Byパット・カーワン
(パット・カーワンはジェッツやバッカニアーズでアシスタントコーチやチームの選手人事担当、スカウトなどを務めた。また、選手との契約、トレード交渉、サラリーキャップの分析なども行っていた。)
最優秀選手:ブレット・ファーヴ(パッカーズ)
パッカーズがファーヴに頼っているほど、1人の選手の活躍にチームが左右されるチームはない。彼の1,706ヤードのパスと14TD、3INTからも見て取れる。毎年、新たなスター選手が生まれ、この選手こそがNFLで1番だと思わせることがあるが、ファーヴを超える選手は現れていない。
オフェンス最優秀選手:ドリュー・ブレッドソー(ビルズ)
ブレッドソーはバッファローで生まれ変わった。そしてチームも、ジム・ケリーらがいた頃の黄金時代に近づきつつある。ブレッドソーはNFLのパス部門をリードし、ドルフィンズ戦での23対10の勝利でこの賞はブレッドソーのものであると確信した。このままのペースで行くと5,000ヤードで32TDという、自己ベストを達成することになる。
ディフェンス最優秀選手:デリック・ブルックス(バッカニアーズ)
8サックをしているチームメイトのウォーレン・サップと判断に迷ったが、ブルックスは得点を上げているので選んだ。バッカニアーズはNFL1位のディフェンスであり、8試合で85得点を記録している。バッカニアーズはディフェンスで勝っている。オフェンスは得点でリーグ15位。ブルックスは4TDしており、36タックル、4インターセプト、1サックの成績。
オフェンス最優秀ルーキー:デイヴィッド・カー(テキサンズ)
テキサンズはオフェンス・ラインが安定していない。カーは7試合で44回のサックを受けた。しかし、彼はチームを2度の勝利に導いた。今後リーグを代表するQBに成長していくことを予想させる。
ディフェンス最優秀ルーキー:ジュリアス・ペッパーズ(パンサーズ)
ペッパーズは8試合で9サックを記録し、NFLリーダーである。また、3回のファンブルを誘発、1インターセプト、20タックルの成績。シーズン終了後にはNFLのディフェンス部門でのMVPも夢ではない。
最優秀チーム・フロント:
ビルズのトム・ドナホーとチャージャーズのジョン・バトラーの2人。ドナホーは非常に計画的にサラリーキャップの泥沼から抜け、ブレッドソーを好条件のトレードで獲得した。さらにブレッドソーを取り巻くプレーヤーにも、若くていい選手が育ってきている。バトラーがドラフトで2年前に選択した、ドリュー・ブリーズとラデイニアン・トムリンソン、そして今年招聘したヘッドコーチ マーティ・ショッテンハイマーらの活躍で、昨シーズン最下位だったチャージャーズがここまで首位にたっている。
最優秀ヘッドコーチ:
ドルフィンズのデイヴ・ウォンステッド、セインツのジム・ハズレット、イーグルス アンディ・リード、パッカーズ マイク・シャーマン、さらにチャージャーズ マーティ・ショッテンハイマーと難しいところだが、私は現時点ではショッテンハイマーを選ぶ。彼は経験のないQBで戦い、ディフェンスの要であるジュニア・セアウをケガで欠き、昨シーズン後にはレッドスキンズ・オーナー ダニエル・スナイダーに解雇されるという逆境の中、昨シーズン5勝11敗で終わったチームをここまでNFL1位タイの6勝1敗に導いている。
最優秀ディフェンシヴ・コーディネーター:モンテ・キフィン(バッカニアーズ)
キフィンに率いられたバッカニアーズ・ディフェンスはリーグ1位である。恐らく最も素晴らしいのは、アウェイのゲームで相手に42点しか許していないということだろう。その間チームは4勝1敗である。敵地で1試合平均8点しか取られていないというのは、立派な数字である。
最優秀オフェンシヴ・コーディネーター:ケヴィン・ギルブライド(ビルズ)
1年前、私はメディアでの仕事を考えていたケヴィンと、よく時間を共にした。彼はスティーラーズにコーデル・スチュアートを育てきれていないとの理由から解雇された。その前にはチャージャーズで、ライアン・リーフの失敗により解雇された。今シーズン、スチュアートは控えになり、リーフに至ってはフットボールをプレーしていない。ギルブライドはバッファローで新たなチャンスを得た。彼はブレッドソーをよみがえらせ、ビルズは得点でリーグ3位である。
最もエキサイティングな選手:マイケル・ヴィック(ファルコンズ)
ヴィックのプレー・スタイルがフットボールを変えることはない。なぜなら、同じようにプレーできる選手が他にはいないからだ。ヴィックには1,000ヤード・ラッシュを達成しながら2,000ヤード以上のパスを投げる能力がある。ヴィックはまだインターセプトを投げておらず、どのチームにもヴィックをスパイして、ポケットの中から出さないようにできる選手はいない。
最優秀トレード:
ビルズのブレッドソーかドルフィンズのリッキー・ウィリアムスかお好きな方を。
最も優れたコーチの決定:スティーラーズ ビル・カウワーのコーデル・スチュアートに代えてトミー・マドックスを投入した決断。マドックスがフィールド場に現れて以来、全てがスティーラーズにとっていい方向に進んだ。ジョン・フオックスがクリス・ウィンキに代えてロドニー・ピートを先発させたのが僅差での2位。
最も優れたオフシーズンの選択:
セインツ・フロントとヘッドコーチ ジム・ハズレットのリッキー・ウィリアムスとウィリー・ローフをトレードし、ジョー・ジョンソンとラロイ・グローヴァーと再契約しなかった決断。セインツはNFC南地区1位タイで、プレーオフ進出に向けていい位置を保っている。
最優秀フリーエージェント:モーテン・アンダーセン(チーフス)
チーフスは42歳のアンダーセンと低い年棒で契約したが、現在、アンダーセンは79点でNFL得点王。19回中17回のFGを成功させ、28回全てのエクストラ・ポイントを決めている。アンダーセンのシーズンでの自己ベストは1995年の122得点だが、このペースで行くと今シーズンが21年のキャリアでベストとなる可能性が高い。
最優秀ユーティリティー選手:マイケル・ルイス(セインツ)
セインツはルイスが29歳にして初めてNFL入りを果たした2年前、まだ磨かれていない宝石を見つけた。2001年、ルイスはリターン選手として46回ボールに触り843ヤード獲得した。そして8試合が終わった今シーズン、すでに65回ボールに触れ1,464ヤード獲得している。
復活賞:
毎年、シーズンが始まる前にはその年解雇されそうなヘッドコーチの名前が挙がり、その中から少なくとも1人は好成績を収める。ラムズがスーパーボウルを制覇した年のディック・ヴァミールがそうだった。今シーズンは、現在勝ち越しているファルコンズ ダン・リーヴスがその候補。
チームにとっての最悪のケガ:
オフェンス、ディフェンスどちらでも、1人のケガがそのチームのシーズンをがらりと変えてしまうことがある。今シーズンは、ブラウンズLBジャミア・ミラーに起きたケガがブラウンズのシーズンを180度変えた。ラムズQBカート・ワーナーのケガもその1つだ。
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