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フランチャイズ・タグを読む
 
by パット・カーワン
(パット・カーワンはジェッツやバッカニアーズでアシスタントコーチやチームの選手人事担当、スカウトなどを務めた。また、選手との契約、トレード交渉、サラリーキャップの分析なども行っていた。)
 
マニングにつけられた“フランチャイズ・タグ”は、コルツのサラリーキャップに約1800万ドルの負担を強いる
 1ヵ月前、NFL各チームの人事部門やメディアの間で、フリーエジェントに関するいくつかの興味深い名前が挙がった。チャールズ・ウッドソン(レイダース)、クリス・マカリスター(レイヴンズ)、チャンプ・ベイリー(レッドスキンズ)といったスターCBたちが、あなたのお気に入りのチームに新加入するかもしれないのである。しかしながら、彼らスター選手を自チームのロースターに残しておくために現所属チームにより“フランチャイズ・タグ”が発動され、先に挙げた3選手を含め10選手に“フランチャイズ・タグ”が付いている。つまり、実際は獲得可能なスーパースターたちは減っているのである。
 もしドラフトの1週間前にトップ15選手のうち10選手がもう現役でプレーしないと発表したらどうだろうか。先に言及したCBたち同様に、OTオーランド・ペイス(ラムズ)、ウォルター・ジョーンズ(パッカーズ)、QBペイトン・マニング(コルツ)、Sドノヴィン・ダリアス(ジャガーズ)、DEダレン・ハワード(セインツ)、そしてLBジュリアン・ピーターソン(49ers)などの選手は、チームがトレードに出すか、後に解雇しない限り他のチームでプレーするということはないだろう。では、チーフスのOTジョン・テイトのケースをとってみよう。彼の場合、あまり知られていない“トランジション・タグ”というものをチームから受けた。それは現保有チームが他のチームによるオファーに競合することはできるが、少なくともテイトは他のチームとの交渉の場を持つことができることを意味する。しかし、これらの“タグ”は非常に高額であり、頭のいいチームはタグを使用したチームのロースターを研究し、サラリーキャップの空きを生み出すためにどの選手が“犠牲者”となるかを見極める。
 フランチャイズ選手に関して今最も話題にあがっているのがペイトン・マニングである。フランチャイズ・タグのサラリーはそのポジションのトップ5サラリーの平均、もしくはその選手の前年度サラリーの120%、どちらかの数字の高額な方になる。マニングの昨年のサラリーは1500万ドルであり、そしてQBトップ5の平均サラリーは980万ドルだった。結果、彼のサラリーの方がより高額だったため、マニングは昨年のサラリーの120%が保証され、今季の年棒は1800万ドルに跳ね上がる。この数字は多くのサラリーキャップの空きを消すことになる。
 コルツのロースターはマニングのサラリーによって、大幅に変わるだろうと言われる。だが、それはけっして真実ではない。コルツのプレジデントであるビル・ポリアンは、この世界でのエキスパートである。もし彼が次に挙げる3人の選手のうち2人を解雇しサラリーキャップを節約するならば、マニングのサラリーを含めてもサラリーキャップの上限内に収まる。ところで、コルツは後々、一度解雇された選手と簡単に再度契約する、あるいは何選手かを解雇する代わりに多くの選手に減給の受け入れを要求するやり方もある。コルツのロースターを見ると、ちょうど私がジェッツのフリーエージェントなど人事を担当していた時を思い出す。私ならばQBブロック・ヒュアード(500万ドル)、DEチャド・ブラツキ(500万ドル)、そしてOTアダム・ミードウズ(500万ドル)をサラリーキャップの犠牲者として予想するだろう。彼らは、すでに存在する約700万ドルの空きに加えて、1500万ドルのサラリーキャップを生み出すことができる。これでマニングのサラリーはまったく問題にはならない。(※コルツは前述の2選手を含む5選手を現地時間2月27日に解雇、1730万ドルのキャップスペースを生み出した)
 オーランド・ペイスとウォルター・ジョーンズは再びタグを付けられた。過去数シーズン、この2選手との長期契約に至らなかった両チームは、これらの選手にフランチャイズ・タグを付けた。セントルイスとシアトルはサラリーキャップにかなりの余裕を持っており、スターOTにタグを付けるため、優秀な選手を解雇しなければならないという事態にはけっしてならないだろう。
 タグを付ける余裕のあるチームについて言えば、セインツとジャガーズも同様に広大な空きスペースを持ち、ハワードやダリアスのタグ付けのために犠牲者を出す可能性はほぼないだろう。しかし、レッドスキンズの状況は慎重な調査が必要となる。2月23日の時点で、彼らのサラリーキャップは身動きが取れないほど限界に近い状態だった。彼らは早いうちからスターCBチャンプ・ベイリーに680万ドルのフランチャイズ・タグを付けており、その額はすでにサラリーキャップに計上されていた。しかし、すでにサラリーキャップは100万ドル以下の状態にあったのである。彼らがDEブルース・スミスやLBジェシー・アームステッドの解雇を選択するのは、キャップの専門家や人事部門の人々にとって当然の処置だった。アームステッドは再契約される可能性はあるが、スミスの解雇は880万ドルの空きを生み出した。今レッドスキンズはQBマーク・ブルネルとの契約もほぼ決まり、フリーエージェント市場で積極的な動きを見せようとしている。
 各々異なるサラリーキャップ状況を持ち、フランチャイズ・タグを用いた次の3チームは、選手の市場調査を進める他チームにとって、良い機会を提供する可能性がある。オークランド・レイダース、デンヴァー・ブロンコズ、そしてグリーンベイ・パッカーズは何人かの選手を解雇しなければならないかもしれない。もちろん、もしチームが長期的、かつサラリーキャップにやさしい契約を結ぶことができれば、3月3日の前に彼らがサラリーキャップのために厳しい人事決定を下すのを避けることはできる。
 歴史が物語るように、選手の代理人やチームは締切り直前まで契約の締結には至ることはないだろう。事実、大抵のチーム幹部たちは、長期契約の締結が8月の前に実現することはないと認識している。もしブロンコズがベイリーとの契約に身を乗り出し、自チームのRBクリントン・ポーティスとの契約を解除するならば、彼らはもう数100万ドルのサラリーキャップの空きが必要になるだろう。ブロンコズは一方、MLBアル・ウィルソンと長期契約を結んだ。だが、彼の契約額は契約前にはチームのサラリーには計上されていなかった。
ブロンコズはこれらの契約が決定する前に、サラリーキャップを超過することが予測される。これによって、自由契約になる選手が何人か出てくるだろう。ウッドソンのフランチャイズ・タグがレイダースに打撃を与える時も、誰かが犠牲になることだろう。レイダースのサラリーキャップの空きは200万ドル以下、ウッドソンのタグは680万ドルである。同様に、パッカーズOTクリフトンのタグ700万ドルへも、グリーンベイのサラリーキャップに大きな影響を与えるだろう。パッカーズのサラリーキャップは約300万ドル以下の状態にある。他のチームは誰が犠牲者になるかを予測しようと、両チームのロースターを研究している。
 他チームの人事部門はその解雇を首を長くして待っている。彼らはその解雇選手にすぐに反応できるだけの情報を持ち、積極的な姿勢で準備していなければならない。サラリーキャップの空きを生み出すためにあぶり出される候補選手は誰か。オークランドでのその1番手候補はLBビル・ロマノウスキーになるだろう。彼は引退が予想されており、174万ドルのスペースを生み出すと見られている。次の候補はRBチャーリー・ガーナー。彼はまだ十分にプレーできる可能性を持っており、彼を調査するチームは少なくないだろう。彼はサラリーキャップで427万ドルの空きを生み出す計算である。
 ブロンコズについて言えば、WRエド・マキャフリー(347万ドル)、OTエフラム・サラーム(600万ドル)、TEドゥウェイン・カーズウェル(100万ドル)、FBマイク・アンダーソン(125万ドル)について、人事部門のオフィスでたくさんのビデオが研究されていることだろう。ブロンコズはキャップ・ビジネスにおいて、非常に想像力豊なフランチャイズであり、これらの選手たちを救ういくつかの方法を見つけるかもしれない。だが、プロの人事部門の人々はけっして危険を冒さないのも事実である。
 49ersはまだ全額計上されていないLBジュリアン・ピーターソンのタグについて、いくつかの決断をしなければならない。もしWRテレル・オーウェンスが他のチームと契約をした場合(※オーウェンスは手続き上のミスからFAとなれず、来シーズンも49ersが保有権を有することになる)、サンフランシスコは複雑なサラリーキャップの理論上、約200万ドルのスペースを得ることになる。しかし、彼らは残りのスペースをどこで得るのだろうか。多くの人々はRBギャリソン・ハーストに焦点を当てる。彼は150万ドルのスペースを生み出すと見られている。その他にはLBデレック・スミス、彼は160万ドルのスペースを提供するだろう。(※現地時間2月26日に49ersはハーストを含む3選手をカットした)
 8月の最終決定でのこまかい調整よりも、ずっと重要な年間ロースターの決定時期が今である。そして、この側面は恐らくプロフェッショナル・スポーツにおいてもっとも変化してきたところである。NFLに携わる多くの人々は今年のフリーエージェント期間における選手のレベルは未知であると考えている。そして、彼らはその準備期間を賢く使うために、いくつかの推測を評価過程に加えている。

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