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| パンサーズ”Dライン” |
彼らは泥にまみれる男たちである。そして彼らはまた、常にそれほど多くの脚光を浴びることのない男たちである。しかしながら、カロライナ・パンサーズのDLが示した活躍は間違いなく注目に値する。2001シーズンのパンサーズDLは壊滅的な様相を見せ、チームもようやく1勝をあげるのが精一杯だった。だが、2002シーズンを迎えるとユニットは改善の兆候を見せ始め、チームも前年から6つ勝ち星を上積みさせた。そしてここから、すべてが良い方へ動き出した。
2003シーズン、カロライナ・パンサーズはNFCチャンピオンシップでフィラデルフィア・イーグルスを打ち破り、初のNFCタイトルを獲得し、9年のフランチャイズ史上初となるスーパーボウルへのチケットを手にした。
その偉業達成の大きな要因となったのは、前線で奮闘する4人の男たちだった。
左DEジュリアス・ペッパーズ、2002年のドラフト1巡全体2位指名でパンサーズに加入した彼はそのルーキーイヤーで12サックを記録する大活躍を見せた。左DTブレントソン・バックナー、今年でプロ10年目を迎えるそのベテランがチームの若いDLを支える。右DTクリス・ジェンキンス、2002シーズンに初のプロボウル出場を果たし、3シーズン目を迎える今年も2年連続でそのハワイ行きのチケットを手にした。右DEマイク・ラッカー、今シーズン12サックを記録した彼の成績はNFL8位、NFC4位という素晴らしいものだった。
胸に去来する思いを噛みしめながら、ラッカーは、2001シーズンの1勝15敗から2002シーズンの7勝9敗、そして今シーズンのスーパーボウル出場というチームのその驚異的な大躍進を振り返った。
「本当に厳しい道のりだった。」ラッカーは語る。「俺たちはいくつもの試練を乗り越えてきたんだ。そしてそれは同時に、俺たちを強くしてくれた。何かを築き上げていくためには、一度取り壊さなければならない。それが時間をかけて、試合を研究し始めることにつながったんだと思う。ちょうどワインみたいなもんだよ。時間とともに熟成していくんだ」。
フィラデルフィア・イーグルスのドノヴァン・マクナブのような機動力のあるQBと対戦することは、どんなDLにとっても常に大きな挑戦となる。この試合も違いはなかった。
「それがこの試合のすべてだった。」パンサーズがお見舞いしたマクナブへの5つのサックのうち1つを記録したラッカーは話す。「俺たちは前の週に彼のランを研究した。そして、マクナブ周辺の走るコースにプレッシャーをかけて走れないようにしたんだ。結果はご覧のとおりだよ」。
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| ディフェンスラインの中心、クリス・ジェンキンス(左)とジュリアス・ペッパーズ |
パンサーズがどれほどの道のりをやってきたのか、そしてさらにどこへ向かおうとしているのか、そんなトピックが出るのをノースカロライナのネイティヴたちは痛くなるほど耳にしてきた。一方で、ジュリアス・ペッパーズにはパンサーズがドン底を味わってきた時代の経験がない。
「チームが1勝15敗を体験した時、確かに私はここにはいなかった。でも、仲間たちがその話をするのをいつも聞いてきた。そして今、私は自分のことで嬉しく思う以上に、彼らに対して本当に嬉しく思うよ。」彼は続ける。「それはもう言葉にならない。まったく思い浮かばない。我々には最高の舞台での最後の試合が残っているんだ。本当に興奮しているよ」。
勝ち目が薄いという下馬評に関してはどうだろう。
「多くの人々が我々に期待していないのはわかっている。だからその分、逆に我々には何のプレッシャーもない。」彼は笑顔で話す。「我々には決め手がないと言う人々は、我々が今までしてきたことを見て欲しいね。」
ラッカーとともに2001年の1勝15敗シーズンを経験したクリス・ジェンキンスは自分たちの現在の成功が、どれほどの意味を持つかを知っている。
「すべてがあの1勝15敗からの宿命だったんだ。」ジェンキンスは言う。「しかし、俺たちはそれを言葉にしない。俺たちはただ証明となるものを得て、どこかでそれを始めるだけだ。黙ってそれを周囲に示すんだ。俺たちは今週それを証明する、毎週それを証明してきたようにな」。
最後の舞台で立ちはだかるのはスーパーボウルィィィヲへ14連勝で乗り込んできたニューイングランド・ペイトリオッツ、だがパンサーズの面々は気負うことなく自分たちが今できるプレーに集中する。
「俺たちは“スーパーボウルに到達する”能力が自分たちに備わっていたことを知った。」ラッカーは言明する。「“NFCチャンピオン”は今となっては俺たちの旅路において、単なるひとつのステップに過ぎなかった。俺たちの“ミッション”はまだ完了していない」。
彼らが示してきた力の証明の数々が、その“ミッション”を可能にする。 |