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タイタンズの鉄人マッシューズがついに引退
 
 テネシー・タイタンズのOLブルース・マッシューズが正式に引退を発表した。19年間もの間ヒューストン/テネシー・オイラーズからタイタンズへと変遷したこのチーム一筋にプレーしてきた。通算296試合の出場はキッカーを除けばNFLの最多出場記録である。

 14回ものプロボウル出場を誇るマッシューズは現地時間7月15日、テキサス州ヒューストン市にある、チームオーナーのバド・アダムスのオフィスで会見を開き、公式の場で初めて引退を発表した。彼の背番号74はチームの永久欠番となるとともにタイタンズの殿堂に飾られることになった。その式典は12月8日のコルツとのホームゲームで執り行われる。

 歴代のOLのなかでも最高の選手の一人に数えられるマッシューズのトレードマークは選手生命の長さと故障に強いタフさであった。しかし、14回ものプロボウル出場と6回のオールプロ選出が物語るように、そのプレーの素晴らしさもまた歴代の名選手たちと並んで引けをとらないものである。長きにわたったNFL生活の中でプレーしたことのないOLのポジションはひとつもない。

 「彼が偉大なフットボール選手であることは疑うべくもない。でも、彼にとっては神と家族がフットボールよりも重要なものであったのだ。」とアダムスは語る。「私は彼のそういう考え方をとても尊重するし、そういう考え方を持っている選手だからこそ彼は類稀な人物であり、類稀なフットボール選手たり得たのだ。私たちは誇りを持って彼の背番号を永久欠番とし、わがチームの殿堂に飾りたいと思っている。そして、2007年に彼がプロフットボールの殿堂入りを果たすのを今から楽しみにしている」。

 オイラーズ/タイタンズでマッシューズはチーム記録となる229試合に連続先発出場し(1987年11月29日コルツ戦から始まる)、故障で欠場したことは1度もなかった。19年の現役生活もやはりチームレコードである。ひとつのチームでプレーし続けた年数ではラムズで20年間プレーしたジャッキー・スレーターに次ぐNFL歴代記録の2位となる。90年代に全試合に出場したNFL選手はマッシューズとOGランドール・マクダニエルだけである。

 マッシューズの現役生活はチームの42年におよぶ歴史の約半分にあたる。その間チームは151勝を挙げ、プレーオフには9回出場した。AFCセントラル優勝は3回、そして、1999年には唯一のAFC優勝とスーパーボウル出場を果たした。彼がOLとして貢献したQBは15人、RBは27人にもわたる。特にRBは5人の1,000ヤードラッシュ経験者を含んでいる(アール・キャンベル、マイク・ロゼール、ゲイリー・ブラウン、エディ・ジョージ、ロレンゾ・ホワイト)。彼がプレーしている間にオフェンスが1,000ヤードラッシュを記録したシーズンは9回、パスで3,000ヤードを獲得したシーズンは8回ある。さらに彼がプレーしたスタジアムは42にも及ぶ。

 マッシューズは1983年にオイラーズからドラフト1巡(全体の9番目)指名を受けてNFK入りした。ジェフ・フィッシャー現タイタンズヘッドコーチとチームメートだったUSC時代はオールアメリカにも選出されたことがある。フィッシャーの他にチームメートだったNFLの名選手ではチャールズ・ホワイト、マーカス・アレンらがいる。そして、マッシューズがともにプレーしたハイズマントロフィー受賞者は5人に上る(ホワイト、アレン、ロゼール、キャンベル、ジョージ)。
[2002年7月15日]
 

ール・タグリアブーNFLコミッショナーのコメント
「NFL選手はすべて最高のプレーヤーになりたいと思っている。ブルース・マッシューズはNFL入りして間もなくそのステータスを手に入れたばかりでなく、19年もの長きにわたってトッププレーヤーであり続けた。我々は彼がヒューストンとテネシーでフィールドの内外を問わず達成してきた多くの偉業を心から祝福したい。NFL関係者の中で彼の引退を哀しまない人たちがいるとすれば、相手チームのDLたちだけだろう」。

ジェフ・フィッシャーヘッドコーチのコメント
「私は彼のコーチであり、またかつて彼のチーメートだったことを名誉に思う。彼はフィールドの内外を問わず素晴らしい競技者だった。彼はアスリートとして他の追随を許さない素晴らしいものを持っていたし、また、彼特有の方法で周りの選手を上達させるのがうまかった。このことに加え、彼の家族や彼の人生そのものがブルースという人間のスピリットをよく表している。ブルース・マシューズはこのチームのみならず、NFLや引いてはすべてのスポーツ界でまさにギリシャ神話に出てくるタイタンのような存在であり続けるだろう」。

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