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私が考えるに、この対戦には素晴らしい試合となるべくさまざまな要素が含まれている。ファンの方々には、この2チームがここまで来るべくして来たことをわかってもらいたい。この試合はおそらくいい試合となる。
まずこの試合では、ディフェンス出身の優秀なコーチ同士が対決する。ペイトリオッツのビル・ベリチックとパンサーズのジョン・フォックスは、ヘッドコーチとして本当に素晴らしい仕事をしている。私は2人に対して大いなる敬意を表したい。ベリチックはフォックスよりもディフェンスのエキスパートとして名が知られているが、フォックスもどのように試合に勝つかということに関して明確なビジョンを持ち、短期間にチームをよみがえらせた。パンサーズは強力なディフェンス、よいラン攻撃とあまりミスを起こさないQBで勝負をする。ベリチックのチームも一緒だか、ペイトリオッツはよりQBの力に頼る。
両チームともゲームプランを準備するための優秀なアシスタントコーチが揃っている。パンサーズのダン・ヘニング、ペイトリオッツのチャーリー・ワイスは、長年に渡りNFLでコーチを務める才能あるオフェンス・コーディネーターであり、チームが勝利する可能性を最大限に高める的確なプレーコールをする。パンサーズQBジェイク・デロームとペイトリオッツQBトム・ブレイディは、プレーオフを通してあまりミスを犯すことなく正確なパスを投げている。ミスが少ないことが、両チームが第38回スーパーボウルで激突する理由の1つでもある。おそらくデロームはまだあまり知られてはいないが、彼こそがパンサーズがスーパーボウルでプレーする理由なのだ。
この2チームの強みは、パンサーズはマイク・トローバック、ペイトリオッツはロミオ・クレネルが指揮するディフェンスにある。昨シーズンにディフェンスライン・コーチを務めたトローバックは非常によい仕事をしており、リーグ最強のディフェンスラインがその何よりの証明である。パンサーズのLB陣は歴戦を通してディフェンス・スキームの中でうまく機能し、セカンダリーはプレーオフ期間中に急成長を見せている。ペイトリオッツディフェンスを見てみると、毎週毎週相手に合わせて理想的なスキームで臨んでいる。彼らはいつでも新たなことに挑戦をしており、それはおそらくそれらの変化に対応できるベテラン選手が多いことで可能となっているのだろう。両チームのオフェンスラインはいいプレーをしているが、スーパーボウルではどちらのチームも様々なブリッツを仕掛けてくることが予想されるので、それらを封じる必要がある。相手のブリッツを上手く読むことができるチームが、有利に試合を運ぶことになるだろう。
両チームともあまりミスを犯さないということは、今年のスーパーボウルがエキサイティングな戦いになるということだ。どちらのチームも、大差で相手を打ち負かすタイプではない。おそらく勝負の鍵をにぎるのは、ターンオーバーとなるだろう。どちらがミスを犯すのか?どちらがファンブルをするのか?そしてどちらがインターセプトを投げるのか?両チームともミスを犯さずにプレーを成功させるため、徹底的に練習をしてくることだろう。
ペイトリオッツに勝つには
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| QBトム・ブレイディに思い通りのプレーをさせないことがパンサーズの勝利へのカギとなる |
今シーズンはなぜか、ペイトリオッツを見る機会が多かった。彼らは毎週毎週、勝つために綿密に準備をしてくる。先に彼らのディフェンス・スキームの素晴らしさを伝えたが、オフェンスにも同じことが言える。ペイトリオッツは仮に相手がエンプティ・パッケージ(RBがおらず5人のWRを起用する)に苦しんでいるとわかると、同じ攻撃を多用する。彼らは4、5人のWRをフィールドに送りこむことや、Iフォーメーションで2人のTE使うことも恐れない。そのため相手ディフェンスは、様々なことに対して準備をする必要に迫られる。
パンサーズとしてはスーパーボウルで、あるパッケージに対して苦手意識を持つ余裕はない。パンサーズはペイトリオッツのデロームに対する戦略と同じように、ブレイディをワンパターンにする必要がある。ペイトリオッツをブレイディのパスだけで勝たざるをえない状況に追い込むのだ。ペイトリオッツにも充分なラン攻撃があり、プレーオフを通して調子を上げてきている。彼らはおそらくラン攻撃を試みるだろう。しかし、究極的にはペイトリオッツはパンサーズにあるフォーメーションに対して苦手意識を持たせ、それで攻撃をしかけてくるであろう。
ペイトリオッツがこのような攻撃をできる唯一の理由は、ブレイディにそれだけの能力があるからだ。彼は肩が強いだけでなく気持ちの面でも優れており、そのことでペイトリオッツはさまざまな攻撃をしかけることできる。ベリチックは頭の良い選手を好み、実際、フットボールをよく理解している選手でチームを固めている。多くのディフェンス選手達は自らの力で状況を判断でき、ある状況でブリッツを仕掛けるのは得策か否かといったような決断をすることができる。パンサーズがボールを進めるためには、ペイトリオッツのディフェンスに次はどんな攻撃でくるのか常に考えさせる状況を作らなければならないだろう。
パンサーズに勝つには
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| ペイトリオッツはパンサーズQBジェイク・デロームがパスを投げざるを得ない状況に追い込みたい |
ファルコンズ時代の2002年、我々は2度パンサーズに完封勝ちしたが、今のパンサーズはその時とは別にチームとなった。今シーズンはオーバータイム中のインターセプト・リターンTDで勝つことができたので、1勝1敗で終わった。パンサーズは熟成したチームとなり、若い選手をうまく取り込みながらディフェンスを機能させ続けている。2002年に我々はLBダン・モーガンのプレーを見た記憶はほとんどないが、今年の対戦では彼の活躍が目立っていた。フォックスのシステムでプレーが2年目となり馴染んできたというのが、各選手に大きな違いを生み出しているのだろう。
今シーズン、我々はホームでのQBマイケル・ヴィックの復帰戦でパンサーズに勝った。マイクの141ヤードのランが勝敗を分けた。しかし、ペイトリオッツがブレイディの足でパンサーズに勝つことはないであろう。パンサーズはラムズのような、QBがポケットに留まってパスを投げるチームを好む。パンサーズはQBにプレッシャーをかけることを得意とし、また、パンサーズ相手に継続的にラン攻撃を成功させるのは難しい。我々が成功を収められたのは、マイクを中心にプレーを組み立てたからだ。
ディフェンス面からは、デロームにプレッシャーを与えるというのが我々の戦術の1つだった。また、我々はパンサーズが接戦に持ち込み、試合最後に逆転するのが得意であることも知っていた。彼らは接戦に自信を持っているので、スーパーボウルでも同じような考えで臨むはずだ。
私の考えでは、カギを握るのはペイトリオッツが、パンサーズのラン攻撃を止められるかだ。パンサーズが思うように走っているとしたら危険信号である。パンサーズはランを多用して時間を消費させ、相手のオフェンスをフィールドから遠ざける。ブレイディに対する1番のディフェンスは、彼をサイドラインに留めておくことかもしれない。ペイトリオッツとしてはパンサーズをデロームのパスだけで勝たざるをえない状況に追い込みたい。デロームにパスを投げたいときにパスを投げさすのではなく、パスを投げさせるのだ。
予想
私はこのスーパーボウルが、史上最高の戦いとなる予感がする。両チームとも多くの領域で強く、弱点が少ない。スーパーボウルでは一方的な試合も多いが、この試合はそうならないと思う。一方的な展開になるとしたら、ペイトリオッツがコルツとのAFCチャンピオンシップの時のように、パンサーズから多くのターンオーバーを奪った場合だろう。逆のパターンとなる可能性は少ないと思う。
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