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●プロフットNFLの魅力を日本に!
●NFL ON TOUR 2001
●鉄人ムーンがNFLの魅力を説いた



●リーグ再編成
●名誉の殿堂ウィークエンドで若年フットボールを賞賛
コミッショナーが「競技の基礎」のサポーターに感謝を伝える
●シーズンの訪れを告げるトレーニングキャンプ
ファンがひいきのプレーヤーに近づく絶好の機会
●2001年NFLトレーニング・キャンプ開催地と日程



10周年を記念するNFLプレーヤー・ディベロップメント
●23都市でコーチングアカデミーを開催
子供たちを教えるコーチが2日間のプログラムでプロから指導を受ける。
●コミッショナーの視点
スポーツマンシップこそが重要である
●教育省長官がシーホークス・アカデミーを訪問





NFLヨーロッパが10周年を華麗に祝福
過去最多の選手がNFLから派遣されさらに充実
●インスタントリプレイを今年も採用、競技規則の変更

2001年は審判がスポーツマンシップにより重点を置く
●NFLの試合は「予約されたテレビ番組」
●カウボーイズとレイダーズがメキシコ・アメリカンボウルで激突
●ドラフトされたスターたちの高校時代を垣間見る
8人の選手がオンラインビデオのフラッシュバック・シリーズに登場
●NFLフィルムズがエミー賞2部門受賞
マンデーナイトの「マイクト・アップ」、楽曲の受賞でトータルが80に
●ヒックスとジョーンズが臓器提供プログラムを支援
自らの経験から選手たちが「人生のギフト」運動に参加




●スティーラーズとブロンコズが新スタジアムを披露
NFL最新の施設で個性的な特徴がファンの楽しみを倍増させる
●期待が高い2001年NFLドラフトの指名選手
●レイヴンズがホワイトハウスで高貴な待遇を受けた
●ティッシュのレイバー・オブ・ラヴがニューヨークの若者の助けに

ジャイアンツの会長がフィールド再建のパートナーシップを創設
●若者たちがフットボールと人生の工夫を学ぶ

●パンサーズとレッドスキンズが若年プログラムに貢献



●快足ホリエがオールNFLヨーロッパに
2001年度NFLヨーロッパリーグ選手帰国懇親会

●2001年度NFLヨーロッパリーグ日本人選手成績
●NFLと立命館大がスポーツマネジメント教育で協力協定
●21世紀フットボール開幕ヨコハマボウルで東京対決、学生選抜実現



●アメリカンフットボールの魅力を体感!
日本初の『NFLフェスティバル』を大阪で開催
●世界準優勝の舞洲オリンポスジュニアが、再び世界へ
第2回NFLフラッグフットボール日本大会
●スーパーボウルでも大人気NFLエクスペリエンス
日本初登場の体験型アトラクションパーク
●フラッグフットを教育の現場に
一流識者が推進する全日本フラッグフットボール協会
●2001スケジュール

NFL Report Japan

SUMMER, 2001 No.16
エヌエフエルレポート・ジャパン 夏号 通巻16号

発行日: 2001年(平成13年)6月30日 発行所: NFLジャパン(株)

10周年を記念するNFLプレーヤー・ディベロップメント

プログラムは選手の教育の継続やインターンシップポジション獲得を支援
ローマン・オーベン
Aggie Skirball
 クリーヴランド・ブラウンズのTローマン・オーベンは、このオフシーズン、練習を積み、ミニキャンプに参加して体のコンディションを整えた。しかしそれ以上に、オーベンはNFLプレーヤー・ディベロップメント部門の支援を受けて、フィールド外でも意義のある時間を過ごした。
 まずオーベンは、フェアリー・ディッキンソン大学で行政学の修士号を獲得した。そして彼は、アメリカ下院議員デニス・クシニッチ(民主党、オハイオ州)と共に、実地のケースを含めたインターンシップを行った。
 オーベンの教育の継続とキャリア・インターンシップは、今年10周年を迎えるNFLプレーヤー・ディベロップメントによって容易に実行された。1991年、NFLコミッショナーのポール・タグリアブーは、選手とその家族のフィールド外での生活を支援するために、同部門を設立した。
 「NFLプレーヤー・ディベロップメントは大いなる機会を提供してくれました。私はその機会を利用したかったのです。自分に機会を多く与えればそれだけ自分自身が磨かれていきました。修士課程を終えたことで、ケースワークの経験を得ることが出来たのです。」
 この10年間で、NFLの選手とその配偶者たちは、プレーヤー・ディベロップメントの教育継続プログラムを利用して、3千を超える大学の学期を終了している。この間、モー・ルイス、テッド・ジョンソン、ケン・ノートンJr.、エミット・スミス、そしてこのオフにはエディ・ジョージとジェリー・ライスなど、百人を超えるNFL選手が学士号を取得している。
 「学士号を得ることは、スーパーボウルで優勝するのと同じくらいの満足感がありました」と語るライスは、ミシシッピ・ヴァリー・ステート大で保健体育学の学士号を取得した。「フットボールのトレーニング同様、懸命な努力と献身が必要でした。自分が成し遂げたことを誇りに思うし、他の人たちも学士号を取るように勧めます」。
 プレーヤー・ディベロップメント・プログラムでは他に、過去に50以上の企業で1千8百を超えるインターンシップをセットアップしたキャリア・インターンシップ・プログラムや、ファイナンシャル・エデュケーション・プログラムなどがある。
 「選手たちは、我々のプログラムを利用し続けてくれています」と語るのは、NFLプレーヤー・ディベロップメントの責任者、レム・バーナム博士。「我々に要求されているのは、選手たちを各プログラムに参加させ続けることと、常に変化を続けるNFL選手の構成に合わせられるよう、我々のスタッフが訓練され、常に準備できているのを確認することです。」
 NFLプレーヤー・ディベロップメントは、毎年、ドラフトされたルーキーを対象に、3日間かけて人生の送り方を講義するNFLルーキー・シンポジウムや、NFLプレーヤーがカレッジのフットボールチームを相手に講演する、NFL−NCAAライフ・スキルズ・パートナーシップの手配と運営もする。

NFLプレーヤー・ディヴェロップメントは 大いなる機会を提供してくれた。 私はその機会を利用したかった。 自分に機会を多く与えれば それだけ自分自身が磨かれていった
クリーヴランド・ブラウンズ Tローマン・オーベン


23都市でコーチングアカデミーを開催

子供たちを教えるコーチが2日間のプログラムでプロから指導を受ける。
クリーヴランド・ブラウンズのブッチ・デイヴィズがアカデミーで洞察力を伝える
John Reid III

 この春ナショナル・フットボール・ファウンデーションとNFL選手会が協力し、NFL/NFFコーチング・アカデミーを23都市に拡張した。若年・高校レベルでのコーチの質を高め、アメリカで最も多くの参加者がある高校スポーツを強化することが目的の、2日間で行われるプログラムである。

 フットボールの攻撃と守備、プログラム・マネージメント、人生におけるスキル、選手とコーチ間のコミュニケーション、健康、安全などのトピックについて、NFLのヘッドコーチや元選手、運動心理学者、医療スタッフが知識を分担しあった。講師陣には、ジャクソンヴィル・ジャガーズのトム・コフリン、クリーヴランド・ブラウンズのブッチ・デイヴィズ、テネシー・タイタンズのジェフ・フィッシャーの現役ヘッドコーチたちに加え、プロフットボール殿堂入りしている元コーチ、ビル・ウォルシュ、ニューヨーク・ジャイアンツ副社長兼GMアーニー・アコーシ、ノースカロライナ大グリーンズボロ校の心理学者ダン・ゴウルドなどが参加した。

 2000年に試験的プログラムとして始まったこのアカデミーは、若年・高校フットボールプログラムを、訓練された大人のコーチが指導する環境を模索している。同アカデミーでは、フットボールの技術だけでなく、フットボールが社会にもたらす利益と人格形成能力にも重点を置いている。モットーは「フットボールと人生の両方で勝者を作ること」。

コーチング・アカデミー・カリキュラム
コーチング哲学:フットボールと人生の両方で勝者を育てる
フットボールの技術と戦略(オフェンス、ディフェンス、スペシャルチーム)
コーチとプレーヤー間のコミュニケーションとフィードバック
プログラムとチームマネージメント:勝つための組織作り
人生でのスキル向上:フットボールと人生の両方で成功する方法を選手に教える
選手の健康と安全:安全な環境でのプレー

コミッショナーの視点
 
スポーツマンシップこそが重要である
ポール・タグリアブー
NFL Photos
 NFLはアメリカで最も情熱を注がれるスポーツ機構であり、NFLプレーヤーは運動競技の頂点を代表する。カート・ウォーナー、マーシャル・フォーク、ドーンテイ・カルペパー、クリス・カーター、ウォリック・ダン、マイク・オルストットを始め今日の多くの選手が、かつてオットー・グレアム、マリオン・モウトリー、テリー・ブラッドショー、フランコ・ハリス、ロジャー・ストーバック、ドルー・ピアソンなど過去の選手たちがしたように、競技力、鍛錬、自信、そして相手に対する敬意を試合に持ち込んでいる。
 しかし、最近の見出しには、これらのプレーヤーが具現している伝統的なスポーツの価値が失われているという、心を悩ます内容を表しているものが多い。 「若者のスポーツマンシップの低下を検証」 「スポーツマンシップに対する3ストライク制度」 「粗末なスポーツ、良いスポーツマンシップが失われている」
 アメリカでのスポーツマンシップの低下は、あちこちで憂慮されている。クリーヴランド・プレイン・ディーラー紙は、「若年スポーツや高校のスポーツイベントにおいて、スポーツマンシップのなさや悪態、虐待、それ以上にひどい事態がかつてない頻度で起きている」と報告している。
 最近、ニューヨーク・タイムズの一面で取り上げられた記事では、「高校や若年スポーツでの不品行の急増」について書かれており、「学者の中には、サイドラインでの不品行はアメリカ社会の一般的なモラルの低下に起因しているとする意見もある。他には、プロやカレッジのスポーツ選手が見せる好戦的な態度を真似る者が増えているという見方もある」と述べている。
 これらの記事は、NFLプレーヤーにやる気を促すスポーツマンシップに、各自が傾倒することの大切さを強調している。スポーツマンシップに傾倒することが、競技の高尚さの基礎となる。これによって競技者は試合や対戦相手、審判、ファンに対する敬意を持つようになる。ルールに従ってプレーすることにつながるのだ。スポーツマンシップがなければ、競技性のあるスポーツは建設的なものから破壊的な何かに堕落してしまう。
 我々は、フットボールがかつて元アメリカ大統領、ドワイト・D・アイゼンハワー将軍にとって意味していたのと同じことを象徴してもらいたい。1920年代に数々の陸軍基地でフットボールをコーチしたアイゼンハワーは、晩年にこう書いている。「フットボールは、厳しい練習に耐え、チームプレーをし、自信を持ち、献身につながる情熱を持つことが勝利を生むという感覚を、たぶん他のどのスポーツよりも、ゆっくりと染み込ませてくれると思っている」。
 NFLの試合が大多数の人々に見られていることから、NFLはスポーツマンシップのカテゴリーにおいて、リーダーシップの責任を持つ重要な立場にあると認識している。若いアスリートたちが、プレーヤーをアイドルとして仰ぎ、彼らの真似をすることは承知している。そうなれば当然、我々はそれらの若い人々に、フィールド内外での正しい行いを模倣してもらいたいという気持ちになる。
 毎年我々の競技委員会がNFL各チームに対して行うアンケートで、今年は数人のヘッドコーチが、スポーツマンシップをあらためて強調したいという意見を寄せていた。NFL選手会もまた、同様のメッセージを発している。2人のベテランプレーヤー、トレイス・アームストロングとノーラン・ハリソンは、競技委員会の会合に出席し、ルールの適用を徹底し罰則を厳しくすることで、試合の名誉を復活するようリーグに要請した。
 「試合で起きる全てのことを、誰かが見ています」とプロフットボール殿堂入りしたメンバーでNFL選手会理事長のジーン・アップショーは語る。「試合でプレーをするだけで済むことではないのです。我々の社会、特に子供たちに影響を及ぼします。競技が堕落しないよう、十分に注意を払わなければなりません。このことから、スポーツマンシップに関して正しいスタンスを取り、競技の根本を復活させる必要があるのです」。
 競技委員会の会合が開かれた後、スポーツマンシップに関するルールを改めて強調することを、各チームと選手会が強く支持した。アンスポーツマンライク・コンダクトのルールが、選手やコーチ、審判に対してより明確にされ、認めることの出来ない行為は全て排除されることになった。
 それらの行為に含まれるのは、相手を押す、フェイスマスクをつかむ、その他に相手選手、審判そしてファンの品位を落とす行為をすることなど。また、相手をあざける行為、相手を罵倒、脅迫する言葉、冒涜する仕草や行為、許容することのできない言葉も対象となっている。関連する事項には、ユニフォームの規制もあり、ファンに対して正しいイメージを持ってもらうことが重要だと考えている。
 「これらの方針を実行することでの最大の勝者は、選手自身なのです」と語るのは、ミネソタ・ヴァイキングズ・ヘッドコーチで競技委員会の共同委員長を務めるデニス・グリーン。「現在、ほとんどのプレーヤーがしている良い行いー子供と過ごし、地域社会のイベントに参加し、自らの基金で活動をするーが、選手たちは傲慢で責任感がなく、手がつけられなくなる一歩手前だという間違った世間の認識によってその影が薄くなってしまっています。スポーツマンシップ、選手の行為、フィールド上での行動におけるしっかりとしたスタンダードを設定することで、これらの誤った認識が取り除かれていくことでしょう」。
 これらのカテゴリーにおける、同様の方針は高校や大学のフットボールで有効な作用を見せ始めている。お互いに利益を生むこのプログラムが、よく聞かれる、「スポーツマンシップは重要なのか?」という質問に対する明白な答えを導き出すことを期待している。

教育省長官が シーホークス・アカデミーを訪問

アカデミーは学校で「取り残されている子供はいない」ことの好例として見られている
困難に直面しているミドルスクールの学生たちの学業を助ける施設シーホークス・アカデミーで教育省長官ロデリック・ペイジ博士(中央)と共に時間を過ごしたシアトルのプレーヤー、ジョン・ヒリアード(左)とティム・テリー(右)
BNFL Photos
 教育省長官が自ら確認に来てくれた。
 3月にシアトル・シーホークス・アカデミーを訪問したアメリカ教育省長官ロデリック・ペイジ博士は、感銘を受けていた。
 「アカデミーのメッセージはシンプルで、 “我々が解決方法を見つければ取り残される子供はいない”というものだった」とペイジは振り返る。「我々がどうすればよいかの好例だった」。
 1997年に創設されたシーホークス・アカデミーは、シアトル・パブリック・スクールズとコミュニティーズ・イン・スクールズ・オブ・シアトルのジョイントヴェンチャー。同アカデミーはミドルスクールに在学する125人の生徒に、特別なケアを施すコミュニティを提供する。ここで力を入れているのは、鍛錬はもちろんのこと、他の学校プログラムで苦戦してきた子供たちの学業向上を図るため、1対1でやる気を促すやり方。同アカデミーは、生徒たちの成績を上げ、行いを良くし、子供のためになる環境を提供していることで賞賛を受けている。
 訪問の日、ペイジは各教室を見て回った後、アカデミーについて意見を述べた。
 「この施設内の暖かい思いやりを感じない人はいないでしょう。その思いやりこそが、この施設で最も重要なことなのです。私たちが解決方法を見出し、取り残される子供をなくしたいと思います。若者には、成功するための機会が必要です。コミュニティ・イン・スクールズはその機会を作っており、シーホークス・アカデミーはその好例です」とペイジ。
 ジャクソン・ステート大や、シンシナティ大、テキサス・サザン大でフットボールコーチを務めた経歴を持つペイジは、学生たちに対して与えられた機会を受け入れるよう語り、スポーツを例にあげた。 「我々は、必要な物資や良い教師、学校を提供することは出来ます。しかし、大切なのは、みなさんがそれを自分たちで掘り起こして自分の前に並べることができるかどうかです。スポーツでは、何かにチャレンジする際、自分でどこまで出来るのかを見つけなければなりません。それは学校でも同じことなのです」とペイジ。

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