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| FAでレッドスキンズと契約したジェッツのOGランディ・トーマス |
今オフシーズンのフリーエージェント(FA)市場解禁から1週間も満たないながら、ワシントン・レッドスキンズの積極的な補強戦略が脚光を浴びている。前レイダースのDEリーガン・アップショー、前カウボーイズのDTブランドン・ノーブル、前ジェッツのKジョン・ホール、前バッカニアーズのQBロブ・ジョンソンなど、すでに7人の他球団FA選手の獲得を発表している。さらにラムズの2000年ドラフト1巡指名選手であるRBトラング・キャニデイトをトレードで獲得、放出した前エースRBスティーヴン・デイヴィスに代わるスターター候補の筆頭に据えられている。
そんな中でも最も目立つのは、攻撃ライン、特にGのポジションの重点的補強策だ。レッドスキンズにはクリス・サミュエルズ、ジョン・ジャンセンとリーグ屈指の若手Tコンビが在籍しており、攻撃ラインの外側は盤石。Cのポジションも、昨季開幕前にコルツからラリー・ムーアをFAで獲得し、昨季も16試合全試合で先発を務め、安定したパフォーマンスを見せた。課題は一貫して、Gのポジションの陣容固定だった。昨年8月のアメリカンボウル時点では無名選手を先発起用せざるを得なかった窮状はレギュラーシーズンが開幕してもまったく改善される気配はなく、昨シーズンだけでのべ7人の選手をGのポジションで先発起用(別表参照)。最多先発出場は、昨オフシーズンにトレードでジェッツから獲得したデイヴィッド・ラヴァーンの11試合に留まった。
この弱点を改善するため、ダニエル・スナイダーオーナー率いるレッドスキンズのG強化の方針は明確だ。FA市場解禁から間もなく、Gのポジションでは今オフシーズン最高評価のランディ・トーマス(前ジェッツ)を年平均400万ドル(約4億8000万円)と、Tのポジション並みの破格の条件で引き抜いた。さらに49ersでT、G双方のポジションで先発を務めてきたデイヴィッド・フィオーリも獲得。追ってブロンコスの元スターター、レニー・フリードマンと契約、さらに昨季途中に古巣復帰したベテランのトレイ・ジョンソンとも再契約した。
一方で、昨季最多先発のラヴァーンはキャニデイト獲得の代償としてラムズへ放出。昨季8試合先発と健闘した若手ウィルバート・ブラウンを除けば、昨季開幕時からGの陣容は一新されることとなった。
華麗なる『ファン&ガン』攻撃を駆り、大学界で猛威を振るった指揮官スティーヴ・スパリアーの手腕も、就任1年目の昨季は攻撃成績リーグ20位と振るわなかった。そんな中、Gの陣容一新とエースRB交替、つづいて前カウボーイズのWRラギーブ・イスマイル獲得も間近、と報じられている。レッドスキンズはオフェンスは顔触れを刷新し、今季をスパリアーのNFL版『ファン&ガン』実現の初年度としたい意向だ。
99年にオーナーに就任し、「100億円補強」でリーグの度肝を抜いたスナイダー。今年もその潤沢な資金力で、NFLのオフシーズンで旋風を巻き起こしそうだ。
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