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マニング、すべての雑音をかき消す
 
このポストシーズンで、キャリアでのプレーオフ初勝利からスーパーボウルにあと1歩のところまで登りつめたコルツQBペイトン・マニング
 今シーズンのプレーオフが始まる数日前、ペイトン・マニングはこれまでの自己のプロキャリアを総括した。彼が残してきたものは決して悪くはなかった。事実、それは非常に良いものであった。だが、それは彼自身を満足させるには程遠いものだった。異彩を放つ素晴らしい数字が示す成績。それも彼の望むポストシーズンの成績とはかけ離れていた。実際、それは似ても似つかなかった・・・。それから2週間が経つ。時間というものはこれほどまでに早く変わるものなのだろうか。

 この2週間、マニングが手にしたプレーオフでの2つの勝利は、彼に対するポストシーズンでのイメージを一新させただけでなく、彼の存在を予想を越えて一気に高めることになった。4度のプロボウル出場経験を持つこのリーグを代表するQBは、プレーオフでは0勝3敗という成績で今シーズンを迎えた。この数字に、国内のメディアやファンは彼のポストシーズンでの能力に疑問の声を高めた。だが、先のポストシーズン2試合で、今シーズンのMVP共同受賞したマニングは”プレーオフでは勝てないQB”という汚名を返上し、他のまったく異なる存在へと変身を遂げた。

 NFL史上に残る、ファンの記憶に残る、そんな完璧に限りなく近い存在へ。

 「明らかに、ペイトンは桁外れた驚愕のプレーをしている。この2週間は彼は本当に素晴らしかった。」コルツのヘッドコーチ トニー・ダンジーは話す。そして、AFC南地区王者としてコルツ(12勝4敗)は、AFC東地区王者であるニューイングランド・ペイトリオッツ(14勝2敗)と米国東部標準時間午後3時、マサチューセッツ州フォックスボロでAFC王者をかけ相まみえる。

 桁外れ?素晴らしい?ダンジーが何気なく口にするそれらの言葉は決して言い過ぎではなく、ことごとく今のマニングに当てはまる。5シーズン連続で4000ヤード以上のパスを記録するNFL史上唯一のQBであるマニングは、今プレーオフで限りなく完璧に近づいた。

 プレーオフ第1ラウンド、コルツは昨年末12月21日にホームのインディアナポリスで17−31と一蹴されたデンヴァー・ブロンコズと対戦した。そのシーズン終盤第16週のサンデーナイトゲームでは、ブロンコズはコルツをシーズン最低の183ヤードに食い止めた。また、マニングも23回中12回のパス成功、わずか146ヤード獲得に封じ込められ、これもまたシーズン最低の成績に終わった。

 そして迎えたプレーオフ初戦ワイルドカード、マニングはブロンコズのディフェンスをズタズタに粉砕する。彼は18回中16回ものパスを成功させ327ヤードを獲得するともに、前半だけで4つのTDパスを決める大ブレイクを見せた。そして最終的にはトータル26回中22回のパス成功で377ヤードを記録、5TDを奪った。この2つのフランチャイズ・ポストシーズン記録に乗じて、コルツは41−10と見事ブロンコズにレギュラーシーズンのリベンジを果たした。

 続くカンザスシティ・チーフスとのディヴィジョナル・プレーオフ、この38−31の勝利は、数字上では前試合に記録したマニングのそれにはやや及ばないものの、非常に近い成績を残した。30回中22回のパス成功で304ヤードの獲得、そして3TDを記録したのに加え、被インターセプトは0だった。

 このプレーオフ2試合で記録したマニングの成績は、トータル56回中44回のパス成功で691ヤードの獲得、8TDで被インターセプトは0という輝かしいものだった。そしてさらに彼のQBレーティング156.9は、NFLシステムにおけるその満点までわずか1.4ポイントと迫る驚異的な数字だった。またチームとしても、コルツはまだプレーオフを通じてパントを1度も行っていない。

 コルツWRブランドン・ストークリーは言う。「これ以上の成績を残せるプレーヤーなんかちょっと想像できないよ。」このプレーオフでの2つの勝利の後、コルツの他プレーヤーやコーチ陣は尊敬を込めてマニングについてコメントし、彼がポストシーズンで勝てないと信じていた評論家たちを自ら沈黙させたことについて語った。デンヴァーとの試合の後、マニング自身もポストシーズンで初勝利をあげたことの安堵感を素直に認め、次のように語った。「肩の荷が下りて、本当にすっきりしたよ。でも僕はそうした批評で悩んだことは一度もなかったんだ。」彼はどんな時も自分自身の能力を信じてきた。

 「プレーオフでの0勝3敗という成績はそんなに気にならなかった。僕は言い訳はしない。それは単なる1つの事実にすぎなかったんだ。僕はただそれを本当に変えたかった。”よし、レギュラーシーズンは終った。さて次にプレーオフで彼がどうプレーするか見てみよう。”というような空気もあった。僕はそういうのはあまり好きじゃないんだ。」マニングは言う。

 「たとえプレーオフに出てまた初戦で負けたとしても、プレーオフに出れないシーズンよりずっとましなんだ。いつも言っているように、もしプレーオフで0勝8敗という結果になっても僕はそう思うよ。これから5年間ずっとプレーオフに出れないでいるよりは、自分自身に何度もチャンスを与え続けたいと思うんだ。」

 今、マニングはコルツとともにスーパーボウルに手の届く所までやって来ている。しかし今週、そこへ辿り着く道のりにポストシーズンで最も高い壁が立ちはだかる。コルツを迎え撃つ、ニューイングランド・ペイトリオッツの強力ディフェンス、そして名将ビル・ベリチック。

 NFL最高峰のディフェンス頭脳を誇るベリチック、彼はディフェンス・コーディネーターやヘッドコーチとしてこれまで9回、マニングに相対している。マニングが残した成績は4勝5敗。最近3試合をとってみると、コルツは1勝もあげていない。

 その9回の対戦でマニングは、パス成功率60.5%、獲得2288ヤード、15TD、そして被インターセプトを14回記録している。前回の対戦、今シーズンの第13週では、ペイトリオッツが38−34で接戦をものにした。マニングは48回中29回のパス成功で278ヤードの獲得、4TDを記録した。とりわけ、その4TDのうち3つは、コルツが4Qの途中10−31の劣勢から31−31の同点へ追い上げた後半に記録したものである。

 「試合が進むにつれて、我々の戦術が機能し始めた。」と、ダンジーは試合後にコメントした。

 とにもかくにも、今週日曜の結果がどうあれ、プレーオフにまつわるマニングの周囲の雑音はもう存在しないだろう。そして同様に、なぜ彼がプレーオフに勝つことができないかという議論が再び話題にのぼることはないだろう。マニングとダンジーは今、評論家たちが新たな話題を見つけるための舞台に立っている。ブロンコズを退けた後、メディアが新たな批評を思いつくまでの2,3日の間は勝利の余韻に浸ることができたことをマニングは告白した。「水曜日くらいまではできたかな。」彼は笑いながら話した。

 マニングは”それ”がQBというポジションの宿命だと話した。そしてダンジーは”それ”が現実になりうることだと話した。もちろん、マニングが過去2試合での成績をあと2試合でも記録しなければならない、というわけではない。ダンジーは語る。「我々は長い間そのことについて耳にしてきた。しかし、私にはペイトンが過去3週間以上の活躍をし得るのかわからない。でも私がこのチームに来て過去2シーズン、彼は本当に素晴らしいプレーを披露してくれた。マニングが私に見せてくれたのはすべて素晴らしいフットボールだったよ。それを国中に証明できたことは、私もとても嬉しく思っているよ。」

 「ペイトンはまた、スーパーボウルに勝ったことがないといったような類の疑問を持たれるかもしれないが、彼がいかなるタイプのQBかという疑問については、今回の活躍で払拭できたんじゃないかな。」


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