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WINTER, 2000 No.14
エヌエフエルレポート・ジャパン 冬号 通巻14号
発行日: 2000年(平成12年)12月30日 発行所: NFLジャパンリンク |
スタジアムのプロジェクトが可決
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| 投票者がランボー・フィールドの改修とアリゾナの新スタジアム建設に合意 |
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アリゾナのオーナー、ビル・ビドウィル(左)は、カーディナルズの新スタジアム建設費用を捻出する議案302を支援した投票者に感謝した
Arizona Cardinals |
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グリーンベイのファンは、2003年に、新しく修繕されたランボー・フィールド(上)でパッカーズの試合を見ることが出来る。
Green Bay Packers |
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スポーツ界で最も崇拝されている場所の一つが、その豊かな歴史を21世紀になっても継続することになり、アリゾナ州フェニックスの街並みには真新しいスタジアムが加えられることが決定した。
ウィスコンシン州ブラウン郡に住む市民の努力で9月に法案が可決され、グリーンベイのランボー・フィールド改修に道が開かれた。9月12日、スタジアムの改修費用2億9千5百万ドルを捻出する、0.5セントの郡税導入を市民は賛成53%、反対47%の投票結果で承認した。
この改修により、ランボー・フィールドは芸術的な施設となって2003年にその姿を見せる。修繕されたスタジアムには、一般席6千席を含む1万席が増設される。メインコンコースは拡張され、エレベーターと傾斜路と共に新たにアッパーレベルにもコンコースが作られ、化粧室の数が増やされる。
「ランボー・フィールドの維持は長期にわたる功績となり、我々のファン雄偉大な忠誠心に捧げるものになります」とグリーンベイ・パッカーズのボブ・ハーラン社長は語る。
このプロジェクトでもうひとつ目を引くのが、『タイトルタウン』と名づけられた5階建てのアトリウム。スタジアムの東側に設置され、大規模に拡張されるパッカーズ・プロ・ショップ、場所を移されたパッカーズの殿堂、スタジアム・クラブ、パッカーズの管理部門、フットボール運営部門のオフィスが設けられる。このエリアは年間365日無休でオープンし、ファンや旅行者の人気スポットとなる。
ランボー・フィールドはパッカーズのホーム・フィールドとして1957年創設、以来何度も改修が行われた。また、全てのスポーツの中でも最も偉大な競技開催地の一つとして認められており、パッカーズには大きなホームフィールド・アドバンテージを与えている。パッカーズは95年から98年にかけてホームで
連勝を挙げており、71年から74年にかけてマイアミ・ドルフィンズがマークした27連勝に次ぐNFL史上2位の記録を樹立している。
2000年の大統領選挙当日、アリゾナではマリコパ郡の市民が、アリゾナ・カーディナルズが提案している3億3千百万ドルを7万人収容の新スタジアム建設費用に充当する「議案302」を可決した。
同議案の可決で、観光奨励費用9千6百万ドルと、メジャーリーグのスプリング・トレーニング施設改良費用7千3百万ドル、若年・成人のためのリクリエーション費用2千7百万ドルの導入も決定した。
「今回のキャンペーンに力を貸してくれた多くの人々に感謝します。長く待つだけの価値が、本当にある計画でした」とカーティナルズのビル・ビドウィル・オーナーは語る。
NFL都市でのスタジアムに関する住民投票は最近13件中11件が可決されており、新施設の建設や既存施設の改修が行われている。2003年までには、11年の短期間で、23のNFLスタジアムが新設もしくは改修されることになる。
ランボー・フィールドの維持は長期にわたる功績となり、
我々のファンの偉大な忠誠心に捧げるものになる
グリーンベイ・パッカーズ、ボブ・ハーラン社長 |
ボルティモア・コルツの
ボビー・ミッチェルの栄誉が称えられた
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ボビー・ミッチェル(中央)が、妻のグウェンとワシントン・レッドスキンズ・オーナー、ダニエル・スナイダー(右)の前で、11月14日、メトロポリタンポリス・ボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ・オブ・ワシントンDCがボーイズ・クラブ・#11のフットボール・フィールドに彼の名をつけた式典に名誉ゲストとして出席した。1962年から68年にレッドスキンズでランニングバックとしてプレーし、その後殿堂入りしているミッチェルは、現在チームのアシスタント・ジェネラル・マネージャーを務めている。
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| NFL Photos |
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スーパーボウル・フィーバーが世界中に拡大
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| 5百人を超す世界中のメディアがビッグゲームを取材する |
世界中でアメリカンフットボールが祝福されるイベント、スーパーボウルが1月28日にタンパでキックオフを迎える時、世界での人気の高さが証明されるだろう。5百人を超える米国外からの取材陣が、タンパのレイモンド・ジェームズ・スタジアムからスーパーボウルXXXVを報道する。全世界でスーパーボウルを観戦する人数は、8億人に達すると見込まれる。
「スーパーボウル・サンデーは、フットボールを世界中に紹介する最大の機会です」と語るのは、ポール・タグリアブー・NFLコミッショナー。「フットボールの魅力がアメリカ国境を超えて広がっているのは、世界のあらゆる土地でフットボールに対する興味が感じられることで証明されています」。
スペイン『スポーツ』紙のエウセビ・ブローサは「スーパーボウルは世界で最も偉大なイベント。世界中の人々が、アメリカの全ての機能が停止する、アメリカ最大の日であることを知っています。全世界が注目しているのです」と語る。
スペインの『オンダ・セロ・ラジオ』のアルバート・アランスが続ける。「史上最高の1日限りのスポーツイベントです」。
オーストラリア、日本、ロシア、イギリスなど各国のメディアがタンパを訪れる。 スーパーボウルXXXVは、約2百の国で広東語、北京語、韓国語、タイ語を含む25ヶ国語でテレビ中継される。
スーパーボウル・ウィークでは、国際的雰囲気を持ったイベントもいくつか用意され、中でも注目を集めるのは、カナダ、ヨーロッパ、日本、アメリカの高校オールスター選手が集う、グローバル・ジュニア・チャンピオンシップ。
タンパベイ・バッカニアーズのKマーティーン・グラマティカが名誉会長を務めるこのイベントは、1月27日(土)にクリアウォーター高校で行われる決勝戦で幕を閉じる。
スーパーボウルは世界で最も偉大なイベント。
アメリカ中の機能が停止し、
世界中の人々がアメリカ最大の日であることを知っているる
スペインの新聞「スポーツ」のエウセビ・ブローサ |
マイクト・アップ・マンデーが
フィールドにファンを連れ出す
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| NFLフィルムズがABCと協力して独自のハーフタイムコーナーを制作 |
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| NFL Photos |
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第9週に『マイクト・アップ』されたレッドスキンズDEブルース・スミス
Bill Wood |
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今シーズンが始まるまで、NFLの試合中にサイドラインで何が起きているかを見聞きしたかったファンは、『ザ・ヒドゥンNFL』などNFLフィルムズ制作の番組やHBOの『インサイド・ザ・NFL』が放映されるまで待たなければならなかった。
しかし今年は、NFLフィルムズがABCの『マンデーナイト・フットボール』と協力して、毎週オンエアされる『マイクト・アップ・フォー・マンデーナイト』の制作を開始し、状況を一変させた。毎週放送されているマンデーナイトゲームで試合の前半に選手の生の声を拾い、それを2分間にまとめてハーフタイムに放送する。
NFLフィルムズのカメラクルー2人が、ロッカールームを出てから試合前のウォームアップ、そして試合中に至るまで1人の選手を追う。映像は光ファイバーを通してニュージャージー州マウントローレルにあるNFLフィルムズ本部に送られて編集され、その映像がハーフタイムにオンエアされる。
このコーナーに登場するのは、自らの出演を許可した選手たち。
NFLフィルムズのスティーヴ・セイボル社長は、『マイクト・アップ・フォー・マンデーナイト』はファンにとって楽しく、斬新な経験だと語る。「我々は、選手の声を35年間にわたって録音しつづけています。ひとつの試合の中でのすばやい動きと、それをオンエアする我々の能力が合わさっている独特のコーナーが出来上がっています」。
今シーズン、ファンが楽しんだサウンドを聞かせてくれたのは、カウボーイズのラインバッカーのデクスター・コークリー、コルツのセーフティのチャド・コータ、チーフスのセンターのティム・グランハード、ヴァイキングズのワイドレシーヴァーのクリス・カーター、ドルフィンズの守備エンドのジェイソン・テイラー、レッドスキンズの守備エンドのブルース・スミスなど。 |
大統領候補ブッシュとゴアは
「NFLにはかなわない」点で合意
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選挙の遊説中、ジョージ・W・ブッシュ大統領候補はグリーンベイ・パッカーズを訪問、一方アル・ゴア候補はピッツバーグ・スティーラーズを訪れた。
ブッシュ候補は、タイトエンドのバッバ・フランクスにパスを投げる場面も。ブッシュ候補は、フランクスが自分のホームタウンであるミッドランドから50マイルと離れていないテキサス州ビッグスプリングの出身であると知ったとたん、練習相手に指名した。
「彼はウェストテキサスの男。ミッドランドからまっすぐ走れば着く土地です」とブッシュ候補。
ゴア候補はペンシルヴェニアを遊説中にスティーラーズのトレーニングセンターを訪問、Cダーモンティ・ドーソンからスナップを3回受け、2本のパスを成功させた。コメントでは「パスラッシュをするつもりなら、ブロックの助けが要る」と語ったゴア候補だが、自らが受けている支援には満足そう。その後ゴア候補は、ビル・カウアー・ヘッドコーチのためにフットボールにサインをした。
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| Pepper Burress |
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| Mike Fabus |
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ロシアの若年フットボールチームが
イーグルズ練習を見学
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| 「グローバルボウル」に出場するためモスクワのオールスターチームがフィラデルフィアに来訪 |
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練習施設に姿を見せ、元イーグルズ社長ハリー・ギャンブル(右から2人目)と、アメリカを訪れているロシア若年チームのメンバー2人−DEアレグザンダー・シマンチェフ(左)、チルドレンズリーグ・オブ・アメリカンフットボール副会長、ヴィクトル・イワノフ−と会談するフィラデルフィア・イーグルズのジェフリー・ルーリー・オーナー
Drew Hallowell |
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ロシアの高校と大学のフットボール選手31人が、この秋フィラデルフィアを訪れ、『グローバルボウル』と銘打たれたエクシビションゲームでラサール・カレッジ高校と対戦した。
ヨーロッパでのアメリカンフットボールのプロモーションと発展に尽力してきた、元フィラデルフィア・イーグルズ社長ハリー・ギャン ブルがこのイベントの実現に一役買った。
「共に仕事をするのが楽しい子供たちでした」とギャンブルは語る。「ロシアの子供たちは、私好みの厳しさを持ってプレーし、40年前の高校時代の選手たちを思い出させてくれました。今でもこういうタイプのフットボールと関わりが持てて幸せです」。
ビジターチームはイーグルズの練習を見学し、彼らを歓迎したジェフリー・ルーリー・オーナーにイーグルズの帽子とシャツをプレゼントされ、「フィラデルフィア・イーグルズVIPクラブ」の名誉メンバーとしても登録された。ギャンブルは、リバティ・ベルやフィラデルフィア市庁舎など他の場所も観光したロシアチームが、イーグルズの練習を訪問したことをとても喜んだ。
ロシアチームは、初めて見るNFLの練習に感激、興奮してした。チームキャプテンのアレグザンダー(サーシャ)・シマンチェフによると、フットボールはロシアで人気があるという。チームの若者のほとんどは、衛星テレビやインターネットを使ってNFLの情報を得ている。この5年間、ロシアでのフットボールの発展に力を貸してきたギャンブルも同意見で、「ロシアの人々は素晴らしく、我々のスポーツが本当に好きになっています」。
アメリカ・ツアーの最後は、ラサールが30−6で勝利、ロシアチームの期待通りの結果では終わらなかった。しかし、若者たちは一生残るであろう沢山の写真と想い出を持って母国へ帰っていった。
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