NFLは現地時間の3月20日、恒例のオーナー会議で2002年度に向けてのNFLルールの若干の変更を決定し、発表した。主な改正点は以下の通り。
- 地区編成が4チームごとの8ディビジョン制となることに伴い、プレーオフに進出するチームは各ディビジョンの優勝チームとそれに準ずる成績を収めた2つのワイルドカードチームとする。
- プレーオフ進出を決めるタイブレーク制(勝率が同じ複数のチーム間で順位を決定する規約)における「共通の対戦相手に対する勝率」の重要性を従来よりも高める。新しい地区編成によって、同率で並んだチーム間で共通の相手と対戦した試合が14にもなる可能性があることから、「共通の対戦相手に対する勝率」がより重要となるからである。同率のチーム間で地区優勝チームを決定する際、「共通の対戦相手に対する勝率」は「直接対決」、「ディビジョン内対決における勝率」に次いで3番目に重要度の高い条項となる。ただし、ワイルドカード枠が3つ以上の同率のチームで争われる場合は、4番目に重要度の高い条項とされる。
- キックオフではフィールド上の選手が正当にボールに触れた瞬間から計時が再開される。従来は前後半の最終2分とオーバータイムだけにこのルールが適用されていた。
- 前後半の最終2分ではQBサックが起きても、ボールが次のプレーの開始されるべき位置に置かれるまでは時計が止まらない。従来はQBサックによって計時が止まっていたが、これではせっかくのディフェンスのビッグプレーもオフェンスに利点を与えてしまうという観点から改正された。
- ホームチームは相手チームがボールも所有権を持っているときに、人工的な騒音や音楽などを流してはいけない。
- 選手はパイロンに当たった場合でも、ラインに触れていなければアウトオブバウンズとは見なされない。
- プレーに継続して発生した反則はデッドボールファールとする。例えばチームが10ヤード進んでファーストダウンを更新したが、ダウン終了後にオフェンス選手がパーソナルファールやアンスポーツマンライクコンダクトの反則を犯した場合、プレー自体は有効とする。その後にプレーの終了した地点から15ヤードの罰退が適用される。
- ディフェンス選手が相手からボールをストリップする(掻き出す)行為は正当とされる。これは従来にも認められていたことだが、ルールブックの文言ではこれを禁じていた。今後この文言はルールブックから削除される。
- キッキングプレーにおけるチョップブロックはすべて反則となり、15ヤードの罰退となる。
- ターンオーバーが発生した瞬間からQBはディフェンダーとなるが、その場合でもそのQBに対してヘルメットからヒットすることは禁止する。QBがボールキャリアーにタックルしようとする場合でも、そのQBに対してヘルメットから当たりに行ってはならない。ただし、QBに対するブロックはルール上正当である限り制限されない。
|