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SUMMER,
2003 No.23
エヌエフエルレポート・ジャパン 2003年夏号 通巻23号
発行日: 2003年(平成15年)6月30日
発行所: NFL JAPAN(株) |
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(左)若手QBの中で最も注目を集めるジェッツQBチャド・ペニントン
(右)バッカニアーズの守護神、DBジョン・リンチ
NFL PHOTOS |
いよいよNFL TOKYO 2003(主催 NFL・株式会社東京ドーム・読売新聞社、後援 日本アメリカンフットボール協会・アメリカ大使館・産経新聞社・TOKYO FM・Inter FM・BAY FM・NACK5・FMヨコハマ、協賛 富士写真フイルム株式会社・カシオ計算機株式会社・東京コカ・コーラボトリング株式会社・ウイルソン、オフィシャルエアライン JAL)の開催が間近に迫ってきた。8月2日(土)午後6時、東京ドームで対戦するのは2003年1月のスーパーボウルチャンピオンのNFC南地区のタンパベイ・バッカニアーズと、AFC東地区のニューヨーク・ジェッツで、ともに初来日だ。東京で行われるNFLの試合としては2000年以来3年ぶりとなり、関東在住のファンにとっては待ちに待った日がやってくる。
日本でのキャンペーンには、ワシントン大とミネソタ・ヴァイキングズでOLを務めた経験を持つボブ・サップが登場しているのも話題だ。
試合でクローズアップされるのは、守備力のタンパベイ・バッカニアーズと攻撃力のニューヨーク・ジェッツの攻防戦だろう。4月に行われたドラフトで加入したルーキーを含め、若手選手の起用からも目が離せない。
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古巣バッカニアーズと対戦するジェッツのヘッドコーチ、ハーマン・エドワーズ
Kyoko Watanabe/NFL JAPAN |
バッカニアーズが2003年1月の第37回スーパーボウルを制した原動力となったのは、リーグナンバー・ワンを誇る鉄壁の守備陣だ。リーグのベスト・ディフェンシブ・タックルとして名高いウォーレン・サップ、「彼が加入したからスーパーボウルを制覇できた」と言われるディフェンシブエンドのシメオン・ライス、チーム生え抜きでビッグプレーを連発するラインバッカーのデリック・ブルックスらが守備フロントに君臨し、最後の砦には守備のキーマンであり頭脳派セーフティであるジョン・リンチが控える。攻撃を率いるQBブラッド・ジョンソンはスキルポジションの選手を最大限に生かすクォーターバッキングが身上。ルーキーのクリス・シムズは第21回スーパーボウルでMVPを獲得したフィル・シムズ(ニューヨーク・ジャイアンツ)の息子で、テキサス大でエースを務めた逸材。バッカニアーズには長年いなかったサウスポーだ。3年前にジェッツから移籍したワイドレシーバーのキーション・ジョンソンは、古巣との対決となる。また、スペシャルチームに大きな貢献をしているキッカーのマーティン・グラマティカは、ニックネームを「オートマティカ」と付けられるほど、正確なキックを繰り出す。グラマティカ一家はアルゼンチン移民の家系で、弟のビルもカーディナルスでキッカーを務めている。
対するジェッツ攻撃陣の切り札は、若きエースクォーターバックのチャド・ペニントン。リーグ屈指のパス力を誇るが、自らのランも脅威だ。判断力に優れ、土壇場に強いのが特徴だ。ラン、レシーブ、ブロックのすべてに優れるランニングバックのカーティス・マーティンがバックフィールドの中心を担う。昨季パス成功率68.9%とリーグ1位を記録したペニントンのパスを受けるのは、チャージャーズから移籍したベテランのカーティス・カンウェイと、競り合いに強いウェイン・クレベットだ。オフェンスラインも実力派揃いで、堅実な攻撃展開が予想される。守備陣はベテラン揃いで、新旧交代をどのように行っていくかが注目だ。5月のNFL ON TOURでも来日したラインバッカーのマーヴィン・ジョーンズやモー・ルイス、パスラッシュに優れるディフェンシブエンドのジョン・エイブラハムらが中心となる。ルーキーで注目はケンタッキー大出身のディフェンスタックルのデュエイン・ロバートソン。144キロの巨漢だがパワーだけでなくスピードも兼ね備えており、開幕先発も予想されるほどだ。
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バッカニアーズをスーパーボウル・チャンピオンに導いたヘッドコーチのジョン・グルーデン
Kyoko Watanabe/NFL JAPAN |
今年は日本で開催されるアメリカンボウルとしては初めて土曜日の夕方6時のキックオフが予定されている。アメリカでは試合当日は朝からスタジアムの駐車場に人が集まり始め、思い思いにバーベキューなどをしながら試合を待ち望むことを「テールゲート・パーティ」と呼ぶが、今回は「試合の時間だけでなく、会場に向かうときから一日中NFLを楽しんでほしい」(NFLインターナショナル上級副社長ゴードン・スミートン)という狙いから、東京ドーム内でテールゲート・パーティが開催される予定だ。
日本で行われるアメリカンボウルは、今年で12回目で、アメリカンボウルが開催されている世界9カ国の中で最も多い。最多来日回数は、サンフランシスコ・フォーティナイナーズの3回だ。来日チームがその年のシーズン終幕を飾るスーパーボウルに出場したのは89年来日のフォーティナイナーズと、92年来日のダラス・カウボーイズで、ともにスーパーボウルで勝利を収めている。
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| 河口念願のNFL挑戦でSF入り |
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夢のNFL入りに新たな道を切り開いた河口選手(2002年8月19日対ブロンコズ)
(c)NFL JAPAN |
7年連続7度目のNFLヨーローッパリーグ(NFLEL)から帰国したラインバッカー河口正史(アムステルダム・アドミラルズ、30歳)が、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(NFC西地区、以下49ナーズと略)のトレーニングキャンプに参加することが、6月20日、発表された。
河口は昨年8月『NFL OSAKA 2002』に49ナーズの一員として参加。実力が認められ、日本人として初めて、その後の米国キャンプに参加、米国本土でのプレシーズンゲーム3試合に出場して、スペシャルチームで1タックルを記録したが、レギュラーシーズン直前に解雇された。
NFLでは、河口などの活躍を受けて2003年1月に、各チームにキャンプ開始時に80名に制限されているロースター枠外でNFLELに所属するナショナルプレーヤー(米国以外の国籍を持つ選手)1名の練習参加を認める特別規則を制定した。今回の河口の49ナーズのキャンプ参加も、この特別規則にのっとったもの。
49ナーズは今季、ヘッドコーチの交代によりコーチ陣も異動があったが、ジム・モーラ守備コーディネーターは続投が決まっている。河口も「環境、システムともなじみがある」と二年目の参加に自信を持っている。
夢のNFL選手への新たなスタートに立った河口は、「ようやくスタートラインに立てたという気持ちでいる。何としてもチームに残りたい」と、意気込みを語った。
河口は7月23日に渡米、25日からカリフォルニア州サンタクララにあるチームのヘッドクォーターにて行われるキャンプに初日から参加する。チームのロースター(登録選手名簿)はプレシーズン最終戦までに65名、開幕時に53名まで絞られる。厳しい競争を勝ち抜いて、日本人初のNFLプレーヤーとなるか、河口の熱き挑戦は続く。 |
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| NFLフラッグ世界大会日本で初開催! |
日本で初の開催となる第4回NFLフラッグフットボール・ワールドチャンピオンシップ(主催 National Football
League/NFL・NFL JAPAN・全日本フラッグフットボール協会、後援 外務省・調布市、運営協力 関東大学アメリカンフットボール連盟・日本フラッグフットボール連盟、協力 産経新聞社・スポーツオーソリティ・日本アメリカンフットボール協会・日本社会人アメリカンフットボール協会・関西アメリカンフットボール協会・東京都アメリカンフットボール協会、特別協賛
トヨタ自動車株式会社、協賛 三菱商事株式会社・株式会社リーボックジャパン・ウイルソン)の詳細が決まった。
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| 第3回大会で対戦した日本代表(白)と米国代表(青)(c)NFL JAPAN |
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| 第3回大会で、試合後に互いを称え合った日本代表(白)とメキシコ代表(緑)(c)NFL
JAPAN |
フラッグフットボールのグローバルな普及発展と、子供たちに夢を提供することを目的として始まったフラッグフットボール世界大会は、今回初めて、NFL(ナショナルフットボールリーグ)のプレシーズンゲームの一環としてアメリカ国外で行われるアメリカンボウル(NFL TOKYO 2003)と同じ時期に、同じ国で開催されることとなった。
今回の参加国は日本、韓国、タイ、オーストラリア、メキシコ、アメリカ、カナダ、スペイン、オーストリア、オランダ)の計10カ国。予選は5カ国ずつ2ブロックに分かれて行われ、7月31日、8月1日に第1ラウンド、第2ラウンドとなる総当たりのリーグ戦を戦い、予選ラウンド上位4カ国が8月2日の決勝ラウンドに進出する。
試合会場はサッカーJリーグの東京ヴェルディ1969、FC東京の本拠地となっている味の素スタジアム補助グラウンドのアミノバイタルフィールド(東京都調布市)で、総天然芝のグラウンドだ。
大会期間中には試合の他に様々なイベントが催される予定だ。7月31日13時からはNFL TOKYO 2003で来日するタンパベイ・バッカニアーズ・チアリーダーズと社会人Xリーグのオールスター・チアリーダーズ・ビーナスのスペシャルダンスパフォーマンスが繰り広げられる。8月2日12時から13時までは、「ドリームフィールド」を開設してフィールドを一般にも開放。フラッグフットボールを体験できる。また、大会期間中はアメリカンフットボール体感型アトラクションパークとして「NFLエクスペリエンス」を設置する予定だ。
フラッグフットボール世界大会のこれまでの優勝国は、第1回がオーストラリア、第2回、第3回がアメリカで、日本は第1回大会に出場した舞洲オリンポスジュニアの2位が最高。今回は地元開催ということもあり、初優勝の栄冠に期待がかかる。
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