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ドラフト制度

2002年フレズノ州立大からドラフト全体1位でヒューストン・テキサンズに指名されたQBデイヴィッド・カー
上位で指名が予想される選手は会場のマディソン・スクエア・ガーデンに呼ばれ、多数の家族や友人たちと指名の喜びを分かち合う
NFLのドラフトは毎年4月中に行われ、ドラフトを境に新たなシーズンの幕が開くと位置付けられることも多い。大きな特徴としては、戦力の均衡を保つため前シーズンの最下位チームから順番に指名を行っていく。

2日間にも渡るドラフトは7位指名まで行われ、初日に3巡目まで、2日目に4巡目から7巡目が行われる。1位から7位全てのラウンドで最下位チームから順に指名を行う。指名を行う各チームはラウンドごとに与えられる持ち時間内で選手の選択を行う。持ち時間は第1巡が15分、第2巡が10分。第3巡以降は5分となっている。この時間を過ぎると自動的にそのラウンドでの指名権を失ってしまう。チームは選手を選ばずに、指名権を他チームの指名権(その年または将来の)や、選手とトレードすることもある。(指名権と選手の場合もある。)

ドラフト当日は各チームのオーナーやGM、ヘッドコーチをはじめ、コーチ、スカウトらがチーム・ヘッドクォーターの“ウォールーム”と呼ばれる部屋に集まり、そこから指名を行う。ドラフトの行われるニューヨークには指名を伝えるチームスタッフを派遣する。“ウォールーム”内にはその年のドラフト候補選手に関するありとあらゆる情報が集まっている。チームは事前に、何度も何度も考えられる状況を想定して仮想ドラフトを行い、当日に備える。

 選手を選択する際には、身体能力だけでなく選手の性格や人間性がチームと一致するかも含めて評価をくだされる。チームによっては、何百問にも及ぶ心理テストをドラフト候補選手に課す場合もある。
ドラフトを受けるのは主に大学4年生。また、近年では4年生以外でも事前に申請をすればドラフト対象選手になり得る。しかし、その選手はドラフトで指名を受けなくても大学でのプレー資格を失うことになる。
NFLはドラフト制度を採用した初めてのスポーツリーグだった。その歴史は1936年までさかのぼる。当時、資金力のあるチームにばかりいい選手が集まり、結果、そのチームがさらに強くなり弱いチームとの格差はさらに拡がるという悪循環が続いていた。そこで、各チームのバランスを取り、全てのチームに勝つ機会を与えファンのリーグに対する興味を引き立てようとの考えのもとドラフト制度はスタート。現在も戦力均衡に対するその理念はNFL全体に流れており、ドラフトはNFLが成功を収めるための重要な役割を果たしてきた。
 
”ウォールーム”の様子   1936年史上初めてドラフトされた選手は、フィラデルフィア・イーグルスに指名を受けた史上初のハイズマン・トロフィー受賞者、シカゴ大RBジェイ・バーウェンジャー

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