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| 癌と闘うパンサーズLBマーク・フィールズ(左)とLBコーチ サム・ミルズ |
彼らが今シーズン、フィールドに立つことはなかったが、パンサーズLBマーク・フィールズとLBコーチ サム・ミルズはチームの快進撃に大きな役割を果たした。フィールズはホジキンズ病、ミルズは小腸癌という2人の癌への戦いを通じて、パンサーズ全体は第38回スーパーボウルに出場するための強さとインスピレーションを得た。
「2人は選手に対してだけではなく、我々スタッフ全員にとってとてつもないインスピレーションとなっている。」ヘッドコーチのジョン・フォックスは話す。「マークはよく姿を見せてくれるし、サムもシーズンを通じてコーチを続けてくれた。彼らはいつでもチームと一緒だ。」
ミルズとフィールズは現地時間木曜日ヒューストンのホテルで癌との戦いとチームの成功について語った。
「1選手として自分がプレーできない状態でチームメイトのプレーを見るのは複雑な気持ちだった。」昨シーズン127タックルと7.5サックでチームをリードしたフィールズは話す。「私とサムはチームの団結を高め、チームと一緒に戦うことでスーパーボウル出場に貢献できたのではないかと思う。日曜日には勝ってシャーロットに帰りたいね。でも、1選手としてこの場所に来るのは非常につらかった。選手なら誰でもスーパーボウルでプレーするのは夢だからね。サイドラインでできることは、仲間を勇気づけることで今シーズンはそれに徹してきた。」
パンサーズの選手やコーチたちは、シーズンを通して、背番号58(フィールズ)と51(ミルズの現役時代)の印刷されたTシャツをユニフォームの下に身につけており、2人にとっては何よりの勇気づけとなっている。去年の夏、チームが2人のことを知った時誰もが衝撃を受けた。
「チーム内は愛であふれている。」ミルズは言う。「チームメイトは我々に初日以来、100%のサポートをしてくれている。もちろん、それはとてつもないことだ。チームメイトとして試合で友人をサポートすることと、友人として、死の恐怖と戦う我々をサポートしてくれることはまったく別のことだ。本当にチームメイトにはよく助けられている。」
Tトッド・ステューシーはチームメイトとお金を出し合い、2人の家族全員に年間を通して特別に栄養のバランスをとれた食事ができるようシェフを雇った。
「彼らの病気にとって栄養はとても大切だということを知っていたからね。そうすることで彼らの家族が心配することを1つ減らすことができる。カードや花などもいいけど、我々はもっと長続きして、助けになることをしたかった。」
クリスマスプレゼントとしてディフェンスコーディネーター マイク・トローバックはミルズをプロボウルでハワイに招待しようと考えた。3時間もしないうちにトローバックの手元には6000ドルが集まった。「サムに渡したら、泣いていたよ。」
選手、コーチ、チームはお互いに助け合い、そのことでお互いが利益を得ている。
「勝利は何よりもいい薬だ。チームが逆境から反撃するのを見ると、我々も状況がどうであれ、日々の生活で大切なのはあきらめないことだと気づかされる。それが、このチームの特徴でもある。このチームの戦い、ガッツ、決意を見ると本当に勇気づけられる。これらは何よりもいい薬だ。」ミルズは語った。
2人は癌の戦いという経験を共有し、お互いに助け合う。それは時として2人の立場を逆転させる。
「マークは私よりも早く治療を開始していたので、マークにはよく電話をする。」ミルズは化学療法について話す。「マークに電話をすると何が行われるのかということをコーチしてくれる。私はマークをコーチしていたのだが、1ヵ月後にはマークが私をコーチすることになっていた。化学療法というものは時として非常につらいが、それにも耐えなければいけない。人生にはいい日も悪い日もあるが、私は毎日、今日という日が迎えられることで嬉しくなる。」
「サムと一緒に戦うことで私自身とても勇気づけられる。」フィールズは言う。「お互いの状況をよく分かっているし、サムと話をすると何が起きているのかよく分かる。だから我々は2人で癌との戦いに挑んでいるのだ。」
フィールズは治療を終え、来シーズンにはフィールドに戻ってくることが期待されている。ミルズは化学療法を続けており、ヒューストンに来る前の水曜日にもシャーロットで治療を受けた。
「常にポジティブでいなくてはならない。」ミルズは言う。「誰もが素晴らしい毎日を過ごしているわけではない。ものごとがうまくいかない時期もあるだろう。しかし大切なのはそこから這い上がることだ。それが人生である。だれもこんな病気にかかりたくないが、かかる人間は必ずいる。我々はたまたまその病気になっただけで、あきらめずに戦い続ける。」
シーズンを通してそうであったように、パンサーズは日曜日にリライアントスタジアムで自分達の戦いを完結すべく、ペイトリオッツと対戦する。そして今まで通りミルズとフィールズは自らの戦い同様にこの試合に臨むだろう。
「私はNFLに18年いるが、この週末を待ちわびていた。日曜日には若い選手達が勝つために良いプレーをするのを見守りたい。選手時代にもチャンスがあったが、ようやくコーチになってスーパーボウルにたどりついた。スーパーボウルに勝つというのは大きな目標であり、それを目前にしてとても感情的になっている。我々はスーパーボウルチャンピオンになる目前まできているのだ。」ミルズは力強く言った。
そしてここヒューストンで2人はチーム史上最大の戦いに挑む。 |