア・セイオウ
Ron Vesely(L)/Allen Kee(R) |
| 1999
AFC 順位 |
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勝 |
敗 |
| 東地区 |
| インディアナポリス |
13 |
3 |
| *バッファロー |
11 |
5 |
| *マイマミ |
9 |
7 |
| N.Y.ジェッツ |
8 |
8 |
| ニューイングランド |
8 |
8 |
| 中地区 |
| ジャクソンヴィル |
14 |
2 |
| *テネシー |
13 |
3 |
| ボルティモア |
8 |
8 |
| ピッツバーグ |
6 |
10 |
| シンシナティ |
4 |
12 |
| クリーブランド |
2 |
14 |
| 西地区 |
| シアトル |
9 |
7 |
| カンザスシティー |
9 |
7 |
| サンディエゴ |
8 |
8 |
| オークランド |
8 |
8 |
| デンヴァー |
6 |
10 |
| *ワールドカード出場チーム |
ワイルドカード
プレーオフ
テネシー 22−16 バッファロー
マイマミ 20−17 シアトル
ディヴィジョナル プレーオフ
ジャクソンヴィル 62− 7 マイアミ
テネシー 19−16 インディアナポリス
AFC選手権試合
テネシー 33−14 ジャクソンヴィル
第34回スーパーボウル
セントルイス 23−16 テネシー |
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スーパーボウルXXIV(第34回)で、テネシー・タイタンズはオーバータイムに持ち込むまであと1ヤード足りず、AFC勢のスーパーボウル3連覇はならなかった。しかし、1999年シーズンのAFCは、テネシー・タイタンズ対バッファロー・ビルズのワイルドカード・ゲームでの『ミュージック・シティ・ミラクル』や、インターカンファレンスゲームでNFCに4年連続勝ち越しなど、ハイライトが満載だった。
2000年の目玉は何か。AFCチャンピオンシップにコマを進めた2チームが所属するAFC中地区では、新しいプレーヤーと新スタジアムが見られる。
タイタンズは、LB陣にFA(フリーエージェント)のランドール・ゴドフリー(ダラス)とドラフト1巡指名のキース・ブラックを加えた。AFCチャンピオンシップで敗退したジャガーズは、NFLインサイダーとnfl.comのヴィック・カルーチによると、「FAでベテランMLBハーディ・ニッカーソン(タンパベイ)を獲得し、既に実力十分のレシーヴァー陣にドラフト1巡指名のR・ジェイ・サワードを加え、他のチームに引けを取らないくらい力を増している」。
99年シーズンの最後の9試合で6勝を挙げたボルティモア・レイヴンズは、FA市場からDTサム・アダムズ(シアトル)、TEシャノン・シャープ(デンヴァー)を獲得。ドラフト1巡では、RBジャマール・ルイスとWRトラヴィス・テイラーの2人を取った。「レイヴンズは、AFCのサプライズチームのひとつになりうる」とカルーチ。
ピッツバーグ・スティーラーズは、ドラフトでプラクシコ・バレスとダニー・ファーマーを獲得し、QBコーデル・スチュワートのオフェンスを強化。新しく芸術的な新スタジアム、ポール・ブラウン・スタジアムでプレーするシンシナティ・ベンガルズは、ドラフト1巡でピーター・ウォリックを指名し、QBアキリ・スミスにエキサイティングなレシーヴァーを与えた。クリーヴランド・ブラウンズは、DEコートニー・ブラウン(2000年ドラフト全体1位
)、QBティム・カウチ(1999年ドラフト全体1位)と、柱となる選手を擁し、2年目に臨む。
AFC東地区は、ここ2年間でプレーオフに7チームを送っており、今年も強豪揃いとなっている。昨シーズン、前年より勝利数が10も増え、NFL記録となった(3勝13敗から13勝3敗)インディアナポリス・コルツは、2年連続のディヴィジョン(地区)優勝を目指す。QBペイトン・マニング、RBエジリン・ジェームズ、WRマーヴィン・ハリソンが昨年AFCトップだったオフェンスを今年も引っ張る。「コルツは、特にオフェンスで主だった選手を失わなかったので、かなり期待できるでしょう」とカルーチ。
バッファロー・ビルズは、強力なランオフェンスと、昨年のレギュラーシーズン最終戦とAFCワイルドカード・ゲームで先発したQBロブ・ジョンソンの力で、3年連続のプレーオフ進出を狙う。
その他の3チームは、いずれも新ヘッドコーチを迎えた。ビル・ベリチックがニューイングランド・ペイトリオッツを率い、アル・グローがニューヨーク・ジェッツを、デイヴ・ウォンステッドがマイアミ・ドルフィンズを率いる。
ジェッツは、昨年の開幕戦でシーズンを棒に振る重傷を負った ヴィニー・テスタヴァーディの復活を歓迎する。また、ドラフトではNFL新記録の4人の選手を1巡指名し、チームが一気に若返った。
ペイトリオッツは、6年連続で3,500ヤード以上のパスを投げているQBドゥルー・ブレッドソーが、5年間で4度目となるプレーオフ進出に、チームを導いてくれることを期待。
マイアミでは、引退したダン・マリーノの後を、ジェイ・フィードラーかデイモン・ヒュアードが継ぐ。
昨シーズン、チーム史上初の地区優勝を果たしたシアトル・シーホークスは、西地区連覇を狙う。ドラフト1巡指名のRBショーン・アレグザンダー、OTクリス・マッキントッシュの2人が補強されたオフェンスを率いるのは、QBジョン・キトナ。ディフェンスでは、FAで獲得した
レジー・タング(KC)の活躍に期待。
シーホークスに挑むのは、FAでDEドゥエイン・クレモンズ(ミネソタ)、LBルー・ブッシュ(サンディエゴ)を獲得してディフェンスを強化した、カンザスシティ・チーフス。チーフスは
/キックオフスペシャリストのトッド・ソーアーブランと契約し、スペシャルチームも補強した。
昨シーズンは最後の5試合で4勝を挙げたサンディエゴ・チャージャーズは、2度1,000ヤードレシーヴを経験しているWRカーティス・コンウェイと、CBディロン・ジェンキンズの主力2人を加えている。
デンヴァー・ブロンコズには、千ヤードを走ったRBが2人もいる。昨シーズンはケガに泣いたが、 年の勢い(2,008ヤードラッシュ、21TD)を取り戻そうとしているテレル・デイヴィズと、ルーキーの昨年、1,159ヤードを走り、7TDを挙げた、オランディス・ゲイリー。
オークランド・レイダーズは昨年、8勝8敗に終わったが、負けた8試合での合計得失点差は、わずか34点。接戦をものにしたいレイダーズは、パワフルな セバスチャン・ジャニカウスキーをドラフト1巡で指名。更に、FAでSジェロッド・チェリー(ニューオリンズ)、Sアンソニー・ドーセット(テネシー)を獲得している。 |
ラムズは再びNFCのトップに立てるか?
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| 昨年の先発メンバー22人中19人が残るラムズが有力候補る |
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'99シーズンで4,436ydsを投げたスティーヴ・バーライン
Allen Kee |
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| Jim Turner |
John Soohoo |
| ブラッド・ジョンソン(左)とウォーレン・サップ(右)はそれぞれのチームでカギを握る
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| 1999
NFC 順位 |
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勝 |
敗 |
| 東地区 |
| ワシントン |
10 |
6 |
| *ダラス |
8 |
8 |
| NYジャイアンツ |
7 |
9 |
| アリゾナ |
6 |
10 |
| フィラデルフィア |
5 |
11 |
| 中地区 |
| タンパベイ |
11 |
5 |
| *ミネソタ |
10 |
6 |
| *デトロイト |
8 |
8 |
| グリーンベイ |
8 |
8 |
| シカゴ |
6 |
10 |
| 西地区 |
| セントルイス |
13 |
3 |
| カロライナ |
8 |
8 |
| アトランタ |
5 |
11 |
| サンフランシスコ |
4 |
12 |
| ニューオリンズ |
3 |
13 |
| *ワールドカード出場チーム |
ワールドカードプレーオフ
ワシントン 27−13 デトロイト
ミネソタ 27−10 ダラス
ディヴィジョナルプレーオフ
タンパベイ 14−13 ワシントン
セントルイス 49−37 ミネソタ
NFC選手権試合
セントルイス 11− 6 タンパベイ
第34回スーパーボウル
セントルイス 23−16 テネシー |
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1999年シーズンが始まったとき、ほとんどの「専門家」は、セントルイス・ラムズがNFC西地区最下位
になると予想した。1年後、スーパーボウルXXXIVでテネシー・タイタンズを23―16で下し、栄光のシーズンを過ごしたラムズに対し、多くの「専門家」は、順位
表のトップに立つだろうと予測している。
落ち込んでいたチームが復活するのに、時間はそれほどいらない。
ラムズは、リーグとスーパーボウル両方のMVPを獲得したサプライズ・スター、QBカート・ウォーナーを始め、昨年の先発メンバー22人中10人が残る見込み。爆発的なオフェンスも、プロボウル選出の2人、RBマーシャル・フォークとWRアイザック・ブルースがチームに留まっており、健在。ディフェンスでは、先発11人中10人が残留。自己ベストでNFLトップの17サックを挙げたDEケヴィン・カーターも、含まれている。
『NFLインサイダー』とnfl.comのアナリスト、ギル・ブラントは、「ラムズは、ウォーナー、フォーク、ブルースとフットボール界最強のオフェンストリオを抱えている。オフェンスにこれほどの爆発力があると、とてもエキサイティングな試合が期待できる。また、カーターもリーグ屈指のディフェンス・プレーヤーだ」と語る。
今シーズンのラムズの最大の難関は、フィールドではなくサイドラインにある。昨年の攻撃コーディネーターだったマイク・マーツが、勇退したディック・ヴァミールの後継としてヘッドコーチを務める。マーツが昨年率いたオフェンスは、得点、獲得ヤード数でNFLトップだった。
NFCチャンピオンシップゲームで、ラムズと激戦を繰り広げたタンパベイ・バッカニアーズも、NFCチャンピオンを狙う。バッカニアーズはトレードでジェッツのWRキーショーン・ジョンソンを獲得し、昨年28位
に甘んじたオフェンスの向上を図った。更には、ミネソタからプロボウルの常連ラインマンたち、Cジェフ・クリスティとGランドール・マクダニエルを獲得している。バッカニアーズの、NFCトップと評されるディフェンスは、MLBハーディ・ニッカーソンが去ったことが懸念されるが、それ以外は相変わらず堅固。昨年のディフェンシヴ・プレーヤー・オヴ・ザ・イヤー、DTウォーレン・サップも健在。
ワシントン・レッドスキンズは、91年以来のスーパーボウル出場を目指し、オフシーズンに大補強をした。NFC東地区のチャンピオン、レッドスキンズは、FAで有力選手を次々と獲得し、評価の高いルーキー2人も手に入れた。ディフェンスでは、将来殿堂入りの可能性がある2人、DEブルース・スミスとCBディオン・サンダーズに加え、
マーク・キャリアを獲得。オフェンスでは、QBジェフ・ジョージとRBエイドリアン・マレルと契約し、層の厚さを増した。また、ドラフトでも全体2位 と3位指名権を使って、ペン・ステート大のLBラヴァー・アリントンとアラバマの
クリス・サミュエルズを獲得している。
ダラス・カウボーイズは、新ヘッドコーチにデイヴ・キャンポを迎え、超強力オフェンスコンビ、QBトロイ・エイクマンとRBエミット・スミスを擁してNFC東地区優勝を狙う。ニューヨーク・ジャイアンツは、ハイズマン・トロフィー受賞の、ワシントン大RBロン・デインの加入で、ランオフェンスの向上を期待する。アリゾナ・カーディナルズも、トップで指名したヴァージニア大RBトーマス・ジョーンズの走りに期待している。
フィラデルフィア・イーグルズは、元テネシー・タイタンズのOTジョン・ラニヤンを迎えてオフェンスラインを補強し、ドラフトでフロリダステート大のDTコーリー・サイモンを獲得し、ディフェンスラインの内側を強化。昨年の5勝11敗から、大きく躍進すると見る向きは多い。
「フィラデルフィアは、サプライズチームになる可能性があります。若くて良いQBドノヴァン・マクナブがいて、スケジュールもきつくなく、強固なディフェンスを持っています。ドゥース・ステイリーも良いRBで、オフにはラニヤンも獲得しています」とブラント。
NFC中地区では、QBブレット・ファーヴ、RBドーシー・レヴェンズ、WRアントニオ・フリーマンとタレントが揃うオフェンスを擁するグリーンベイ・パッカーズを、優勝候補からはずすことはできない。新ヘッドコーチのマイク・シャーマンは、最後にスーパーボウル優勝したときのアシスタント・コーチ。
ミネソタ・ヴァイキングズの新たな先発QB、2年目のドーンテイ・カルペパーは、クリス・カーター、ランディ・モスと、優秀なターゲット2人に恵まれている。デトロイト・ライオンズは、ランオフェンス復活を願ってRBジェームズ・スチュワートを獲得した。シカゴ・ベアーズは、力強いオフェンスとバランスを取るため、DEフィリップ・ダニエルズ、Sショーン・ウッデンを取ってディフェンスを補強した。
NFC西地区では、アトランタ・ファルコンズが、昨年ケガに泣いた1998年のNFCトップラッシャー、ジャマール・アンダーソンの復活を心待ちにしている。カロライナ・パンサーズは、力のあるパスオフェンスとバランスが取れるよう、RBネイトロン・ミーンズを獲得。ニューオリンズ・セインツは、ジム・ハズレットを新ヘッドコーチに迎えた。ハズレットは、新たな先発QBジェフ・ブレイクが、ケガの治ったリッキー・ウィリアムズと共に、1992年以来のプレーオフ進出にチームを導いてくれることを期待。サンフランシスコ・フォーティナイナーズは、ジェフ・ガルシアをQBに据え、ディフェンスも9人が新しく先発メンバーとなり、チームを一新させた。 |
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