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●第36回スーパーボウルのテーマは『アメリカのスピリット』
●河口6年連続NFLヨーロッパヘ
●大阪初のアメリカンボウル
フォーティーナイナーズ対レッドスキンズ



●NFLとNFL選手会が救援活動に1千万ドルを寄付
●プロボウルが初めて土曜日に開催される
●NFLのテレビスポットが広報する寛容さの必要性
●レッドスキンズが『フィールズ・フォー・トゥモロウ』を設立
●NFLチャリティが2001年の助成金として6百万ドルを寄付
●ペンシルヴェニア州消防士等に敬意を表する
●大統領の開幕コイントス



●『ハイスクール・チューズデイ』が生徒の間で人気
●コミッショナーの視点
私たちの新たな世界
●審判が復帰‘正常なビジネス’に
●新加盟テキサンズのユニフォームは赤、白、青
●NFLが初の債権売り出しが好評票






●UNITED WE STAND



●フロリダ州の高校が最多のNFL選手を輩出
●マイノリティ・フェロウシップからジェッツのヘッドコーチへ
●新スケジュールがボーナスを与える
●全チームが労使協定の2007年までの延長を可決
●薬物乱用防止に選手たちが協力
●5周年を迎えたNFLインターナショナル
●ライオンズ・アカデミーが若者にセカンドチャンスを与える



●関西フットボールの魅力
(1)人気はあるのではなく作るもの
●特集第36回スーパーボウル

NFL Report Japan

WINTER, 2001 No.18
エヌエフエルレポート・ジャパン 冬号 通巻18号

発行日: 2001年(平成13年)12月30日 発行所: NFL JAPAN(株)

審判が復帰‘正常なビジネス’に
労使問題が解決;スムーズな移行と真剣な努力をペレイラが評価

キックオフされた瞬間、
オフィシャルは集中していつものように
素晴らしい仕事をしてくれた。
NFL審判部長マイク・ペレイラ
カンザスシティ・チーフス創始者ラマー・ハント(左)とNFL選手会代表ジーン・アップショー(右)にはさまれたコミッショナー、ポール・タグリアブーが9月23日のチーフス対ジャイアンツ戦前に復帰したオフィシャルを歓迎した
Associated Press,White House/Tina Hager
 9月11日の同時多発テロ事件後、NFLは第2週に予定されていた全試合を延期した。9月23日にスケジュールが再開された時、再度フィールドに姿を現したNFLは、正規のオフィシャル(審判)の復帰も歓迎することが出来た。
 労使間の問題で8月27日から職を離れていたオフィシャルは、素早く試合の流れに融け込み復帰した。
 「彼らは去ったときと同じ状態に戻っていました」と語るのは、オフィシャルの現場復帰を審判運営部長のラリー・アプソンと共に準備したNFL審判部長マイク・ペレイラ。
 「9月23日の前の金曜日に、我々はレフェリー全員をダラスに集めて試合に送り出す前のミーティングを開きました」とペレイラ。「私たちは、典型的なホールディングやイリーガル・ハンズ・トゥ・ザ・フェイス、ラフィング・ザ・パッサーなどについて話し合いました。しかし、これは開幕週の前に通常行われるのと同じタイプの準備でした。オフィシャルたちが楽に過ごせる状況に戻れるように努力しました。」
 ペレイラはその結果を喜んでいる。「すぐに、通常のビジネスに戻っていました。オフィシャルが復帰した最初の週で何よりも感心したのは、彼らの判断力でした。フットボールでの判定は繰り返しが最も重要です。多くのスナップを見て、自分自身をシャープにしていくのです」とペレイラ。
 「彼らは試合に参加しない時期を過ごしており、その間は反復することが出来ませんでした。それでもパスインターフェアランスなど、判断の難しい判定を下せていました。少しの間実戦から離れた後でも、現場に復帰してそれらの難しい判定を下すことができるというのは、我々がいかに能力の高いグループを持っているかを示しています。」
 「彼らが真剣な努力をして戻ってきてくれたことに感謝します」とペレイラは続ける。「彼らは、フィールド上で仕事が待っていることを知っています。労使問題によるストライキなどは難題です。しかし、キックオフされた瞬間、オフィシャルは集中していつものように素晴らしい仕事をしてくれました。真のプロフェッショナリズムを見せてくれました。」

新加盟テキサンズのユニフォームは赤、白、青
ユニフォームはアメリカ人が愛蔵する特色を表しているとマクネア・オーナー

 エクスパンション(新加盟)チームのヒューストン・テキサンズは、2002年に赤、白、青色を身にまとって登場する。
 テキサンズのオーナー、ボブ・マクネアは、9月におよそ1万2千人のファンを前に、多数のテキサスの象徴に伴われて彼のチームのユニフォームデザインを発表した。ヒューストン市のダウンタウンに、マクネアと共に姿を見せたのは、プロフットボール殿堂に入っているRB(ランニングバック)エリック・ディッカーソン、ロックグループのZZトップ、『インディ500』4回優勝のA.J.フォイト、元オリンピック体操選手メアリー・ルー・レットン。
 テキサンズのホームユニフォームは、赤く縁取られた白い背番号がついた濃いはがね色のジャージに、赤と青のストライプが入った白いパンツ。アウェイユニフォームは、ブルーのアクセントが入ったリバティホワイトのジャージに赤の背番号、そして赤と白のストライプが入った青のパンツという組み合わせ。ヘルメットは青で、特徴的な雄牛の頭のロゴが入っている。
 マクネアは、チームカラーは5つの特色を表していると言う:誇り、勇気、強さ、伝統、独立。
 「これらの特色は、テキサンズだけでなく、アメリカ人である我々全員を表しています」とマクネア。「チームの名前とロゴ、そして新しいユニフォームは我々がテキサス人であることを誇りに思わせる特色を表しています。」
 「テキサンズのカラーリングを選んでいた1年前は、これらの色が今日の我々が持っている象徴的意味を表すとは思ってもいませんでした。濃いはがね色は、ブッシュ大統領がテロ撲滅のための戦いを指揮する強い意志を表しています。バトルレッドは、テロ事件で喚起されたアメリカ国民の緊張した気持ちを象徴しています。リバティホワイトは、テロリストによって脅かされながらも我々が一体となることでより強くなるであろうアメリカにとってかけがえのない自由を表しています。」
 「私たちのカラーが赤、青、白であるというのはいいと思います」と語るのは、カントリーシンガーのクレイ・ウォーカー。「国旗が掲揚されるのを見、人々の笑顔を再び見、事件が我々をより強くするのを見るのはこの国が本当に必要としていることです。」
 テキサンズは、新しいジャージと特別に作られた記念Tシャツの売り上げの一部を、アメリカ赤十字の災害救援基金に寄付する。
ヒューストン・テキサンズのオーナー、ボブ・マクネア
NFL Photos

NFLが初の債権売り出しが好評票
私募形式での売り上げ2億8千5百万ドルがスタジアムローンに使われる

 現存する都市に新球場を建設するチームを助けるため、長期の資金調達で確保を試みた1千5百万ドルがほぼ倍額に伸び、NFLはこの秋債券市場への進出で見事にタッチダウンをあげたカタチとなった。
 NFLが安全な長期投資であると信じた投資家たちによって、私募形式での売り上げは2億8,500万ドルに達した。この業績の基盤には、NFLが結んだ8年間で数十億ドルに上るTV契約、観客動員記録、労使間の和平、収益分配、サラリーキャップの協定がある。
 NFLは多くの格付け機関から上級の債権格付けを受けている。フィッチ社とダフ&フェルプスからは“A+”を、ムーディーズ・インヴェスター・サーヴィシズからは“A3”と評価され、いずれもスポーツ業界の売り出しでは最高のレーティングとなっている。
 債権売り上げによる収益はG−3プログラムに送られる。G−3は、チームが民間負担もしくは官民共同で行うスタジアムプロジェクトの30〜45%(プロジェクトとマーケットの規模によって異なり上限は1億5千万ドル)をNFLからの先行投資のローンとして借り入れられるようにする決議の名前で、1999年3月にNFLの各チームによって承認された。同プログラムの貸付金は建設の初期段階で入手することが出来、資金調達の隔たりを埋めて、各チームが持つプロジェクトの財政上の実現性を高める。
 同プログラムから資金を借り入れているのは、シカゴ・ベアーズ、デンヴァー・ブロンコズ、デトロイト・ライオンズ、グリーンベイ・パッカーズ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、フィラデルフィア・イーグルズ、シアトル・シーホークスの各チーム。(写真):ジェッツのセンター、ケヴィン・マワイ(68)が選手を代表してニューヨーク・ポリス・アンド・ファイアー・ウィドウズ・アンド・チルドレンズ・ベネフィット基金に50万ドルを寄付

フロリダ州の高校が最多のNFL選手を輩出
2001年シーズンのNFLロスターには7人のグレイズ・セントラル出身者が名を連ねる

 NFLプレーヤーはどこからやってきているのか?彼らは、全米1,390の高校と、国外7ヶ国からやってきている。しかし、一番多いのは、今年のNFL開幕ロスターに7人を輩出したフロリダ州ベル・グレイドのグレイズ・セントラル高校である。
 グレイズ・セントラルの次に卒業生が多いのは、イリノイ州ハーヴィーのソーントン・タウンシップ高校で6人のNFLプレーヤーがいる。また、4つの高校が、それぞれ5人のNFL選手を輩出した:イーリー(フロリダ州ポンパノビーチ);ホームステッド(フロリダ州ホームステッド)、ロングビーチ・ポリ(カリフォルニア州ロングビーチ)、マイアミビーチ(フロリダ州マイアミビーチ)。
 当然ながら、在校生1,340人のグレイズ・セントラルは、フロリダ州内の強豪フットボールチームのひとつである。
 「フットボールは子供たちに良い機会を与えます」と語るグレイズ・セントラルのヘッドコーチ、ウィリー・ブエノは、同校の5度のフロリダ州チャンピオンのうち、3回を率いている。「ここから多くの子供たちがNFLに行っているのを見ていますから、彼らにもチャンスがあると思い、一生懸命に練習しています。」
 ホームステッド高校に通ったデンヴァー・ブロンコズのルーキーCBウィリー・ミドルブルックスなどNFLプレーヤーたちは、高校時代に良い思い出を作っている。
 「ホームステッドには、素晴らしい伝統があります」とミドルブルックスは振り返る。「年下の子供たちが、年上のフットボール選手を見て、ああいう風になりたいと言うんです。あの学校に行けたこと、そして今通っている子供たちに対して良い例になれたことを誇りに思います。訓練を重ね、一生懸命努力すればチャンスが必ず訪れることが、彼らには見えているのです。」
(右)アル・ハリス
Greg Crisp
(左)ウィリー・マギネスト
Bemie Nunez
   
(右)タイ・ストリーツ
Greg trott
(左)サマリ・ロール
Greg Crisp

NFLプレーヤーを多く輩出している高校
学校名 州・都市 人数 NFL選手名(所属チーム)
グレイズ・
セントラル
フロリダ州
ベルグレイド
7人 ライデル・アンソニー(タンパベイ)
ジェイムズ・ジャクソン(クリーヴランド)
ウィリー・ジョーンズ(カンザスシティー)
ロバート・ニューカーク(シカゴ)
ジョニー・ラトレッジ(アリゾナ)
ジミー・スペンサー(デンヴァー)
フレッド・テイラー(ジャクソンヴィル)
ソーントン・
タウンシップ
イリノイ州
ハーヴィー
6人 バリー・ガードナー(フィラデルフィア)
ウィンフィールド・ガーネット(ミネソタ)
ジャック・ゴールデン(ニューヨーク・ジャイアンツ)
ジャメイン・ハンプトン(インディアナポリス)
タイ・ストリーツ(サンフランシスコ)
サミー・ウィリアムズ(ボルティモア)
イーリー フロリダ州
ポンパノビーチ
5人 タイロン・カーター(ミネソタ)
ヘンリー・クロケット(アトランタ)
ザック・クロケット(オークランド)
アル・ハリス(フィラデルフィア)
コーリー・サイモン(フィラデルフィア)
ホームステッド フロリダ州
ホームステッド
5人 マイク・バロウ(ニューヨーク・ジャイアンツ)
ショーン・ドーキンズ(ジャクソンヴィル)
ハーバート・グッドマン(グリーンベイ)
チャールズ・リー(グリーンベイ)
ウィリー・ミドルブルックス(デンヴァー)
ロングビーディ・
ポリ
カリフォルニア州
ロングビーチ
5人 ウィリー・マギネスト(ニューイングランド)
マーケズ・ポウプ(オークランド)
ケン−ヨン・ランボー(ダラス)
オマー・スタウトマイアー(ニューヨーク・ジャイアンツ)
ブランドン・ホワイティング(フィラデルフィア)
マイアミビーチ フロリダ州
マイアミビーチ
5人 テリー・カズン(マイアミ)
チャド・ジョンソン(シンシナティ)
サマリ・ロール(テネシー)
ドウェイン・スタークス(ボルティモア)
デイヴ・トーマス(ニューヨーク・ジャイアンツ)


マイノリティ・フェロウシップからジェッツのヘッドコーチへ
今年ハーマン・エドワーズがNFLヘッドコーチへと飛躍した

 今年、ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチに任命されたハーマン・エドワーズは、NFLマイノリティ・コーチング・フェロウシップ・プログラムを卒業してNFLでHC職に就いた初の人物となった。
 今年の夏は、72人のアフリカ系アメリカ人が参加したNFLマイノリティ・コーチング・フェロウシップ・プログラムは、参加者をトレーニングキャンプのコーチングスタッフとして参加させる。参加者はNFLスタッフのメンバーとなり、練習のプランニングから指導、スクリメージやプリシーズンゲームの作戦の構築、ビデオテープの分析、選手の評価など数々の業務を任される。1987年に始まった同プログラムには、これまでに7百人を超えるコーチの参加があった。
 1989年にマーティ・ショッテンハイマーの下でインターンを経験したエドワーズは、「キャリアを発展させる最高のプログラムです」と語る。「自分には完璧な環境でした。最適な時期に、最適な場所にいられました。」
 エドワーズは、同プログラム出身の3人をスタッフとして迎え入れた、DLコーチ、ルービン・カーター(1992年にNEでインターン)、RBコーチ、ビショップ・ハリス(1987年ミネソタ、1989−1990年デンヴァー)そしてWRコーチ、モウズ・ライゾン(1988年デトロイト、1992年ジェッツ、1999年シカゴ、2000年ボルティモア)である。
 エドワーズは、同プログラムは若いアフリカ系アメリカ人のコーチを助け、今後は更に多くのマイノリティHCが誕生すると考えている。「表に現れてくる人が増え、更に多くの人々が技術を向上させるでしょう」とエドワーズ。
左から右:WRコーチ、モウズ・ライゾン、HC(ヘッドコーチ)ハーマン・エドワーズ、オーナー、ウッディ・ジョンソン、NFLコミッショナー、ポール・タグリアブー、DL(ディフェンシブライン)コーチ、ルービン・カーター、RBコーチ、ビショップ・ハリス
NFL Photos

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