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WINTER, 2002 No.21
エヌエフエルレポート・ジャパン 2002年冬号 通巻21号
発行日: 2002年(平成14年)12月30日
発行所: NFL JAPAN(株) |
| クラフトが教授職の資金援助に300万ドルを寄付 |
| ボストン・カレッジ・センターがキリスト教徒とユダヤ教徒の理解を深める |
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| ボストン・カレッジ・センター・フォー・クリスチャンージューイッシュ・ラーニングに対するクラフトの寄付を祝うレセプションに出席したロバートとマイラのクラフト夫妻と学長のウィリアム・P・リーヒーSJ。 |
| Gary Gilbert |
ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナー、ロバート・クラフトと妻のマイラが、ボストン・カレッジ・センター・フォー・クリスチャンージューイッシュ・ラーニングのキリスト教学者への教授職用資金となる300万ドルを寄付した。
同センターの最高責任者フィリップ・A・カニンガムは、クラフト夫妻の寛大な行為を賞讃する。「クラフト夫妻のギフトは、センターの精神と、我々がキリスト教徒とユダヤ教徒の間で新たな関係とお互いの理解を促進し、今後成し遂げようとする目標を反映するものです」とカニンガム。
クラフト夫妻は、ボストン・カレッジ主催で同大学長ウィリアム・P・リーヒーSJも出席した感謝晩餐会で今回の寄付を讃えられた。
同センターは、今夏、ユダヤ教徒とキリスト教徒の相互理解を深めるために全米で24ヶ所ある施設の包括的本部として活動することを発表していた。
カウンシル・オヴ・センターズ・オン・ジューイッシュークリスチャン・リレーションズとして知られる同センターは、ジョセフ・カーディナル・バナーディン・センター・フォー・シオロジー、ミニストリー・アット・カソリック・シオロジー・ユニオン・イン・シカゴ、ザ・ノートルダム・ホロコースト・プロジェクト、ボルティモアに基盤を置くインスティトゥート・フォー・クリスチャン・アンド・ジューイッシュ・スタディーズなどの団体の活動を支援する。外国にある同様のセンターの提携メンバーや、USカンファレンス・オヴ・カソリック・ビショップス、ナショナル・カウンシル・オヴ・シナゴーグズなどのキリスト教とユダヤ教の宗教団体の代表も同カウンシルのメンバーとなる。 |
| コミッショナーの視点 |
| 官民のパートナーシップがフランチャイズの安定性を確保する |
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| NFL Photos |
スポーツリーグにとって最大の難題のひとつが、所属する全チームの長期にわたる存続を確保することである。
どのスポーツも競争が基盤にあることから、リーグに属する各チームは選手やコーチ、フロントオフィススタッフ、練習施設、スタジアムの全てに多大な資金を投資しなければならない。選手のフリーエージェント制度が採用されている現在のNFLでは、他のチームのペースに追いつくべく地元での収益をあげる必要性が、ますます重要になっている。これが、現在NFLで球場建設がラッシュを迎えている事実にもつながっている。
新しいスタジアムでフランチャイズの安定した存続を図るとき、多くの場合で公的資金を使うかどうかについての地域社会での論議が注目を浴び、時には行き詰まることがある。スタジアムの造成には公的セクターが何らかの役割を担うことは確かだが、公的資金についての問題は、簡単にイエスやノーで答えられることではない。
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| ポール・タグリアブー |
NFLの各チームは、社会において多大な注目を集めており、各都市の重要な資産としての役割も果たしている。スタジアム建設に妥当な額の公的資金(スタジアムの寿命、20年から30年で割賦償却される)を流用することは、これまでに多くの都市で実証されたように、投資額の何倍も価値のあることなのだ。1995年以降、NFLチームが籍を置く11の都市で、住民投票によってスタジアムプロジェクトに対して公的資金を流用することが認められている。
しかし、スタジアム建設における官民パートナーシップを築こうとするとき、チームが市や州から「必要とする」事柄についての議論が滞ることが頻繁にある。議論の中で失われてしまう事柄には、関係各位全員の目的に合致した、クリエイティヴでお互いに思慮のあるパートナーシップを築くための民間セクターやチーム、リーグが果たす重要な役割も含まれている。
NFLの各チームは、この10年間で、地元での収益を増加させるために主に3つの方法を取り入れて大きく前進した。
●スタジアムのスイート、プレミアムシートやスタジアムスポンサーシップの販売などでスタジアムへの支援を得て、企業とのビジネスパートナーシップを深めた。
●アップグレードしたエンターテイメントや改良されたテールゲーティングなどファンと交流を深める機会を増やし、試合を1日がかりのイベントに発展させた。
●積極的なチームマーケティングプログラムを採用し、ファンベースをより広い範囲に広げた。
NFLのパートナーシップ制度では、全米中継による収益の均等分配と全試合のチケット収入を分配することで、より小さい市場を持つ都市のチームをサポートしている。この制度により全てのチームに強い収益の基盤が出来ているが、選手にかかる費用は急速な増加を続けており、既にそれぞれが難題を抱えている中規模から小規模の市場を持つチームに対するプレッシャーも増えている。また、リーグからの少なからぬ援助は可能ではあるが、地元での十分な収益を得るための最高級スタジアムを建てる責任は、各チームにある。
NFLの各オーナーは、個人的にそして共同でも新スタジアム建設に多額の投資をしてきた。多くのスタジアム建設において、個人資金の投資は相当額、場合によってはほとんどの額を占めている。NFL独自のスタジアム資金調達プログラムでは、これまでに8つのスタジアム建設にリーグからの助成金として6億5000万ドルを支払っている。この資金は、チームのプロジェクトに対する投資として流用が可能になっている。NFLは、スタジアム建設の私営化において最先端を走るリーダーとして認識されている。
フランチャイズを安定させるために今後懸念される問題の解決方法として、我々はその都度3つの事柄をこなしていこうと思う。
(1)オープンな対話の場を保つこと、(2)チームが適度な額の収益を上げられる機会を作るために官民両方の思惑を一致させること、(3)チームと地域社会にとってプラスとなる結果を生むこと。 |
| NFL人気が世界に広がる |
| 225の国と地域で70のTV局が毎週NFLの試合を33ヶ国語で放送している |
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| ドイツでの熱狂ぶりでもわかるようにこの10年間で世界中のNFLファンの数が着実に増えている |
| Wayne Paulo |
世界におけるプロフットボール人気の向上が、1996年に創設されたNFLインターナショナルが成功を続けていることの証となっている。
かつてアメリカンフットボールがほとんど存在していなかった国のファンが、今では毎週NFLの試合をTVで見ている。外国の提携TV局13局が独自のハイライトショーを放送し、225の国と地域で70のTV局が毎週NFLの試合を33ヶ国語で放送している。
最も新しいパートナーのひとつであるオーストラリアのスペシャル・ブロードキャスティング・サーヴィス(SBS)は、オーストラリア全世帯の半分が視聴するTV局で、現在はスーパーボウルXXXVIIまでの毎週30分のNFLハイライトショー、『NFLタッチダウン』を放送している。ESPNインターナショナルもラテンアメリカでNFLのTV番組放送を毎週行っており、1450万を超える世帯で視聴されている。
今年もこれまでと同様に、NFLはスーパーボウルXXXVIIの国際映像を制作し、各国の放送局が母国語で中継し独自のCM挿入が出来るようになっている。国際映像は各国の視聴者のために独自のコメンテーターを起用し、特注のグラフィックも使用している。NFLヨーロッパやアメリカンボウルのプロモーションや、アメリカ以外の国出身のプレーヤーを紹介するスポットも用意されている。
毎年NFLを愛するファンが増えているため、全世界でのスーパーボウルパーティーは規模、内容共に拡大し続けている。ベルリン・サンダーは、ドイツのベルリン/シュパンダウのアメリカン・ボウル・レストランで、スーパーボウルパーティーを主催する。音楽やエンターテイメント、アメリカの食事や飲み物、ベルリン・サンダー・チアリーダー出演を楽しめるパーティーには、数千人のNFLファンが参加すると見込まれている。
『スーパーボウル・フィエスタ』はここ3年、メキシコの伝統的行事となっている。メキシコシティのインターコンティネンタルホテルには数千人のNFLファンが訪れ、食事や飲み物、NFL関連のゲーム、チアリーダーのパフォーマンスなどが楽しめる。試合の中継は、テレビサが行う。
カナダでは、バドワイザーが『スーパーボウル・ヘッドクォーター』として認定された様々なバーで、800件を超えるスーパーボウルパーティーを開催する。ファンは、スーパーボウルサンデーでバドワイザーが開く盛大なパーティーへの招待を抽選で手にすることができる。グローバル・テレビジョンが現地に赴き、スーパーボウル中継の中で放送される賞金10万ドルの抽選会の模様も映像に収める。
数年にわたり、海外に派遣されているアメリカ軍関係者は、アームド・フォーシズ・レイディオ・アンド・テレビジョン・サービス(AFRTS)を通じてNFLの試合中継を見たり聞いたりしていた。スーパーボウルXXXVIを観戦した中には、アフガニスタンに派遣されていた部隊も含まれていた。AFRTSはこれまでに、海外にいるアメリカ軍関係者およそ80万人に対してNFLの試合中継を届けてきたが、今年も177の国と地域で放送を続ける予定。 |
| ジョーンズがもうひとつのカウボーイズに協力 |
| タイムリーな寄付がポップ・ウォーナー・チームの子供たちのシーズンを救った |
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| ダラス・カウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズが160人の子供のフットボールシーズンを救った |
| Joshua Trujillo/San Antonio Express-News |
フットボールの組織を運営するという点では、ダラス・カウボーイズのオーナー、ジェリー・ジョーンズとサウスサイド・リトルカウボーイズの会長ロナルド・オリヴァリは同様のプライドと努力、献身的精神を持ち合わせている。
カウボーイズのオーナーとしての13年間で、ジョーンズはスーパーボウル優勝を3度経験しただけでなく、公的事業を通じて地域社会を支援するチームを作り上げた。サンアントニオ・ポップ・ウォーナー・フットボールクラブの会長を務めるオリヴァリは、若年フットボールプログラムが、サンアントニオの社会と5歳から12歳までの選手とチアリーダー合わせて160人にとって欠かせないものとなるために尽力した。
しかし、8月8日、何者かがリトルカウボーイズの売店に侵入して4千ドル相当の被害をもたらす窃盗と破損を犯したときは、オリヴァリの若年フットボールプログラムが潰えてしまうかと思われた。選手やチアリーダーたちは、シーズンが迎えられないのではないかと不安に駆られた。
4日後、ジョーンズが非営利スポーツ団体に手を差し伸べた。ジョーンズは、ダラス・カウボーイズ基金を代表して4千5百ドルの小切手を手に、自らのチームと同じニックネームを持つチームの施設を訪れた。
「このことは、子供たちもサンアントニオのサウスサイドに住む人々も永久に忘れることはないでしょう」とオリヴァリは語った。「お金の問題ではなく、ジョーンズ氏がここに来て手を差し伸べてくれたことが、大変な意味を持つのです」。
喜びに満ちた400人の子供とその親に会ったジョーンズは、子供たちのためにサインする時間も割いた。ジョーンズは、子供たちの両親やボランティアの人々に対し、自らの行為は若年スポーツに対して「皆さんが1年を通して与えてくれていること」への感謝であると述べた。「用具をたくさん用意することではなく、彼らの献身的な姿勢に感謝したかったのです」とジョーンズ。 |
| ジャガーズが責任ある親子関係を祝すイベントを開催 |
| 『ファーザー・アンド・キッズ・デイ』に1800人を超える親子が参加 |
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| ディローリス・バー・ウィーヴァー |
| NFL Photos |
ジャクソンヴィル・ジャガーズは強い親子関係を心から信じるチーム。
第4回『ファーザー・アンド・キッズ・デイ』がジャガーズのトレーニングキャンプで開かれ、1800人を超える親子が参加してジャガーズの練習を見学し、良い父であることの重要性についての選手やスタッフの話に耳を傾けた。
話をしたジャガーズのQBマーク・ブルネルは、参加した父親たちに子供の模範的存在になるよう訴えた。
「どのような仕事をしていようとも、あなたの一番重要な責務は父親であることなのです。これ以上に大切な仕事はありません」とブルネル。
ジャガーズ基金の会長を務めるディローリス・バー・ウィーヴァーがこの日のプログラム開幕を宣言した。
「父親または母親であることは、多大な責任を伴います」とウィーヴァー。「子供を導き、子供を愛し、子供を指導してください」。
ジャガーズは、ウィーヴァーファミリー基金が、タンパに本拠を置き責任ある父親と父親が家族や地域社会にもたらす重要性を助長する非営利団体、ファミリー・ファーストとパートナー関係を結んだ1999年に『ファーザー・アンド・キッズ・デイ』をスタートさせた。
ファミリー・ファーストらの団体を支援する一方、ジャガーズは、恵まれない若者を助けるジャクソンヴィル地区のプログラムに510万ドルを寄付した。
ジャガーズ基金は、今年100万ドル以上の寄付をする予定で、学校内のドロップアウト防止プログラム、コミュニティーズ・イン・スクールズに7万3千9百82ドル、ユース・クライシス・センターには同プログラムの施設を改良するための5万ドルを寄付する。 |
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